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ホジキンリンパ腫:どんな病気?検査や治療は?完治できるの?

更新日:2020/11/11

著者丸山 大 | 国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科 外来医長

監修神田 善伸 | 自治医科大学内科学講座血液学部門 教授

  • 血液専門医・がん薬物療法専門医の丸山 大と申します。
  • このページに来ていただいたかたは、もしかするとご自分やご家族がホジキンリンパ腫と診断され、どのような病気だろうかと思って不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • ホジキンリンパ腫は、どんな病気?
  • ホジキンリンパ腫と思ったら、どんなときに病院への受診したらよいの?
  • ホジキンリンパ腫になりやすいのはどんな人?原因は?
  • どんな症状がでるの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • 治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?
  • 予防のためにできることは?
  • 治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
  • おわりに
まとめ
  • 2週間たっても治らないリンパ節の腫れがあった場合は病院を受診しましょう。
  • ホジキンリンパ腫は標準治療で治ることが期待できます。
  • もし再発しても有効な治療方法があります。
  • 治療中および治療後も、なるべく普段通りの生活を送ってください。
  • 診断や治療で分からないことがあったら、セカンドオピニオンを利用する方法もあります。


ホジキンリンパ腫は、どんな病気?

  • ホジキンリンパ腫とは、リンパ球(白血球の一種で免疫機能を持つ)の一部が「がん化」した悪性リンパ腫の1つです。
  • 日本では、ホジキンリンパ腫は悪性リンパ腫全体の10%未満と、比較的稀なタイプのリンパ腫です。
  • 症状としては、首や脇のリンパ節の腫れに気づくことが多いですが、特に症状なく、検診のレントゲンやCT検査でリンパ節の腫れなどを指摘されて発見されることも少なくありません。

コラム:ホジキンリンパ腫のタイプ

  • 「ホジキン」とは1832年にこの病気を報告したイギリス人の医師の名前です(トーマス・ホジキン先生)。なので「ホジキン先生が報告したタイプのリンパ腫」といった意味です。
  • ホジキンリンパ腫以外のタイプのリンパ腫は、いわゆる「非ホジキンリンパ腫」と呼ばれます。「ホジキン先生が報告したタイプじゃないリンパ腫」と言う意味ですね。がん化したリンパ球の種類が異なり、病態や治療方法が異なります。
  • ホジキンリンパ腫は「結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫」と「古典的ホジキンリンパ腫」に大別されます。
  • 「古典的ホジキンリンパ腫」はさらに以下の4つのタイプに分類されます。①結節硬化型ホジキンリンパ腫 ②混合細胞型ホジキンリンパ腫 ③リンパ球豊富型ホジキンリンパ腫 ④リンパ球減少型ホジキンリンパ腫
  • 「結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫」は、ホジキンリンパ腫のうち5%程度のとても稀なタイプです。
  • 「古典的ホジキンリンパ腫」のうち、結節硬化型ホジキンリンパ腫と混合細胞型ホジキンリンパ腫が、最も多いタイプです。


ホジキンリンパ腫と思ったら、どんなときに病院への受診したらよいの?

  • 患者さんがご自身で「ホジキンリンパ腫かもしれない」と思うことはほとんど無いと思います。
  • 2週間たっても治らないリンパ節の腫れがあった場合は、近くの病院を受診してください。ただし、リンパ節が腫れたからといって、リンパ腫であるとは限りません。
  • まずは内科や、(首のリンパ節の腫れであれば)耳鼻科などを受診されれば良いと思います。

コラム:リンパ腫の腫れ

  • リンパ節が腫れる原因はさまざまです。多くの場合は感染症(細菌やウィルス)による一時的な腫れです。その他には、免疫系の影響(膠原病、サルコイドーシスなど)が、「がん」以外の原因として挙げられます。
  • 「がん」によるリンパ節の腫れとして、悪性リンパ腫が挙げられます。また、他の悪性腫瘍によってリンパ節が腫れることもあります。


ホジキンリンパ腫になりやすいのはどんな人?原因は?

