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子どもの難聴:どんな症状?原因やリスクは?心がけることは?どんなときに医療機関を受診すればいいの?

更新日:2020/11/11

著者高橋 真理子 | 愛知学院大学歯学部耳鼻咽喉科 准教授

監修香取 幸夫 | 東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室

  • 耳鼻咽喉科専門医の高橋真理子と申します。
  • お子さんの耳が聞こえにくいのかなと思うことや、聞こえていないことがわかったら、心配になりますよね。何か悪い原因で起こっているのではないか?と心配されたり、「病院に行ったほうが良いかな?」と不安になられたりするかもしれません。
  • そこでこのページでは、小児の難聴の一般的な原因や、心がけること、医療機関を受診する際の目安などについて役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「本当に知ってほしい」ことについて記載をさせていただいています。

目次

  • どんな症状?
  • 主な原因とその説明
  • 子どもの難聴に対して、よくなるために家庭でできることは?
  • こんな症状があったらかかりつけ医を受診しましょう
  • お医者さんでおこなわれること
  • ガイドラインなど追加の情報を手に入れるには?
  • どんな病気のことが考えられる?
まとめ
  • お子さんの聞こえが悪いかなと思ったら耳鼻咽喉科にご相談ください。
  • 小児の難聴の原因は、滲出性中耳炎が多いです。
  • 急に聞こえが悪くなったときは、早期に耳鼻咽喉科にご相談ください。
  • 難聴の原因により治療は異なります。耳鼻咽喉科で検査を受けて、適切な診断に基づいた治療を受けてください。
  • 大きい音を聞きすぎることでなるヘッドフォン難聴は社会問題になっています。難聴にならないように音量に注意しましょう。


どんな症状?

  • 難聴とは、聞こえにくい状態を言います。
  • 難聴は大人から子供まであらゆる年代で起こりますが、子供の場合は自分から聞こえないことを言えないことが多く、難聴があっても気づかれないことがあります。ご家族の方がお子さんの難聴に気づいてあげる必要があります。
  • お子さんの年齢によって反応は異なりますが、目安として、大きな音に反応しない、音の方をみない、ことばの出現が遅い、ことばがはっきり言えない、テレビのボリュームが大きい、テレビの真ん前でみるようになる、などがあります。


主な原因とその説明

  • お子さんの難聴の原因は、さまざまです。大きく分けると、先天性(生まれたときから)の難聴と、後天性(生まれてから)の難聴があります。

先天性難聴

  • 先天性難聴とは、生まれたときから聞こえが悪いことを言いますが、およそ1,000人に1人の割合です。先天性難聴の半分くらいが遺伝子に関係する難聴と考えられています。その他、胎児期(おなかにいる間)のウイルス感染や内耳奇形などがあります。
  • 遺伝性難聴:遺伝子変異による難聴で、ご両親の聞こえがよい場合でもお子さんが難聴になることがあります。難聴以外の症状(例えば、甲状腺や腎臓の病気など)もある症候性難聴と、難聴以外に症状のない非症候性難聴がありますが、約70%が非症候性難聴とされています。
  • 先天性サイトメガロウイルス感染症:赤ちゃんがお腹にいる時期にサイトメガロウイルスに感染することで生じる難聴です。難聴以外に、低出生体重(生まれた時の体重が軽い)、肝脾腫(肝臓や脾臓が大きくなる)などの症状がでることがあります。
  • 先天性風疹症候群:妊娠初期に風疹に感染した場合、お子さんに難聴、先天性心疾患、白内障などの症状がでてくることがあり、難聴の程度が比較的重いことが多いとされています。

後天性難聴

  • 後天性難聴とは、生まれたあとから聞こえが悪くなることをいい、髄膜炎やムンプス(おたふくかぜ)、頭部外傷、周産期のハイリスク(低出生体重、胎児仮死、重症黄疸など)、ヘッドフォン難聴などの原因があります。その他、小児に多い難聴の原因に、滲出性中耳炎があります。
  • ムンプス難聴:おたふくかぜのときに難聴がでてくることがあります。通常は片側のみの高度な難聴です。ムンプス難聴は治りにくいことが知られていますので、ワクチン接種による予防が重要になってきます。
  • 滲出性中耳炎:小児の難聴の原因として最も多く、就学前に90%が一度はかかることがあるとされています。風邪などをきっかけに耳管(鼻の奥にある耳とつながっている管)の機能が低下して中耳腔(鼓膜の奥)に貯留液がたまり、難聴となります。難聴の程度は軽度から中等度まで様々です。
  • 心因性難聴:聞こえの機能には異常がないにもかかわらず、自覚的な聴力検査で異常がみられ、聞こえないことを訴えます。この原因のほとんどは心因性によるものです。聞こえないと訴えますが、日常の会話などは問題なく行うことができます。
  • ヘッドフォン難聴:ヘッドフォン難聴は、ヘッドフォンにより大きな音を長時間聞き続けることにより生じ、近年社会問題となっています。難聴が進行するまで気がつかないこともあり、気がついたときには治療が難しくなってしまうことが多いので、そうならないように予防することが大切です。


子どもの難聴に対して、よくなるために家庭でできることは?

