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  3. 腸閉塞に対する処置

腸閉塞の処置:どんな治療?治療を受けるべき人は?治療内容や代替手段、リスク、合併症は?

更新日:2020/11/11

著者妙中 直之 | 一般財団法人住友病院 外科 副院長

監修瀬戸 泰之 | 東京大学医学部付属病院 胃食道外科・乳腺内分泌外科学

  • 消化器外科専門医の妙中 直之と申します。
  • このページに来ていただいた方は、ご自身またはご家族、お知り合いの方が腸閉塞(イレウス)と診断され、どのような治療法があるのかについて知りたいと考えられているかもしれません。
  • 腸閉塞に対する手術について理解するために役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 腸閉塞にはどんな種類があるの?
  • 腸閉塞の原因は?
  • 腸閉塞になるとどんなことが起こるの?
  • 保存的処置ってなにをするの?
  • 薬物療法ってなにをするの?
  • 減圧ってなにをするの?
  • 手術ってなにをするの?
  • 再発予防にできることは?
まとめ
  • 腸閉塞(イレウス)は、大きく分けて「機械的腸閉塞」と「機能的腸閉塞」に分けられます。
  • 機械的腸閉塞はさらに、「単純性腸閉塞」と「複雑性腸閉塞」に分けられ、機能的腸閉塞はさらに、「麻痺性腸閉塞」と「けいれん性腸閉塞」に分けられます。
  • それぞれの腸閉塞により治療法が異なり、保存的療法(食べない・飲まない、お薬、減圧)、手術などを単独または組み合わせて行います。
  • 再発予防にも注意をはらうことが必要です。


腸閉塞にはどんな種類があるの?

  • 腸閉塞(イレウス)は、大きく分けて機械的腸閉塞と機能的腸閉塞に分けられます。

機械的腸閉塞

  • 機械的腸閉塞は、血のめぐりの問題はない「単純性腸閉塞」(閉塞性イレウス)と、血のめぐりに問題のある「複雑性腸閉塞」(絞扼性イレウス)に分けられます。

機能的腸閉塞

  • 機能的腸閉塞は、腸管の運動が麻痺して動かなくなる「麻痺性腸閉塞」(麻痺性イレウス)と、腸管がけいれんして狭くなる「けいれん性腸閉塞」(けいれん性イレウス)に分けられます。


腸閉塞の原因は?

  • 機械的腸閉塞の原因は、腸管の中が物理的に狭くなること、機能的腸閉塞の原因は、腸の運動機能の異常で、腸の中のものをうまく肛門側へ送り出せないことです。
  • また、腸閉塞の種類によっても原因は異なります。以下、単純性腸閉塞、複雑性腸閉塞、麻痺性腸閉塞、けいれん性腸閉塞について説明します。

単純性腸閉塞の原因

  • 腫瘍(大腸がんなど)、炎症:腫瘍などできものができたり、炎症で壁が厚くなったり、炎症の治った傷跡が変形したりして、腸管の中が狭くなってしまいます。
  • 腸同士がくっつく:腸がくっつき、曲がったりねじれたりして腸管の中が狭くなったり、腫瘍やそれ以外のものなどで外から押されて、腸管の中が狭くなります。
  • 異物:胆石、便、食事などで腸が詰まってしまうことがあります。

複雑性腸閉塞の原因

  • ヘルニア嵌頓【かんとん】:本来ある場所から腸がずれて引っ込まなくなり、腸がしめつけられます。腸管の中が狭くなるとともに、血管もしめつけられて血流も悪くなってしまいます。
  • 腸管軸捻症:腸がねじれて、腸管の中が狭くなるとともに、血管もねじれて血流が悪くなります。
  • 腸重積:腸が重なり、腸管の中が狭くなるとともに、血管も折れて血流が悪くなります。
  • 炎症の治った傷跡や腸同士がくっつく:ひものようなものができて腸が圧迫され、腸管の中が狭くなるとともに血管も圧迫されて血流が悪くなります。

麻痺性腸閉塞の原因

  • 腹膜炎、手術後の腸管麻痺、腸への動静脈の血栓塞栓症、脊髄損傷、脳血管障害、お薬など:これらが原因となり、腸が麻痺してぜん動運動ができなくなります。

けいれん性腸閉塞の原因

  • 精神の病気、ニコチンやモルヒネなどのお薬、鉛などの物質、お腹のけがなど:これらが原因となり、腸がけいれんして、狭くなってしまいます。

図表1 複雑性イレウスの原因


腸閉塞になるとどんなことが起こるの?

