記憶に頼らない医療を
すべての医療従事者に。

  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
Menu
  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
Menu
  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
  • 最新情報
  • サービス紹介
  • 事例紹介
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  1. お医者さんオンライン
  2. 女性の病気【婦人科】
  3. 子宮筋腫の手術

子宮筋腫の手術:どんな治療?入院期間や費用は?術後の生活は?

更新日:2020/11/11

著者山本 槙平1、前田 長正2 | 1:高知大学医学部産科婦人科学講座 特任助教、2:高知大学医学部産科婦人科学講座 教授

監修松原 茂樹 | 自治医科大学 名誉教授、客員教授 

  • 子宮筋腫は、30歳以上の女性では20〜30%にみられる一般的な疾患ですが、その位置や大きさによって様々な症状を引き起こし、女性の生活の質を落とします。
  • 子宮という妊娠分娩に関わる女性特有の臓器に発生するものですので、その治療について不安を感じている方が多いと思います。
  • 子宮筋腫に対する治療を理解するために役立つ情報や、手術後の妊娠・分娩に関わる情報をまとめました。

目次

  • どんな治療?
  • この治療の目的や効果は?
  • どういう人がこの治療を受けるべき?
  • 実際には、どのような種類があるの?どんなことをするの?
  • 他にどのような治療があるの?
  • 治療を受けるにあたって
  • 理解しておきたい リスクと合併症
  • 治療後について
  • 子宮全摘後の月経はどうなりますか?
  • 子宮を摘出することで身体の変化はあるのでしょうか?
  • 手術後の妊娠は可能ですか?
  • 手術後から妊娠までの期間はどれくらい必要ですか?
  • 手術後の分娩方法はどうなりますか?
まとめ
  • 子宮筋腫はありふれた病気ですが、その大きさや症状の有無(月経量が多い、貧血、圧迫症状など)によって治療が必要となります。
  • 手術療法は、子宮を残す「子宮筋腫核出術」と、子宮を残さない「子宮全摘術」の2つに分けられます。
  • 子宮筋腫核出術後に妊娠は出来ますが、合併症も起こりうるため、手術後の避妊する期間や赤ちゃんの産み方に注意が必要です。


どんな治療?

  • 子宮筋腫は症状の有無や年齢、今後妊娠の希望があるかどうかなどで治療法を決定します。
  • 治療方法としては、①定期的に経過をみる、②手術、③保存療法(子宮動脈塞栓術、GnRHアゴニスト療法・GnRHアンタゴニスト療法など)があります。
  • 子宮筋腫の手術方法は、子宮を残したいかどうかで変わります。残さなくてもよい場合は子宮をすべて取る子宮全摘術、残したい場合は子宮筋腫のみを取る子宮筋腫核出術を選択します。
  • 手術方法は子宮筋腫の大きさや位置などで決定します。

子宮筋腫の手術方法

  • お腹をあける手術
  • 腹腔鏡手術:お腹にカメラを入れて行う手術。
  • 腟式手術:腟から子宮を摘出する。
  • 子宮鏡手術:腟側から子宮にカメラを挿入して子宮筋腫を摘出する。


この治療の目的や効果は?

  • 子宮筋腫による症状の改善を目的とします。
  • 手術後は症状の改善を期待できます。子宮を残す子宮筋腫核出術の場合は、再発する可能性もあるため注意が必要です。

子宮筋腫の症状

  • 月経量が多い
  • 月経期間が長い
  • 月経に伴う貧血
  • 腹部の押される感じ
  • 下腹部痛
  • 排尿や排便の異常など


どういう人がこの治療を受けるべき?

  • 単純に子宮筋腫の大きさだけで治療の方針を決定することは難しいですが、長径5〜6cmあったら治療の対象とすることがのぞましいとされています。

治療が必要な方

  • 子宮筋腫による症状がある方
  • 位置や大きさが妊娠やお産に影響すると考えられる場合
  • 画像検査で悪性の腫瘍が否定できない場合


実際には、どのような種類があるの?どんなことをするの?