  • ご家庭で心がけてほしいことは以下の通りです。

ご家庭で心がけてほしいこと

  • 風邪にならないよう予防する
  • 鼻すすりをしないようにする
  • 心因性の場合は担任の先生やカウンセラーに相談する
  • 授乳させるときは、乳児の体を起こして授乳させる(ミルクが鼻の奥から中耳へ流入し、急性中耳炎となることを防ぐ)
  • ヘッドフォンをなるべく使用しないようにする、使用する場合には音量に注意する


こんな症状があったらかかりつけ医を受診しましょう

  • 以下のような症状がある場合は耳鼻咽喉科にご相談ください。

耳鼻咽喉科に相談してほしい症状

  • お子さんが聞こえないと訴える
  • 家族が聞こえていないかもと感じる
  • 子供が、耳がつまった感じ(耳閉感)、耳鳴りなどの症状を訴える
  • 大きな音に反応しない、音がしている方向をみない
  • 言葉がでてくるのが遅い、言葉がはっきり言えない
  • 呼びかけても気がつかない、聞き返す
  • テレビのボリュームが大きい、テレビの真ん前でみるようになる
  • 部屋の外の音(サイレンの音など)に反応を示さない
  • 新生児聴覚スクリーニングで精査をすすめられた


お医者さんでおこなわれること

  • 問診でお子さんの症状や妊娠中の経過、発達、ご家族に難聴をお持ちの方はいるかなどをお聞きし、原因を考えていきます。母子手帳を持参されることをおすすめします。
  • 耳・鼻・のどの診察をし、耳あか、中耳炎、鼻炎、咽頭炎があるかどうかを確認します。
  • 聞こえの検査をしますが、お子さんの年齢によって検査が異なります。乳幼児の場合は、聴性行動反応聴力検査や条件詮索反応聴力検査、聞こえの脳波の検査(ABR)、耳音響放射(OAE)などを行います。聞こえたと自分で応答することができる年齢であれば、標準純音聴力検査を行います。
  • 滲出性中耳炎が疑われる場合、鼓膜の動きを調べるためのティンパノメトリーを行うことがあります。
  • その他、必要に応じて、血液検査、遺伝子検査、画像検査(CT検査、MRI検査)などを行っていきます。施設によってできる検査は異なります。


ガイドラインなど追加の情報を手に入れるには?

  • 小児の難聴について以下ウェブサイトを参照してください。
  • 日本耳鼻咽喉科学会 一般の皆さんへ
  • http://www.jibika.or.jp/citizens/index.html
  • 日本耳鼻咽喉科学会 新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査機関リスト
  • http://www.jibika.or.jp/citizens/nanchou.html
  • 小児滲出性中耳炎診療ガイドラインについて 一般の方・おうちの方へ(PDF)
  • https://minds.jcqhc.or.jp/n/pub/1/pub0204/G0000922/0001

もっと知りたい小児の難聴のこと!!

どんな病気のことが考えられる?

  • 小児の難聴には、上記以外に様々な原因があります。上記では先天性難聴と後天性難聴に分類しましたが、難聴の原因となる部位によって伝音難聴と感音難聴(両者がある場合は混合性難聴)に分けられます。

伝音難聴

  • 音の伝わりの障害によりおきる難聴で、外耳、中耳(鼓膜、耳小骨)に原因があることによります。上述した疾患では、滲出性中耳炎が伝音難聴ですが、その他、以下の疾患もあります。
  • 急性中耳炎:風邪に続発することが多く、耳痛や耳漏の症状があります。
  • 真珠腫性中耳炎:鼓膜の上皮が中耳に侵入し、骨を破壊していくことにより難聴となります。先天性と後天性があります。初期には症状があまりなく、難聴、耳漏、耳閉感の症状で見つかることが多いです。進行すると、めまい、顔面神経麻痺、髄膜炎など重篤な合併症を生じることもあります。CT検査など精査を要します。
  • 外傷性耳小骨離断:外傷による側頭骨骨折、耳かき外傷など外的要因により耳小骨が損傷をうけて聞こえが悪くなります。損傷が内耳にまで及ぶと感音難聴を伴い、めまいや顔面神経麻痺などを合併することがあります。この場合、緊急で医療機関の受診が必要です。

感音難聴

  • 内耳以降(内耳、蝸牛神経、脳)の障害で起きる難聴です。ほとんどの原因が内耳にあります。上述した疾患では、遺伝性難聴、先天性風疹症候群、先天性サイトメガロウイルス感染、ムンプス難聴、ヘッドフォン難聴が感音難聴です。その他、以下の疾患もあります。
  • 突発性難聴:突然おきる原因不明の難聴です。難聴、耳閉感、耳鳴が症状として多いですが、めまいを伴うこともあります。通常は片側性で繰り返しません。突発性難聴は成人に多い難聴です。小児の場合は自覚症状の表現がはっきりしないことが多いため診断が難しいこともあります。しかし、急に聞こえが悪くなった場合、早期に医療機関の受診が必要です。

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