  • 腸閉塞になると以下のことが起こります。
  • 閉塞した部分より口側の腸に、食べ物、腸の液、ガスなどがたまって腸が広がります。
  • 始めは、たまっているものを無理に通させようと閉塞した部分より口側の腸の動きが強くなります。そのため腸の中の圧が高くなり、お腹の痛みが起こったりやんだりします。
  • そして、腸の壁に炎症がおこり、むくみや、壁から水分が出てきていっそう腸が広がるという悪循環におちいります。

コラム:腸閉塞が悪化した場合

  • 炎症が強くなると腸の壁が傷み、動きが止まり、壁のむくみはますますひどくなります。たまっているものも多くなり、壁のむくみと合わせてお腹がはってきます。
  • 腸の壁が傷むと、お腹の痛みが続くようになり、お腹を押さえた時も強い痛みが出ます。
  • また、たまっているものが多くなると、吐き気、吐く、脱水などの症状が出たり、電解質のバランスがくずれたりもします。
  • お腹がはると、呼吸がしにくい、心臓の症状なども出ます。
  • さらにひどくなると、異常に増えた腸の中の細菌が、傷んで弱くなった腸の壁を通り、腸の外のお腹の中や血管の中に入ってきて敗血症というひどい状態になります。
  • 複雑性腸閉塞ではもともと血のめぐりに問題がありますが、単純性腸閉塞でもひどくなると血のめぐりに問題が起こってきます。すると、腸が死んで穴が開き、腹膜炎や敗血症となり、ショック、多臓器不全になります。


保存的処置ってなにをするの?

  • 保存的処置では、一切食べない・飲まない、お薬、腸の中の圧を下げるといった治療をします。


薬物療法ってなにをするの?

  • お薬の治療は、以下のお薬を使って治療します。

お薬による治療

  • 抗コリン薬:機械的腸閉塞のお腹の痛みには、腸の動きを押さえるお薬を使います。
  • 制吐剤:吐き気、吐くなどの症状には、吐き止めを使います。
  • 消化管運動機能改善薬、コリン作動薬:腹膜炎がない麻痺性腸閉塞には、消化管の動きを良くするお薬を使います。
  • 抗菌薬:広がった腸で異常に増えた腸の中の細菌が血管の中に入っている場合は、細菌をやっつけるお薬を使います。
  • 輸液:吐き気や吐くことで、脱水や電解質のバランスが悪い場合は、輸液でバランスを直します。
  • 腸のむくみを取るお薬、腸の液が出るのを抑えるお薬:がんが広がる場合は、使うこともあります。


減圧ってなにをするの?

  • 減圧という治療は、「胃管」や「イレウス管」を腸まで入れて、腸にたまったものを吸い出し、腸の中の圧を下げる治療です。
  • 腸の広がりがなくなり、お腹の痛みや吐き気が良くなります。
  • さらに、腸の壁の悪循環を断ち切れ、腸のむくみがとれて腸が狭くなくなり、全身状態が安定します。
  • ただし、大量の腸の液が外に出されるため、脱水や体の液のバランスが崩れないように、輸液などが必要になります。

コラム:胃管とイレウス管について

  • イレウス管は鼻から内視鏡を使って入れることが多く、その後レントゲンで見ながら小腸まで入れます。
  • 胃の中のものが多い時には、気管に入らないように、まず胃管を入れて胃を減圧してからイレウス管を入れる場合もあります。
  • 肛門に近い大腸がんが原因の単純性腸閉塞の場合は、肛門からイレウス管や狭い部分を広げるステントを入れることもあります。

図表2 イレウス管


手術ってなにをするの?

  • 単純性腸閉塞では、閉塞している原因を取り除く手術を行います。例えば、くっついている腸を外す、狭い部分の腸を切る、腸をつなぐ、腫瘍を取るなどです。
  • 複雑性腸閉塞では、締め付けている原因を取り除く手術を行います。例えば、ヘルニアを治す、腸のねじれを戻す、腸重積を治す、ひものようなものを切るなどに加え、死んだ腸を切り取ります。ただし、締め付けている原因を取ることで血のめぐりが戻れば、腸を切り取ることは必要ない場合もあります。
  • 腸を切った場合はつなぎ合わせることが必要ですが、その部分の口側の腸の炎症が強い場合は、一時的に人工肛門にする場合もあります。
  • 腹膜炎が原因の麻痺性腸閉塞では、腹膜炎に対する手術を行います。

コラム:腹腔鏡下手術を選択する場合

  • 手術前の検査で閉塞している部分がわかっていて、十分に減圧されている場合は、腹腔鏡手術をする場合もあります。


再発予防にできることは?

  • 腸閉塞は再発することが少なくないので、以下のことに気をつけてください。

腸閉塞の再発を予防するために

  • 暴飲暴食を避ける。
  • 繊維質の多い、消化されにくい食べ物は摂り過ぎないように気を付ける。
  • 規則正しい排便の習慣を身につける。
  • 必要に応じて、整腸薬(腸を整えるお薬)や緩下剤(便を出すお薬・かんげざい)を使う。

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