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痔核:原因は?症状は?治療の選択肢は?手術で完治できるの?

更新日:2020/11/11

著者安部 達也 | くにもと病院肛門外科 院長

監修中島 淳 | 横浜市立大学医学部肝胆膵消化器病学教室 主任教授

  • 大腸肛門病専門医の安部 達也と申します。
  • このページに来て頂いた方は、もしかすると「自分が痔になってしまった?」と思って不安を感じていらっしゃるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 痔核は、どんな病気?
  • 痔核と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?
  • 受診前によくなるために自分でできることは?
  • 痔核になりやすいのはどんな人?原因は?
  • どんな症状がでるの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?
  • 予防のためにできることは?
  • 治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
  • 最新の痔核治療は?
  • おわりに
まとめ
  • 「痔」とは、肛門の付近にできる様々な病気の総称です。痔といえばイボ痔が有名ですが、イボ痔の正式名称が「痔核【じかく】」です。痔核のおもな症状は出血、痛み、痔核が肛門から出てしまう脱肛です。
  • 痔核はスムーズに排便ができなくなると起こります。ですから、痔核のほとんどは、排便を含む生活習慣を改善することと、お薬で良くなります。お薬には内服薬と外用薬(坐剤、塗り薬、注入軟膏)があります。
  • 患者さんの10人に1~2人は症状が重く、手術が勧められます。手術には硬化療法(ジオン注射)や切除術があります。


痔核は、どんな病気?

  • まず、肛門の働きについてお話しさせてください。肛門は24時間働く働き者です。起きている時も寝ている時もピタッと肛門を閉じて、便やガスの漏れを防いでいます。便意を感じたらトイレに行ける時まで我慢をして、トイレに座ったら肛門を緩めて排便します。
  • 痔とは、そんな働き者の肛門付近にできる様々な病気の総称です。痔といえばイボ痔が有名ですが、そのイボ痔の正式名称が痔核です。
  • 痔核には、内痔核【ないじかく】と外痔核【がいじかく】があります。内痔核は、肛門の少し奥にある毛細血管の集まり(静脈叢【じょうみゃくそう】といいます)に血が溜まり、イボ状に膨らむ病気です。 外痔核は、内痔核よりも外側の肛門周囲の静脈叢が膨らむ病気です。

コラム:痔核の種類

  • 内痔核と外痔核の他に、内痔核が大きくなって外痔核と癒合した内外痔核や、外痔核の中で血液が固まって血栓(血マメ)ができた血栓性外痔核、脱肛した内外痔核に多数の血栓ができて肛門内に戻らなくなる嵌頓痔核があります。嵌頓痔核は腫れも痛みも強い最重症の痔核です。


痔核と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?

  • 痔核の初期症状で最も多いのは、排便時の出血です。皆さん初めて出血した時はとても驚かれますが、多くの方は痔による出血であると判断され(大抵は正解です)、そのまま放置したり市販薬で様子をみたりされています。
  • しかし、大腸癌でも痔核と似たような症状が出ますので、癌になりやすい中高齢の方で、排便時に出血があった場合は、必ず一度は病院で診察を受けてください。
  • 受診する医療機関は、大腸癌の診断が可能な消化器科や、日本大腸肛門病学会の認定施設が安心です。


受診前によくなるために自分でできることは?

  • 便通が悪い方は、まずは生活や食事の習慣を見直してください。
  • 痔核には多くの人が悩まされているため、たくさんのお薬が薬局で販売されています。一時的な症状であれば、市販薬を使ってご自分で手当てしていただくのも良いでしょう。
  • ただし、症状が長引く場合は早めに医療機関を受診することをお勧めします。


痔核になりやすいのはどんな人?原因は?

  • 内痔核は40歳以上の方に多い病気です。とくに慢性の便秘や下痢の方に多く、生活習慣病ともいわれています。
  • 外痔核は肛門に一時的に強い力がかかった場合に起きるので、若い方にもみられます。出産時に多いのも外痔核です。
  • 職業では力仕事の人、長時間の立ち仕事や事務系の人、スポーツ選手などに多いといわれています。
  • 痔核は遺伝しませんが、お一人が痔核だと他の家族の方も痔核のことが多いので、家庭環境が影響していると考えられます。


どんな症状がでるの?

  • 痔核になると以下のような症状が起こります。

痔核の症状

  • 排便時の出血
  • 肛門の痛み
  • 排便時の脱出(脱肛) 
  • 肛門の腫れ
  • 肛門のかゆみ
  • 下着の汚れ


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • まず問診で、患者さんのお話を伺います。いつ(排便時、安静時など)、どのような症状(出血、痛み、脱出など)があるかをお話しいただきます。
  • 続いて肛門を診察します。体の左側を下にして膝を曲げて寝ていただき、なるべく恥ずかしくないように肛門周辺だけが見えるようにして行います。
  • 潤滑ゼリーを付けた指をゆっくり肛門に入れ、痔核の様子を確かめます(直腸指診【ちょくちょうししん】といいます)。
  • さらに肛門鏡や直腸鏡を用いて、詳しく痔核を診察します。ただし、肛門が腫れて痛い場合は、鎮痛剤などで症状を和らげてから、後日改めて検査します。


どんな治療があるの?

