記憶に頼らない医療を
すべての医療従事者に。

  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
Menu
  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
Menu
  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
  • 最新情報
  • サービス紹介
  • 事例紹介
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  1. お医者さんオンライン
  2. 口の中と歯の病気【歯科・口腔外科】
  3. う歯(むし歯)

う歯:原因は菌なの? 症状は? 放置するとどうなるの? 治療は?

更新日:2020/11/11

著者横瀬 敏志 | 明海大学歯学部 機能保存回復学講座保存治療学分野 教授

監修上野 尚雄 | 国立がん研究センター中央病院 歯科

  • 保存治療ならびに歯内療法専門医・指導医の横瀬 敏志と申します。
  • 保存治療と歯内療法とは、う歯(むし歯、う蝕とも呼ばれます)や歯の神経の治療をして、歯を抜かずに残す(歯を保存する)ための歯科治療です。
  • このページに来ていただいた方は、もしかすると「自分がむし歯になってしまった?」「歯がしみる!」と思って不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方へ、「う歯」について役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • どんな症状があるの?
  • どんな原因があるの?
  • よくなるために自分でできることはあるの?
  • どんなときにかかりつけの歯医者さんを受診したらよいの?
  • 歯医者さんに行くとどんな検査や治療が行われるの?
  • ガイドラインなど追加の情報を手に入れるには?
  • もっと知りたい! う歯のこと
まとめ
  • いったん穴があいてしまったう歯が自然に治ることは絶対にありません。
  • う歯をほうっておくと歯の神経がくさってしまい、あごの骨の中にある歯の根っこ(歯根)の先に膿の袋ができたりします。
  • う歯は心臓の病気の原因になることもあります。
  • う歯によって歯がギザギザになると、舌を傷つけ、口内炎を引き起こし、さらにほうっておくと舌がんの原因になることもあります。
  • 初期のう歯はなかなか気がつきませんので、歯医者さんで定期的に検診することをおすすめします。


どんな症状があるの?

  • う歯はその程度によって、CO、C1、C2、C3、およびC4の5つに分けられます。

う歯の程度

  • CO:歯の表面に小さく濁った色の部分(白濁)がみられ、穴がない状態です。まったくの無症状です。
  • C1:歯の表面のエナメル質という部分までう歯が進んだ状態です。歯の表面が白濁、小さな穴が確認されることがあり、症状はほとんどないか、冷たいものがしみるようになります。
  • C2:エナメル質を通り越してその内側の象牙質【ぞうげしつ】にまで進んだう歯です。歯の表面には穴があいて食べものが詰まりやすくなります。神経に近づくので、冷たいものによってするどい痛みが生じます。
  • C3:歯の内部の神経にまで進んだ状態です。歯には大きな穴があいてはげしい痛みがあり、冷たいものにも温かいものにも反応するなど自分でもはっきり症状を感じるようになります。ほうっておくとやがて痛みは軽減するものの、あごの骨の中にある歯根の先に膿の袋ができます。
  • C4:歯の形は完全にくずれて歯根の部分が一部残っている状態です。痛みはほとんどありませんが、噛んだときに痛みがあり、根の先には膿の袋がある場合が多いです。

図表1 う歯の程度

根面う蝕【こんめんうしょく】

  • う歯の特殊なものです。
  • ご高齢の方に多く、歯周病などで歯肉がちぢんで歯の根がむきだしになった場所に起こるう蝕です。
  • 根の周囲を取り囲むように茶褐色のう蝕が進行します。


どんな原因があるの?

  • う歯の原因はばい菌(細菌)です。細菌による感染症の1つであると言えます。
  • 歯垢【しこう】(プラーク)といわれる細菌のかたまりが、ねばりけのある物質をつくりだして歯の表面にくっつきます。
  • 細菌は食べものの中の糖分をえさにして酸をつくりだし、歯を溶かします。
  • 歯には、とくに歯垢のつきやすい場所があります。これは不潔域【ふけついき】と呼ばれ、う歯になりやすい場所です。

歯垢のつきやすい場所

  • 奥歯(臼歯【きゅうし】)の表面にある溝
  • 歯と歯の間
  • 歯の根もとの部分


よくなるために自分でできることはあるの?

  • う歯の原因は歯垢の中にいる細菌ですので、予防法はこの細菌を取り除くこと、つまり歯みがきがいちばん有効です。
  • ただし、単に歯ブラシを当てても効果がなく、むしろ歯を傷つけることがあります。適切な方法で、先ほど説明した不潔域を中心に、歯ブラシで歯垢を取り除くことが重要です。
  • フッ素を含む歯みがきペーストを使うのも効果があります。
  • 細菌は活動するのに糖分を利用するため、口の中に糖分が残っている食後30分以内の歯ブラシはとても効果的です。
  • 唾液【だえき】はう歯をおさえる効果があります。よく噛んで唾液がたくさんでるようにしてください。


どんなときにかかりつけの歯医者さんを受診したらよいの?

  • 初期のう歯をご自分でみつけることはむずかしいです。とくに気になる症状がなくても6か月に一度は歯科医院で検診を受けるようにしてください。
  • 次のような場合は、かかりつけの歯医者さんを受診してください。

歯医者さんの受診がすすめられる場合

  • 歯の表面に色がついたり、ざらざらしたりする(う歯のサインです)。
  • フロス(糸ようじ)で歯と歯のあいだを掃除すると引っかかる。
  • 食べ物がよく歯に挟まる。
  • 口臭がひどくなった(口臭の原因としては歯周病がありますが、う歯も進むと口臭の原因になります)。


歯医者さんに行くとどんな検査や治療が行われるの?

