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子宮頸がん:原因は?症状は?検査は?ワクチンは結局どうなの?治療はあるの?

更新日:2020/11/11

著者川名 敬 | 日本大学医学部産婦人科学系産婦人科学分野 主任教授

監修松原 茂樹 | 自治医科大学 名誉教授、客員教授 

  • 産婦人科医の川名 敬と申します。
  • このページに来ていただいたかたは、もしかすると「子宮頸がんワクチンについて知りたい」、または「子宮頸がんと診断されたけれど情報が少ない」と不安を感じておられるかもしれません。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 子宮頸がんは、どんな病気?
  • ヒトパピローマウイルスとは?
  • 子宮頸がんになるのはどういう人?
  • 子宮頸がんの症状は?
  • お医者さんに行ったらどんな検査があるの?
  • 子宮頸がんの進行度って何のこと?
  • 子宮頸がんにはどんな治療法があるの?
  • 子宮頸がんを予防する方法はあるの?
まとめ
  • 子宮頸がんとは、子宮頸部に発生したがんのことで、ヒトパピローマウイルス(HPVと略します)というウイルスの感染が原因です。
  • ヒトパピローマウイルスの感染は性行為によって起こります。
  • 初期の子宮頸がんには症状が全くなく、出血などの自覚症状がでるころには進行していることが多いです。そのため、HPVワクチンによる予防や子宮頸がん検診による早期発見が大切です。
  • 治療は根治手術と放射線治療があります。

子宮頸がんは、どんな病気?

  • まずは子宮について簡単に説明させてください。子宮は、頸部【けいぶ】と体部【たいぶ】の2つの部分に分かれています。妊娠したときに赤ちゃんが入っている部分が体部、お産の時に赤ちゃんが通る出口が頸部です。
  • 子宮頸がんとは、子宮頸部に発生したがんのことです。子宮頸がんの原因は、ほぼ全てがヒトパピローマウイルスというウイルスの感染によるものです。30歳台の方に最も多く発生しています。


ヒトパピローマウイルスとは?

  • 子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(ハイリスクHPVといいます)は、性行為によって感染するウイルスで、お風呂やプール、動物などの環境から感染することはありません。
  • 子宮頸部や腟【ちつ】に ヒトパピローマウイルスが感染しても、症状は全くなく、気づかれることはありません。ですが、成人女性の約8割が一生に一度はHPVに感染していると言われており、誰でも自然に感染している“ありふれたウイルス”です。


子宮頸がんになるのはどういう人?

  • HPVに感染した女性の約10人に1人が、子宮頸がんになる手前の状態である子宮頸部異形成を発症すると言われています。そして、子宮頸部異形成の患者さんのうち、約10人に1人が子宮頸がんに進むと言われています。つまり、 ヒトパピローマウイルスに感染した女性の約100人に1人が、子宮頸がんになります。
  • ヒトパピローマウイルスに感染した女性が子宮頸がんを発症するかどうかには、大きく2つの理由がわかっています。1つ目の理由は ヒトパピローマウイルスのタイプ、2つ目の理由は、個人の免疫(力)の違いです。

HPVのタイプ

  • ヒトパピローマウイルスには約200種のタイプ(型)があります。そのうち、HPV16型、HPV18型は子宮頸がんになりやすいタイプとされています。
  • しかし実際は、これらのタイプに感染しても病気にならない女性の方が多いです。

個人の免疫(力)の違い

  • ヒトパピローマウイルスに対する免疫を自然に獲得できた女性は、自分の力でHPV感染をコントロールでき、子宮頸がんにはなりません。もしくは、 ヒトパピローマウイルスワクチン接種によって感染自体を予防できます。


子宮頸がんの症状は?

  • 子宮頸部異形成や初期の子宮頸がんは、症状が全くありません。
  • がんが進行すると、生理でもないのに持続的に性器から出血したり、性行為の時などに出血しやすくなります。

子宮頸がん検診による早期発見の重要性

  • 初期の子宮頸がんは症状がないため、自覚症状に頼っていると、がんが悪化するまで気付くことができません。ですが、子宮頸がん検診を受けていただければ、早い段階から発見することが可能です。
  • 日本では、子宮頸がんの患者さんの3人に1人が死亡しています。がん検診の受診率が低く、がんの発見が遅れることが1つの原因とされています。
  • 子宮頸がんを確実に治すためには、がん検診による早期発見が不可欠なのです。


お医者さんに行ったらどんな検査があるの?

