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急性リンパ性白血病:どんな病気?検査や治療は?完治できるの?

更新日:2020/11/11

著者山崎 悦子 | 横浜市立大学附属病院 臨床検査部 部長・准教授

監修神田 善伸 | 自治医科大学内科学講座血液学部門 教授

  • 血液専門医の山崎 悦子と申します。
  • このページに来ていただいたかたは、もしかするとご自分やご家族が突然「急性リンパ性白血病」と告げられて困惑されておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 急性リンパ性白血病は、どんな病気?
  • 急性リンパ性白血病と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?
  • 急性リンパ性白血病になりやすいのはどんな人?原因は?
  • どんな症状がでるの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • 抗がん剤にはどんな副作用があるの?
  • 治療の副作用が出たらどうすればよいの?
  • 治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
まとめ
  • 急性リンパ性白血病はどの年代の方もかかる血液のがんですが、特にお子さんがかかるがんの中では最も多いとされています。 
  • 急性リンパ性白血病をご自分で疑うことは難しいです。診断がついたらすぐ治療を始めます。
  • いくつかの抗がん剤を組み合わせた治療を繰り返し行い、全ての治療が終わるまで3年程度かかります。
  • お子さんの場合、治る患者さんも多くなっています。大人の方でも今後、治る患者さんが増えることが期待されます。


急性リンパ性白血病は、どんな病気?

  • 白血病【はっけつびょう】とは、血液を作る工場である骨髄【こつずい】で、未熟な血液細胞が「がん化」することによっておこる血液のがんです。
  • 急性リンパ性白血病(ALL)では、リンパ芽球という細胞ががん化して骨髄の中に増えてしまい、正常な白血球や赤血球、血小板を作ることが出来なくなります。
  • どの年代の方にも起こりますが、最も多いのはお子さんです。また、ご高齢の方にも多く発症します。
  • 急性リンパ性白血病は悪くなるスピードが速いため、診断がついたらすぐに治療を始める必要があります。

コラム:ALLの分類

  • ALLは、Bリンパ球に類似した性質を持つB前駆細胞型ALLと、Tリンパ球に類似した性質を持つT細胞型ALLに分類されます。B前駆細胞型ALLが全体の約8割を占めています。


急性リンパ性白血病と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?

  • 急性リンパ性白血病を自覚症状のみで疑うことは難しいですが、以下の症状に気づいたら、病院にご相談ください。また、複数の症状がある場合は、なるべく早く病院へ行かれることをお勧めします。

急性リンパ性白血病を疑う症状

  • 熱が続く
  • ぶつけた覚えがないのにあざが出来る
  • 鼻血や歯茎からの出血が止まりにくい
  • 息切れ、めまいがする


急性リンパ性白血病になりやすいのはどんな人?原因は?

  • 急性リンパ性白血病(ALL)はすべての年齢で発症しています。
  • お子さんのがんでは、ALLが最も高い頻度(子どもの人口10万人におよそ3人)で、特に3~5歳に多く、女の子よりも男の子にやや多いです。一方、大人の発症率は約10万人に1人程度で、ご高齢の方に多く発生します。
  • ALLの原因はまだわかっていません。遺伝子の異常が原因となることがありますが、なぜ異常が起こるかは分かっていません。
  • 原因が不明なため、予防法も明らかなものはまだありません。


どんな症状がでるの?

  • 急性リンパ性白血病の症状は、白血病細胞が増えることによる症状と、正常な血液細胞が作れなくなることによる症状に分かれます。

正常な血液細胞が不足することによる症状

  • 白血球が減ると、感染症にかかりやすくなり、熱がよく出るようになります。
  • 赤血球が減ると、貧血になり、息切れがする、めまいがする、疲れやすい、胸がドキドキするなどの症状が起こります。
  • 血小板が減ると、あざができやすくなったり、血が止まりにくくなります。

白血病細胞が増えることによる症状

  • 歯肉やリンパ節が腫れて、しこりができます。
  • 肝臓や脾臓が腫れて、おなかの圧迫感が出たり、食欲がなくなることがあります。
  • 頭痛や吐き気がするようになります。


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • 急性リンパ性白血病の検査は、診断のためと、体が治療に耐えられるかを確認するため、2つの目的で行われます。

診断のための検査

  • 血液検査:血液を採って、白血球、赤血球、血小板の数やがん細胞の割合などを調べます。
  • 骨髄検査:骨髄とは、骨の中にある血液の工場です。一般的には骨盤骨内に針を刺して、白血病細胞の割合や形態を調べます。同時に、染色体検査、遺伝子検査を行って、遺伝子に異常がないか、がん細胞がB細胞系かT細胞系かを確認します。

身体が治療に耐えられるか確認するための検査

  • 生化学検査:血液を採って、臓器のはたらきの異常がないか調べます。
  • 心電図:胸に電極をつけて、心臓の動きを確認します。
  • 胸部レントゲン検査:レントゲンで胸の写真を撮ります。
  • 全身CT検査:全身の臓器の形態などを確認します。


どんな治療があるの?