診査(検査)方法

  • 歯科医院では口の中を探針【たんしん】やミラー(鏡)などの器具を使って調べた後、レントゲン写真を撮る場合が多いです。
  • レントゲン写真は、2〜3本の歯を含む小さな写真を撮る場合と、あご全体の大きな写真を撮る場合があります。レントゲン写真を撮ると、ほとんどのう歯をみつけることができます。
  • レントゲン以外にも次のような診査方法があります。

レントゲン以外の診査方法

  • レーザー光線を利用したう歯検査機器:とくに初期のう歯の発見には有効です。
  • 電気抵抗値を利用した検査機器:う歯の深さを計測します。
  • う蝕検知液を利用した検査:う歯が特別に赤や青色に染まる液体を使用します。
  • 歯科用CT:歯根の先の膿の袋の状態をくわしく診査する場合に利用することがあります。

治療法

  • 初期のう歯の場合、再石灰化【さいせっかいか】させるためにフッ化物を塗る方法が中心になります。
  • 再石灰化とは、唾液とそれに含まれるカルシウムやリンによって歯の表面の溶けてしまったエナメル質が新しくつくられることです。
  • C1やC2などの穴があいてしまったう歯の場合、歯を削ってからコンポジットレジンという歯と同じ色の樹脂製の材料を詰めて歯を治します。
  • さらに穴が大きいときは、金属を使用した詰め物(メタルインレー)や銀歯をかぶせます。

コラム:感染症としてのう歯治療

  • う歯は細菌による感染症のひとつといえますが、残念ながらワクチンはありません。
  • 口の中にはふだんから棲んでいるいろいろな菌が存在しているため、抗生剤【こうせいざい】を飲んでもう歯を引き起こす細菌を完全にやっつけることはできません。


ガイドラインなど追加の情報を手に入れるには?

  • う歯の治療法に関しては、日本歯科保存学会編『う蝕治療ガイドライン、第2版』(永末書店、2015年)があり、MI(エムアイ:ミニマルインターベンション)という概念に従ってう蝕治療の方法が示されています。
  • くわしくは日本歯科保存学会のホームページ(www.hozon.or.jp)をご覧ください。


もっと知りたい! う歯のこと

  • う蝕に関して知っておいていただきたい話題をまとめました。

トゥースウエアー

  • 歯が損耗【そんもう】する現象として、う歯以外にもトゥースウエアーと呼ばれるものがあります。次の4種類があります。

トゥースウエアー

  • アブフラクション:歯ぎしりによって歯の根もとにくさび型に欠桁部分が生じる。
  • 咬耗症【こうもうしょう】:歯ぎしりなどによって歯がすり減る。
  • 摩耗症【まもうしょう】:器具の使用によって歯がすり減る。
  • 酸蝕症【さんしょくしょう】:化学物質、とくに酸性の物質によって歯が溶けてしまう。

う蝕のリスクファクター

  • う歯を発生、進行させるう蝕のリスクファクターとよばれる因子があります。これによって、う歯の発生や進行が予想できます。

う蝕のリスクファクター

  • 飲食の種類
  • お口の衛生状態
  • 唾液の分泌量(唾液がどれくらいでているか)

MI

  • MI(エムアイ:ミニマルインターベンション)は、FDI(国際歯科連盟)によって提唱されているう蝕治療の概念です。
  • 「からだに与える影響(侵襲)を最小限にする」という原則で、今日のう蝕治療の基本になっています。

MIによるう蝕治療の原則

  • 初期のう蝕により病的に変化した部分を再石灰化させる
  • う蝕の原因となる菌を減少させ、歯質の脱灰【だっかい】とう蝕の拡大を防止する
  • 必要最小限の歯の切削【せっさく】を行う
  • 補修復を行う
  • 患者教育を行いう蝕の発生や再発を防止する

お医者さんオンライン_お役立ちエピソードを募集

カテゴリー

  • よくある症状・病気
  • 中毒や外傷、咬傷など
  • 検査・処置
  • お薬・ワクチン
  • 心臓と血液の循環にかかわる病気【循環器科】
  • 消化にかかわる病気【消化器科】
  • 呼吸にかかわる病気【呼吸器科】
  • 神経の病気【脳神経内科】
  • あたま・脳の病気【脳外科】
  • 尿と泌尿器にかかわる病気【腎臓・泌尿器科】
  • 内分泌・ホルモンの病気【内分泌代謝・糖尿病内科】
  • 血液の病気【血液内科】
  • リウマチ・アレルギーにかかわる病気【アレルギー・膠原病科】
  • 細菌やウイルスでうつる病気【感染症科】
  • 子どもの病気【小児科】
  • 男性の病気【泌尿器科】
  • 女性の病気【婦人科】
  • 乳腺の病気【乳腺科】
  • 目・まぶたの病気【眼科】
  • 耳・鼻・のどの病気【耳鼻咽喉科】
  • 骨・筋肉の病気【整形外科】
  • ひふの病気【皮膚科】
  • こころ・精神の病気【精神科】
  • 口の中と歯の病気【歯科・口腔外科】

  • ホーム
  • ビジョン
  • 採用情報
  • 会社概要
  • サービス紹介
  • 今日の問診票
  • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 最新情報
  • 情報セキュリティ基本方針
  • プライバシーポリシー
  • 倫理委員会
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