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マラリア:どんな病気?日本で感染するの?予防接種は有効?治療は?

更新日:2020/11/11

著者中村 ふくみ | 墨東病院感染症科 部長

監修大曲 貴夫 | 国立国際医療研究センター 国際感染症センター長

  • 感染症専門医の中村 ふくみと申します。
  • このページに来ていただいたかたは、もしかすると「自分がマラリアかもしれない?」と思って不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • マラリアは、どんな病気?
  • マラリアだと思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?
  • マラリアになりやすいのはどんな人?原因は?
  • どんな症状がでるの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?
  • うつるの?自分の予防のためにできることは
  • 治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
  • トラベルクリニック活用のすすめ
まとめ
  • マラリアは、熱帯地域や亜熱帯地域の蚊に刺されることで起こる病気です。
  • 熱帯地域や亜熱帯地域に滞在し、帰国後に急な発熱などが出た場合には、すぐに適切な医療機関を受診して下さい。発症して3〜5日で重症化し、命に関わる病気です。
  • 医療機関を受診される際は、マラリア流行地に渡航した後に発熱したことを必ず医師に伝えてください。
  • マラリア流行地では蚊帳、虫除けスプレーなどをしてください。
  • 渡航前にトラベルクリニックを受診し、渡航の際のアドバイスを受けられることをおすすめします。


マラリアは、どんな病気?

  • マラリアとは、蚊(ハマダラカと言います)がマラリア原虫という生き物を持っている場合に、これに刺されることで感染する病気です。
  • 国内で感染することはありません。すべて熱帯地域や亜熱帯地域での感染です。特にアフリカ、オセアニア(特にパプアニューギニア)、南米、東南アジアで流行が見られます。
  • ヒトに感染するマラリア原虫には4種類あります。熱帯熱マラリア原虫、三日熱マラリア原虫、卵形マラリア原虫、四日熱マラリア原虫です。
  • 熱帯熱マラリア原虫に感染した場合は重症化しやすく、診断が遅れると命に関わることもあります。


マラリアだと思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?

  • 熱帯地域や亜熱帯地域から帰国した後に急に発熱などが出た場合には、すぐに医療機関を受診してください。
  • 受診される際には、いつどこに旅行した後の発熱であるかを医師に必ずお伝えしてください。
  • マラリアだけでなく、他の感染する病気(デング熱、ジカ熱などです)にも対応できる医療機関の受診をおすすめします。
  • 受診するのに適切な医療機関の選び方がわからない場合は、最寄りの保健所にお問い合わせください。

救急車を呼ぶ場合

  • 熱帯地域、亜熱帯地域から帰国された後の発熱で、3〜5日経った後に下記のような症状が出た場合は、すぐに救急車を呼んで下さい。

すぐに救急車を呼ぶ場合の症状

  • 自力で座ることができない
  • 食事や水分をとることができない
  • 普段どおりの会話がしづらい
  • 体が勝手にピクピク動く(痙攣【けいれん】と言います)
  • 白目の部分や体が黄色くなる(黄疸【おうだん】と言います)
  • 息苦しい
  • 救急車を呼んだ場合、いつどこに旅行していたかを必ず救急隊に伝えてください。


マラリアになりやすいのはどんな人?原因は?

  • 下記のような状況では、マラリアにかかりやすいと考えられています。

マラリアにかかりやすい状況

  • アフリカ、パプアニューギニア、ブラジル(アマゾン川流域)での滞在(熱帯熱マラリア)
  • インドネシア、インドなどでの滞在(三日熱マラリア)
  • アフリカの一部地域での滞在(四日熱マラリア、卵形マラリア)
  • 標高が低い都市での長期間の滞在
  • 雨がよく降る季節(雨季)に滞在
  • 現地で蚊帳、虫除けスプレーなど(防蚊対策と言います)をせずに屋外で活動
  • 空調のない部屋で防蚊対策をせずに睡眠


どんな症状がでるの?