  • ホジキンリンパ腫の原因は分かりません。基本的には遺伝はせず、他人にうつすこともありません。

コラム:ホジキンリンパ腫を発症した患者さんの特徴

  • 「ホジキンリンパ腫を発症しやすい人」がいるわけではありませんが、ホジキンリンパ腫を発症した患者さんとして、以下の特徴が挙げられます。
  • 「結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫」は30~40歳代の男性が多いと言われています。
  • 「結節硬化型ホジキンリンパ腫」は20~30歳代の若い患者さんが多いです。
  • 「混合細胞型ホジキンリンパ腫」は50~60歳代の患者さんが多いです。


どんな症状がでるの?

  • 症状としては、リンパ節の腫れ(首や脇、足の付け根など)が最も多いです。リンパ腫によるリンパ節の腫れとして、痛みがないのが典型的です。
  • 無症状で発見されることもあります。この場合は、たまたま検診などで受けたレントゲンやCT検査などで、リンパ節の腫れを指摘されて発見されることが多いです。
  • 一部のリンパ腫では、腫瘍による圧迫で胸が押されている感じや咳・息苦しさを自覚することもあります。
  • 病気が進行すると、熱が出る、寝汗をかく、体重が減るなどの全身症状が出現することもあります。


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • ホジキンリンパ腫の診断のためには、腫れているリンパ節などから組織を採って(生検と言います)、顕微鏡で詳しく観察して診断することが必要です(病理検査と言います)。局所麻酔で採ることが多いですが、胸やお腹の奥にある場合は、全身麻酔で採ることもあります。
  • 血液検査、尿検査、レントゲン、心電図などの一般的な検査に加え、リンパ節の腫れや他の臓器に異常がないかどうか調べるために、全身CT検査、PET検査(薬を点滴して全身を撮影する)などが行われます。骨髄検査(腰の骨に針を刺して骨髄を採る)が行われることもあります。
  • その他、胸やお腹に水が貯まっていれば、針を刺して、その水を詳しく調べる検査が行われることもあります。また、お腹が痛い場合は内視鏡検査が行われることもあります。


どんな治療があるの?

  • ホジキンリンパ腫に対する治療の柱は、化学療法(抗がん剤や薬物を用いた治療)と放射線治療です。

結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫

  • このホジキンリンパ腫は、病変が1か所のみのことがほとんどです。この場合は放射線治療のみを行うことが多いです。

古典的ホジキンリンパ腫の初回治療

  • 病期(ステージ)によって標準治療が異なります。
  • 限局期(主にI期とII期)の場合:ABVD療法と放射線治療との併用療法が標準治療です。 限局期をさらに「予後良好限局期」と「予後不良限局期」に分け、「予後良好限局期」では、ABVD療法の回数と放射線治療の照射量を減らして施行することもあります。
  • 進行期(主にIII期とIV期)の場合:ABVD療法のみ、あるいはブレンツキシマブ・ベドチン併用AVD療法が標準治療として行われます。

再発した場合の治療

  • 若い患者さんの場合:救援化学療法と自家末梢血幹細胞移植(自家移植)が勧められます。
  • 自家移植が行えない患者さんの場合:ご高齢の方や、救援化学療法が奏効しない方などには、ブレンツキシマブ・ベドチンや抗PD-1抗体(ニボルマブ・ペンブロリズマブ)などの治療選択肢があります。

コラム:限局期ホジキンリンパ腫の予後因子

  • ドイツのグループが提唱した基準で、下記の項目に該当しない場合を「予後良好限局期」と言います。
  • 赤血球沈降速度沈(mm/時間)とB症状:50を超える (B症状なし)、30を超える (B症状あり)
  • 縦隔病変の大きさ:胸郭横径比が33%を超える
  • リンパ節病変:3領域以上
  • リンパ節以外の病変:あり


治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?