子宮全摘術

  • 子宮を支える組織を切りとった後、子宮と腟のつながっているところを切りとって子宮を取り出します。取り出した腟の端っこを縫い合わせた後、止血を確認して手術は終了です。
  • 年齢や患者さんの希望によっては卵巣や卵管を同時にとる場合もあります。

子宮筋腫核出術

  • 子宮筋腫を覆う子宮の筋肉を切りひらいて、子宮筋腫をとりだします。取り出した後は子宮の筋肉を縫って修復します。
  • 出血量を少なくするためにバソプレシンやエピネフリンといったお薬を子宮の筋肉に注射した後で子宮筋腫をとることが多いです。

開腹手術

  • お腹下部分を縦または横に切り開いて行います。
  • 縦に開くか横に開くかは子宮筋腫の大きさなどで決定します。

腹腔鏡手術

  • カメラや操作する器具を入れるために5〜12mm程度の筒(ポートと言います)をお腹に3〜4カ所立てる必要があります。

子宮鏡手術

  • 子宮の入り口を広げてからカメラを入れます。水を注入して子宮の中を観察し、電気メスで子宮筋腫を取出します。


他にどのような治療があるの?

  • 子宮筋腫の大きさや部位により下記の治療などの選択もあります。

定期的な経過観察

  • 子宮筋腫が巨大でなく、症状がないものは定期的な経過観察でかまいません。
  • ただし、急速に大きくなるものは子宮肉腫などの悪性の腫瘍も否定できないため定期的な診察が大切です。

保存療法

  • GnRHアゴニスト療法・GnRHアンタゴニスト療法:女性ホルモンの分泌を抑えるため月経が止まります。貧血や生活の質の改善を期待できます。さらに子宮筋腫を小さくする効果や圧迫症状の改善の効果もあります。しかし、長期間投与すると骨粗鬆症や更年期症状が問題となるため、投与可能期間は6ヶ月までとされています。
  • 子宮動脈塞栓術(UAE):子宮や子宮筋腫を栄養する血流を人工的に止めることで月経量の多さの改善や子宮筋腫を小さくする効果があります。合併症として痛みや感染などに注意が必要です。


治療を受けるにあたって

術前の評価

  • 手術を安全に行うために、手術前に心電図検査や胸部のレントゲン撮影、呼吸機能検査、血液の検査を行います。麻酔科の先生の評価なども行います。
  • 子宮筋腫の大きさや位置によっては手術中の出血量が多くなることが予想されます。その際はご自身の血液を事前に採取して貯めておく「自己血貯血」を行う事があります。


理解しておきたい リスクと合併症

  • 手術によって引き起こされる望ましくないことを合併症と言います。子宮筋腫手術の代表的な合併症を挙げます。
  • 術中・術後出血:手術中に血管を傷つけてしまった場合などに、出血量が多くなる可能性があります。出血量が非常に多くなった場合は、輸血が必要になることもあります。また、十分に止血を確認して手術を終了しても、稀に手術後に再度出血を生じる場合があります。
  • 術後感染:手術した部位にばい菌が感染し、手術後に発熱したり傷から膿が出ることがあります。感染を予防するために手術前から手術後にかけて抗菌薬を投与します。
  • 他臓器損傷:子宮の近くには膀胱、大腸や小腸、膀胱と腎臓をつなぐ尿管などの臓器が存在し、手術中にそれらを傷つけてしまうことがあります。これまでにお腹の手術を受けたことがある場合などで臓器同士がくっついていることがあり(癒着と言います)、リスクが高くなります。万が一傷ついてしまった場合は臓器を修復して手術を終了します。
  • 術後腸管麻痺:麻酔薬などの影響で、手術後は腸の動きが悪くなります。腸の動きが悪い状態が長引く場合は、食事を止めて点滴を行うことがあります。
  • 下肢静脈血栓症・肺塞栓症:手術で足などが動かない状況が続くと、血液の流れが悪くなり、血管の中で血の塊(血栓)が形成される場合があります。その血栓が肺の血管に流れ込むと、命にかかわるあぶない状態となります(肺塞栓症と言います)。手術中の血栓を予防するために弾性ストッキングを装着したり、間欠的空気圧迫装置(足をマッサージする機械)などを使用します。万が一、血栓症が発症した場合は、血栓を溶かすお薬を使用することもあります。手術後にできるだけ早く動き出すことも血栓の予防になります。全身状態が安定すれば、頑張って動き出すようにしてください。
  • 創部離開:お腹の傷が開いてしまうものです。傷の洗浄や抗菌薬内服だけで自然に治ることが多いですが、まれに再度縫合を必要とすることもあります。肥満や糖尿病の方に起こりやすいため注意が必要です。
  • バソプレシン使用に伴う合併症:出血量を減らす目的で使用するバソプレシンという薬剤は、合併症として血圧低下・脈が遅くなる・尿の量が減少するなどがあります。非常に稀ですが心停止・肺水腫などの危険な合併症の報告があります。バソプレシンの濃度を薄くして使用することや、心拍数が低下したら直ちに使用を中止することなどで合併症発症の発生を減らすようにしています。心不全、狭心症などの心疾患の他、喘息、てんかんなどを指摘されたことがある方はバソプレシンを使用できないため注意が必要です。
  • 子宮創部妊娠:子宮筋腫を取り出した場所に妊娠が成立することがあります。そのまま妊娠が進み胎児が大きくなると、子宮の筋肉が破れて子宮破裂と呼ばれる非常に危険な状態に陥ります。子宮創部妊娠のリスクを下げるために、子宮の傷が十分に治癒する期間として、術後6ヶ月間は避妊して頂くことが一般的です。
  • 癒着胎盤:手術後の妊娠で、子宮筋腫を取り出した場所に胎盤ができた場合、子宮の筋肉に胎盤が入り込み「癒着胎盤」とよばれる状態になることがあります。癒着胎盤は赤ちゃんを産む時に胎盤が出てこないために、無理に胎盤をはがそうとすると大量に出血するため、子宮をとらなければならない場合があります。