  • 痔核の治療にはお薬や手術があります。約8割の方は、生活習慣を見直すことや、お薬で良くなります。

薬剤療法

  • 下剤や整腸剤などの飲み薬や、さまざまなタイプの外用薬(坐剤、塗り薬、注入軟膏)があります。
  • 便通が悪い方には、下剤や整腸剤を使っていただきます。
  • 内痔核には、肛門に入れて使う注入軟膏や坐剤が適しています。外痔核には塗り薬も有効です。

手術治療

  • お薬を使っても出血や痛みが治まらなかったり、排便のたびに脱肛したりする方には、手術をお勧めします。
  • 手術にはジオンというお薬を痔核に注射して、脱肛してこないように固めてしまう硬化療法(【こうかりょうほう】、ジオン注射ともいいます)や、痔核を手術で切り取る切除術があります。
  • ジオン注射は内痔核に有効で、外痔核には切除術が適しています。


お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?

  • 肛門を手術した直後は、傷の痛みのせいで排便が難しくなることがあります。このような場合は、痛み止めのお薬や下剤を使って排便をサポートします。
  • 肛門を手術した後に傷口から出血することもあります。トイレットペーパーに付着する程度であれば心配ありませんが、ポタポタと垂れて止まらない場合は血を止める処置が必要です。このような場合は手術を受けた病院に連絡してください。


予防のためにできることは?

  • 痔核を悪化させる最大の要因は、便が硬い、何回も便がでてトイレに行くといった便通の異常です。ですから、便通によい生活を心掛けていただくとよいでしょう。また、痔核になりやすい職業の方も、意識していただくとよいことがあります。

便通に良い生活

  • 排便は1日に多くても3回まで、1回あたりの排便時間は5分以内に済ませることを心掛けてください。ただし、むりやり出すのはいけません。
  • バランスの良い食事を十分な量で摂るようにすると、便の硬さがちょうど良くなって、スムーズに排便できるようになります。

痔核になりやすい職業の方へ

  • 立ち仕事の方は肛門の血管に血が溜まりやすいです。休憩を取れないときは、肛門を締めたり緩めたりする運動を行うと、肛門の血行が良くなります。
  • 力仕事の方は、重いものを持つ時には息を止めず、息を吐きながら持ち上げるようにしてください。痔核の原因となるお腹の圧力の上昇を最小限にできます。


治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?

  • 痔核は、一部の重症の方を除いて、お薬を使うとすぐに良くなります。早い方では、半日くらいで良くなることもあります。
  • ただし、次の排便で便が固くて長時間いきんだり、逆に下痢で何度もトイレに通ったりすると、痔核はすぐに悪化します。ですから、毎日の生活を健やかに過ごして、スムーズな排便を続けていただくことが大切です。


追加の情報を手に入れるには?

  • より詳しい情報や最新のガイドラインなどについては以下の書籍を参照してください。
  • 『肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛)・直腸脱診療ガイドライン2020年版』(編集:日本大腸肛門病学会)

もっと知りたい! 痔核

最新の痔核治療は?

  • 肛門疾患診療ガイドライン(日本大腸肛門病学会編)では、痔核(いぼ痔)に有効な8つの治療法が紹介されています。各治療法は推奨度別にAからCの3段階で評価されています。
  • 最もオススメとされる推奨度Aの治療法が「結紮切除術」です。これは50年くらい前から行われている伝統的な手術法ですが、どんなに重症な痔核でも確実に治せる方法として評価が高い術式です。ただし、手術後の痛みが強い、術後出血の危険がある、肛門狭窄という後遺症が起こり得る、などの欠点があります。
  • 切らずに治す「ジオン注射療法」は推奨度Bとやや劣りますが、術後の出血や痛みがほとんどないので、体にはとても優しい治療法です。
  • これらの治療を受けて誕生した、ジオン注併用療法と肛門クッション吊上げ法を紹介します。これらは重症の方にこそ受けていただきたい治療法です。「手術は痛くて怖い」、「重症なので諦めている」という方は是非一度ご相談ください。

ジオン注併用療法

  • 結紮切除術の高い根治性と、ジオン注射療法の高い安全性を組み合わせて開発されました。
  • 内痔核部分にはジオン注射を行い、ジオン注射では治りにくい外痔核部分は切除します。
  • 結紮切除術よりも傷を小さくすることができるので、術後の痛みや出血、後遺症のリスクを減らすことができますし、治療成績も結紮切除術に劣らず優れています。

肛門クッション吊上げ法

  • 肛門クッションとは、肛門をピタッと閉じるための3つの小さな膨らみです。長年の便秘などでこのクッションに負担がかかると、徐々に痔核になってしまいます。やがて排便時にイボ痔が押し出されるようになり、クッションの固定が緩んで脱肛症状が起こります。
  • 肛門クッション吊上げ法では、脱肛してしまったクッション部分を一度剥がしてから吊上げて固定することで脱肛を完治させます。肛門全体が花びら状に脱肛してしまった方に適した術式です。
  • 手術手技はやや煩雑ですが、手術後の痛みは少なく、綺麗な肛門を取り戻すことができます。


おわりに

  • 口から始まる消化管の終点が肛門です。その肛門にできる痔核は、その人の生活・排便習慣を写す鏡とも言えます。
  • 毎日を健やかに生きて、肛門の健康を保ちましょう。 

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