治療中にご注意いただきたいこと

  • 初回の治療は、多くの場合は外来で行われます。治療を受けていただいた後に「何か体調がおかしい?」と感じたら、我慢しすぎないで病院へ相談して下さい。
  • 感染を避けるため、手洗いとうがいを習慣づけて下さい。
  • 外来治療を行っている場合、多くの場合は食事や行動を制限する必要はありません。生ものも食べていただいて大丈夫です。できるだけ普段通りの生活を心掛けて下さい。

ホジキンリンパ腫治療の副作用

  • 化学療法や放射線治療に伴い、吐き気、食欲が減る、脱毛などが起こります。吐き気に有効な吐き気止めのお薬がありますので、できるだけ予防できるよう、担当医や看護師・薬剤師さんとよくご相談ください。

化学療法剤による副作用

  • 血管の痛み:特にABVD療法のダカルバジンで起こることがあります。
  • 骨髄抑制による発熱、感染症:正常な血液が一時的に減ってしまい、肺炎・敗血症などを起こすことがあります。熱がでた時は、速やかに抗生物質を飲んでいただく必要があります。症状が改善しない場合は、必ず病院へ連絡して下さい。
  • 肺障害:特にABVD療法のブレオマイシンや、抗PD-1抗体で起こることがあります。息苦しさなどを自覚した場合は、必ず病院に連絡して下さい。
  • 末梢神経障害:主にしびれが、ABVD療法のビンブラスチンや、ブレンツキシマブ・ベドチンで起こることがあります。しびれの有無や程度は、患者さんご本人以外は評価することが難しいため、ぜひ患者さんから担当医や看護師さんに教えてあげて下さい。

再発時の治療の副作用

  • ホジキンリンパ腫が再発した場合の治療は、患者さんや病気の状態によって多岐にわたります。このときの治療に伴う副作用については、担当医から説明を受けて下さい。

定期的な通院のおすすめ

  • ホジキンリンパ腫に対する治療がすべて終了した後も、定期的な通院が必要です。化学療法や放射線治療を受けたことで、数年してからあらわれる影響(晩期合併症:心障害、肺障害、二次がんなど)もあるからです。
  • ホジキンリンパ腫が治癒したと考えられた後も、これらの晩期合併症のチェックを含め、検診や人間ドックなどを受けていただくことをお勧めします。


予防のためにできることは?

  • 残念ながら、ホジキンリンパ腫の発症を予防する方法はありません。
  •  治療中や治療後の注意点は【治療中にご注意いただきたいこと】でお示しした通りです。


治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?

  • ホジキンリンパ腫は、標準治療を行うことによって、治せる可能性がある病気です。限局期では90%近く、進行期でも70%前後の患者さんで治せる可能性があります。
  • 初回治療期間として、限局期では3か月弱~5か月、進行期では6か月程度を要します。


追加の情報を手に入れるには?

  • 国立がん研究センターがん情報サービス 悪性リンパ腫
  • https://ganjoho.jp/public/cancer/ML/index.html 
  • 国立がん研究センターがん情報サービス ホジキンリンパ腫
  • https://ganjoho.jp/public/cancer/Hodgkin_lymphoma/index.html
  • 日本血液学会 造血器腫瘍診療ガイドライン2018年版
  • http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/table.html
  • 日本血液学会 造血器腫瘍診療ガイドライン2018年版 10. ホジキンリンパ腫
  • http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/2_10.html
  • 国立がん研究センター中央病院薬剤部 薬剤治療パンフレット ABVD療法
  • https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/pharmacy/pamph/2017/hematology/ABVD_hematology_201711.pdf

おわりに

  • ホジキンリンパ腫の治療を受けていただくにあたり、患者さんやご家族も病気や治療内容、副作用が出た場合の対処方法(熱が出た時に抗生物質を飲むこと、体調が悪い時にすぐ病院に連絡することなど)をよく理解することが大切です。
  • うがいや手洗いはもちろん、禁煙や節酒など、健康的な生活を心掛けて下さい。
  • 診断や治療に疑問を持ったら、他の病院の医師に聞いてみる(セカンドオピニオン)こともできます。まずは担当の先生の説明を聴き、よく相談することが大切です。

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