治療後について

手術後の妊娠について

  • 子宮の筋肉の中にできる筋腫(子宮筋層内筋腫)や子宮の内腔に飛び出る筋腫(子宮粘膜下筋腫)の手術後は、子宮創部妊娠に注意が必要です。手術後は3~6ヶ月ほどの避妊が必要です。
  • 子宮の外側に発生する筋腫(子宮漿膜下筋腫)の場合には避妊期間が必要ないこともあるため、手術後の妊娠については必ず主治医に相談しましょう。
  • 手術後に妊娠が成立した場合は、赤ちゃんの位置(子宮創部妊娠がないか)や胎盤の位置(癒着胎盤がないか)などに注意が必要です。

よくあるご質問 子宮筋腫

子宮全摘後の月経はどうなりますか?

  • 子宮を摘出しているので月経はなくなります。

子宮を摘出することで身体の変化はあるのでしょうか?

  • 卵巣を同時にとった場合は、更年期症状などが出現する可能性がありますが、子宮のみをとった場合は卵巣からの女性ホルモン分泌は保たれるため症状は特にありません。
  • 子宮という女性特有の臓器をとることで喪失感を自覚される方もおられます。

手術後の妊娠は可能ですか?

  • 子宮筋腫核出後の妊娠はできます。しかし、妊娠時には子宮創部妊娠や癒着胎盤に注意が必要です。

手術後から妊娠までの期間はどれくらい必要ですか?

  • 手術後に妊娠を許可できるまでの期間は3~6ヶ月程度が一般的です。とった子宮筋腫の位置によっては避妊期間が必要ない場合もあるので、具体的な期間については必ず主治医に確認してください。

手術後の分娩方法はどうなりますか?

  • 子宮筋腫核出の際に子宮の筋肉を切った場合は基本的に帝王切開で赤ちゃんを産むことになります。
  • 子宮筋腫の位置によっては経腟分娩が可能なこともあるので、必ず主治医に分娩方法を確認してください。

お医者さんオンライン_お役立ちエピソードを募集

カテゴリー

  • よくある症状・病気
  • 中毒や外傷、咬傷など
  • 検査・処置
  • お薬・ワクチン
  • 心臓と血液の循環にかかわる病気【循環器科】
  • 消化にかかわる病気【消化器科】
  • 呼吸にかかわる病気【呼吸器科】
  • 神経の病気【脳神経内科】
  • あたま・脳の病気【脳外科】
  • 尿と泌尿器にかかわる病気【腎臓・泌尿器科】
  • 内分泌・ホルモンの病気【内分泌代謝・糖尿病内科】
  • 血液の病気【血液内科】
  • リウマチ・アレルギーにかかわる病気【アレルギー・膠原病科】
  • 細菌やウイルスでうつる病気【感染症科】
  • 子どもの病気【小児科】
  • 男性の病気【泌尿器科】
  • 女性の病気【婦人科】
  • 乳腺の病気【乳腺科】
  • 目・まぶたの病気【眼科】
  • 耳・鼻・のどの病気【耳鼻咽喉科】
  • 骨・筋肉の病気【整形外科】
  • ひふの病気【皮膚科】
  • こころ・精神の病気【精神科】
  • 口の中と歯の病気【歯科・口腔外科】

  • ホーム
  • ビジョン
  • 採用情報
  • 会社概要
  • サービス紹介
  • 今日の問診票
  • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 最新情報
  • 情報セキュリティ基本方針
  • プライバシーポリシー
  • 倫理委員会
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