  • マラリア原虫に感染してから1週間程度で、下記のような症状を示します。マラリアに特徴的な症状はなく、インフルエンザや他のウイルス感染症と間違えられることがあります。

マラリアの症状

  • 突然の発熱(39℃以上)
  • 頭痛
  • 体のだるさ
  • 筋肉痛、関節痛
  • お腹の症状(気持ち悪い、吐き気、下痢、腹痛)
  • また、上述した「救急車を呼ぶ場合」の症状は重症の症状です。一刻も早く医療機関を受診して下さい。


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • 血液検査を行います。それによって、全身の状態や、赤血球がマラリア原虫に感染していないかどうかなどを調べます。
  • また、血液を顕微鏡で見てマラリア原虫そのものが見つかれば確定となります。


どんな治療があるの?

  • 入院して抗マラリア薬を使って治療し、経過を見ていきます。
  • 抗マラリア薬にはリアメットやマラロン、メファキン、プリマキンなどがあります。
  • 基本的に内服薬で治療しますが、重症であったり薬を内服できない場合は注射薬(キニーネ注射薬と言います)で治療をします。キニーネ注射薬で治療できる施設は限られています。


お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?

  • 薬によって副作用が異なるので、患者さんご自身もよく理解される必要があります。

リアメットの副作用

  • 吐き気、腹痛、食欲がでない
  • 頭痛、めまい

マラロンの副作用

  • 胃のもたれ、吐き気、腹痛
  • 頭痛

メファキンの副作用

  • 不安、なかなか眠れない、めまい、考えが入り乱れる
  • 気持ち悪い、嘔吐、下痢、頭痛、胃が痛い、食欲がでない
  • うつ病にかかっている方、てんかんの治療を受けている方は内服してはいけませんので注意してください。

プリマキンの副作用

  • 発疹、かゆみ、吐き気、腹痛
  • グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)欠損症の患者さんがこの薬を内服するとだるさを感じたり、立ちくらみ、息切れを起こしたり、褐色のおしっこが出ることがあります。

キニーネ注射薬の副作用

  • 耳鳴りがする、聞こえづらい、吐き気、めまい
  • 低血圧、低血糖、不整脈
  • 投与の際には心電図モニターを装着し、こまめに血圧や血糖値を測定するなど厳重な管理を行います。


うつるの?自分の予防のためにできることは

  • 人から人にうつることはありません。
  • 予防には、防蚊対策が基本です。具体的には虫よけスプレーや蚊帳、蚊取り線香などを使う、長袖・長ズボンを着用し肌の露出を減らす、夜間の外出を控えるなどです。
  • 虫よけスプレーはDEET(ディート)という成分を含んだものを選び、皮膚や衣類に塗って使用してください。日焼け止めと一緒に使うときは、日焼け止めの上に塗って使用してください。
  • マラリアの予防接種(ワクチン)はありません。
  • 状況によっては予防内服(発病を防ぐための内服)を考えます。正しく内服すると発病を90%予防できます。
  • メファキンとマラロンが使用可能です。
  • 現在内服中の薬剤がある場合には、その薬剤との相性や副作用が問題となります。そのため、トラベルクリニックで予防内服が必要かどうか相談してください。また費用は自費となります。


治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?

  • 症状が出てから速やかに診断され(3日以内)、適切に治療されれば重症化することなく治ります。


追加の情報を手に入れるには?

  • マラリアについて参考になるサイトを以下に示します。
  • 厚生労働省検疫所のサイト
  • https://www.forth.go.jp/useful/malaria.html
  • 国立感染症研究所のサイト
  • https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/a/echinococcus/392-encyclopedia/519-malaria.html
  • 日本旅行医学会のサイト
  • http://jstm.gr.jp/infection/マラリア/
  • 東京都感染症情報センターのサイト
  • http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/malaria/
  • 日本渡航医学会トラベルクリニックリスト
  • http://jstah.umin.jp/02travelclinics/

もっと知りたい!マラリアについて

トラベルクリニック活用のすすめ

  • 熱帯、亜熱帯地域に滞在した後の発熱の原因がマラリアであるとは限りません。
  • マラリアとよく似た症状が出る病気は、デング熱、チクングニア熱、腸チフス、パラチフス、レプトスピラ症、リケッチア症、急性A型肝炎、ウイルス性出血熱、インフルエンザなどたくさんあります。
  • これらの病気はワクチン接種や防蚊対策、飲食物、現地での活動に気をつけることで防ぐこともできます。海外渡航前にトラベルクリニックを受診され、渡航にあたっての健康アドバイスを受けることをおすすめします。
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