  • 子宮頸がん検診:腟から腟鏡という器具を挿入して、子宮頸部の内側の壁をこすって細胞を取り、異常な細胞がないかを調べます。性行為の経験があれば、痛みはなく簡単にできる検査です。
  • 病理組織検査:細胞の検査で異常があった場合は、子宮頸部の組織をけずって顕微鏡で調べる検査を行います。異常な細胞が、子宮頸部異形成か、子宮頸がんかを確認します。
  • 内診、コルポスコピー、超音波、CT、MRI:がんだった場合は、内診や、内視鏡を使ったコルポスコピー、超音波、CT、MRIなどの画像検査を行い、がんの拡がりやがんがどのくらい悪化しているのかを判定します。とくにCTやMRIでは全身を調べ、他の場所にがんが転移していないかも確認します。


子宮頸がんの進行度って何のこと?

  • 「がんがどの程度進んでいるか」を数字で表したものを「進行期(ステージ)」といい、治療方針を決めたり、治療後の効果を予測するのに使われています。
  • 病期は1~Ⅳ期に分類されており、内診や画像検査の結果で判定します。

子宮頸がんの進行期分類

  • I期:がんが子宮頸部にとどまっている状態。
  • II期:がんが腟壁(上2/3)または周辺結合織に達している状態。
  • III期:がんが腟壁(下1/3)または骨盤まで達している状態。
  • IV期:がんが遠くの臓器や膀胱・腸に拡がった状態。


子宮頸がんにはどんな治療法があるの?

  • 進行期I期、II期の患者さんの場合、根治手術または放射線療法が現在利用できる最良の治療です(標準治療といいます)。

根治手術

  • 根治手術とは、子宮頸がんの病変を切り取る手術です。病変が確実に取り除ける、病気の拡がりや転移の有無を正確に把握できるといった利点があるほか、卵巣を残せる可能性もあります。
  • 最近では、初期の子宮頸がんに対して、妊娠・出産を希望された患者さんに、赤ちゃんを育てる子宮体部と卵巣を残す手術も開発されました。
  • 合併症としては、おしっこが出にくくなるなどの尿路系の障害や、足のむくみなどが起こる可能性が稀にあります。

放射線治療

  • 放射線治療では、病変に放射線を当てて、子宮頸がんを小さくする治療です。
  • 放射線治療の利点としては、手術による身体への負担を避けることができ、入院しなくても治療が可能になる場合もあります。
  • 反面、治療期間が7~8週程度とやや長くなり、頻度は少ないながらも膀胱や腸、外陰、腟などに穴(瘻孔【ろうこう】といいます)ができるなどの晩期障害を引き起こす場合があります。


子宮頸がんを予防する方法はあるの?

HPVワクチン

  • ほぼ全ての子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)が原因ですから、ヒトパピローマウイルス に感染することを防げれば、子宮頸がんを予防できます。
  • このため、HPV16型、18型の感染を予防できるワクチン( ヒトパピローマウイルスワクチンといいます)が開発されました。2007年から接種が開始され、全世界で数億人の女性がHPVワクチンを接種しており、ワクチンを接種した世代の女性では子宮頸がんの発生率が約90%減少したことが報告されています。
  • ヒトパピローマウイルスは性行為で感染することから、性行為を開始する前にワクチン接種することが最も効果的です。そのため、接種の対象は中学生、高校生の女子になっている国が多いです。
  • 日本でもHPVワクチンは定期接種となっており、12~16歳の女子は無料で接種できます。

子宮頸がん検診

  • 子宮頸がん検診は、最も優れたがん検診システムです。 ヒトパピローマウイルスワクチン接種をしていない女性はがん検診を定期的に受けていただくことで、がんを回避できます。
  • 子宮頸部異形成が発見された場合、適切な管理を行えば、子宮頸がんになるリスクを回避できます。

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