  • 急性リンパ性白血病は悪くなるスピードが速く、治療をしないと命にかかわる状態となります。診断されたらすぐに適切な治療を受けていただくことが勧められます。
  • 白血病の治療の基本は、体の中にいるがん細胞をゼロにすることです。まずは寛解【かんかい】といって、骨髄の中のがん細胞が5%以下になり、正常な血球が回復している状態をめざします。
  • ただし、抗がん剤などを使うと、いろいろな副作用も同時に起こってしまいます。ですから、急性リンパ性白血病に対する治療は、抗がん剤でがん細胞を直接攻撃する治療(化学療法、造血幹細胞移植、チロシンキナーゼ阻害薬)と、副作用や合併症に対する治療の2本立てで行われます。

化学療法

  • 抗がん剤による治療は、下記のようなスケジュールで行われることが多いです。なお、最近は、最初にステロイドによる治療を一週間程度行うことが多くなりました。

抗がん剤による治療の流れ

  • 寛解導入療法:入院していただき、数種類の抗がん剤を組み合わせて点滴し、がん細胞を一気に減らします。治療期間は約1カ月です。一度の治療でがん細胞の数があまり減らない場合、繰り返し行うことがあります。
  • 地固め療法:入院していただき、薬の組み合わせを変えて、数回点滴を行い、さらにがん細胞の数を減らします。治療期間は約半年です。
  • 強化維持療法:外来で約2年、数種類の抗がん剤を使って点滴していただきます。

※それぞれどの薬を使うかは複数の方法があります。実際に使われるお薬は、主治医の先生に確認してください。

造血幹細胞移植

  • 年齢が比較的若い(概ね65歳以下)、HLA適合ドナーがいる、治療が効きにくい染色体の異常や遺伝子の変異がある、化学療法を行ったがわずかに病変が残っているといった場合、化学療法だけではなく、造血幹細胞移植を行うことが勧められます。

チロシンキナーゼ阻害薬

  • 「フィラデルフィア染色体」という特徴的な染色体異常がある場合、分子標的療法であるチロシンキナーゼ阻害薬を抗がん剤と一緒に使います。また、この染色体がある場合、できれば造血幹細胞移植も行うことが勧められます。


抗がん剤にはどんな副作用があるの?

  • 抗がん剤を使っているとさまざまな副作用が起こってしまいます。ですが、起こりやすい副作用と副作用があらわれる時期はわかっていますので、必要な対処をしながら治療を行います。

治療開始から数日間

  • 発疹、発熱などのアレルギー症状がでる。
  • 吐き気がする、嘔吐してしまう、食欲がなくなる。
  • 体がだるくなる

治療開始から1〜2週間

  • 下痢、便秘、お腹の不快感がある。
  • 口内炎ができる。
  • 熱がでる。
  • 息切れがする、めまいがする、疲れやすくなる、血が止まりにくくなる。
  • 肝臓、腎臓に異常がでる。

治療開始から3〜4週間

  • 毛が抜ける、皮膚の色が暗くなる、皮膚が乾燥する。
  • 手足がしびれる。
  • 肝臓に異常がでる。

治療の副作用が出たらどうすればよいの?

  • 抗がん剤の副作用に対して、患者さんご自身で気を付けていただけることがあります。

副作用に対して自分でできる対処法

  • 基本的には副作用を抑える薬(例えば吐き気止めなど)が処方されますので、忘れず飲んでください。
  • 食事前やトイレ後などの手洗いと、うがいを習慣付けてください。
  • 歯磨きも毎食後行うことがすすめられます。その際、歯茎を傷つけないように柔らかい歯ブラシを使ってください。洗口液を使うときは、低刺激性のものを選んでください。
  • お風呂(シャワー)は、なるべく毎日入ってください。
  • 食事は、加熱したものや、調理してから長時間たっていないものを摂るように心がけてください。
  • 脱毛に対しては、帽子やウイッグなどを活用することをお勧めします。治療で抜けた髪はまた生えてきますが、髪質が変わることがあります。


治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?

  • お子さんの急性リンパ性白血病の場合、治療の効果が劇的によくなっています。約8割の患者さんで、根治することが期待できます。
  • 一方、大人の急性リンパ性白血病は、お子さんと比べると、治療の効果を上げることが難しく、6割の患者さんが再発すると言われています。5年生存率は15〜60歳で30〜40%と報告されています。
  • しかし最近では、大人に対しても小児と同じ治療を行うことで、治療成績がよくなっています。将来は治る患者さんが増えていくことも期待できます。


追加の情報を手に入れるには?

小児急性リンパ性白血病

  • 国立成育医療研究センター
  • https://www.ncchd.go.jp/hospital/sickness/children/all.html
  • 国立がん研究センター 希少がんセンター
  • https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/pediatric_leukemia/index.html

成人急性リンパ性白血病

  • 国立がん研究センター がん情報サービス
  • https://ganjoho.jp/public/cancer/ALL/index.html

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