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下肢静脈瘤:原因は?症状は?検査や治療は?ストッキングで予防できる?

更新日:2020/11/11

著者白杉 望 | (IMS横浜旭中央総合病院下肢静脈瘤センター血管外科 センター長

監修倉林 正彦1、筒井 裕之2 | 1:群馬大学大学院医学系研究科循環器内科学 教授、2:九州大学大学院医学研究院循環器内科学 教授

  • 下肢静脈瘤専門医の白杉 望(しらすぎ のぞむ)と申します。
  • このページに来ていただいた方は、もしかすると「自分は下肢静脈瘤なのだろうか?」と思って不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 下肢静脈瘤は、どんな病気?
  • 下肢静脈瘤と思ったら、どんなときに病院を受診したらよいの?
  • 受診前に自分でできることは?
  • 下肢静脈瘤はどうしてできるの?
  • 下肢静脈瘤になりやすいのはどんな人?
  • どんな症状がでるの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?
  • 予防のためにできることは?
  • 治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
  • 下肢静脈瘤って破裂するの?あぶない病気なの?
  • 下肢静脈瘤って足が切断になるの?
  • 下肢静脈瘤って、頭に血栓がとぶの?
  • 下肢静脈瘤って、エコノミークラス症候群になるの?
まとめ
  • 下肢静脈瘤は、足の皮膚の下の血管がふくらんでコブになった病気です。
  • 日本人のおよそ2人に1人が持っています。
  • 命に危険がおよぶ病気ではありません。
  • 放っておくと皮膚が変色したり、キズが治りにくくなります。
  • 静脈瘤の心配があったら、専門医を受診しましょう。


下肢静脈瘤は、どんな病気?

  • 下肢静脈瘤【かしじょうみゃくりゅう】とは、血管の病気の一種です。足の皮膚のすぐ下の静脈がふくらみ、蛇行して、コブ状になったことを言います。
  • 下肢静脈瘤があると、足がむくみやすい、足がだるい、血管が浮いてみえる、足がつる、などの症状が出ます。
  • 下肢静脈瘤は日本人の43%、つまり、およそ2人に1人が持っています。

足がむくんだら、必ず病気(下肢静脈瘤)なの?

  • いいえ、そうではありません。健康な方でも、必ず足はむくみます。忙しく仕事をした日の夜や、長時間バスや飛行機で移動したり歩いたりしたときなど、足がむくんだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
  • 人間は寝ているとき以外、活動している間は、足が心臓よりも下に位置しています。したがって、足の血液が心臓へ戻るときには、重力に逆らって心臓へのぼっていかなければいけません。ですから、立ちっぱなし、座りっぱなしなどの状態が続くと足はむくみやすくなります。
  • また、女性では、ホルモンの働きなどでむくみやすくなることもあります。


下肢静脈瘤と思ったら、どんなときに病院を受診したらよいの?

  • 健康な方の足のむくみは、一晩休めば翌朝にはもとに戻ります。
  • 下肢静脈瘤は、静脈という血管がふくらんだ状態で、いわば血管の形が変わってしまう病気なので、自然に治ることはありません。もし、以下のような症状が続いて気になる場合は、専門医を受診して、下肢静脈瘤があるかどうか診断してもらうと良いでしょう。

足の気になる症状

  • 足がむくみやすい
  • 足がだるい
  • 足の血管が浮いてみえる
  • 足がつる

急いで受診したほうがよいの?

  • 基本的には、あわてる必要はありません。
  • 下肢静脈瘤は、基本的には命に危険がおよぶ病気ではありませんし、足が切断になることもありません。
  • 下肢静脈瘤は徐々に進行しますが、そのスピードはゆっくりで、半年から1年かかって進行すると言われています。

どんな病院にいけばいいの?

  • 下肢静脈瘤専門医の受診をお勧めします。
  • 下肢静脈瘤は、「足の血管が浮いてみえる」ことが症状の一つですが、皮下脂肪にかくれていて見つかりにくい場合もあります。正確な診断のためには専門医にかかられることをおすすめします。
  • 具体的には、血管外科、皮膚科、放射線科、形成外科、循環器内科などを受診するとよいでしょう。
  • 下肢静脈瘤専門施設を探す際の参考として、「下肢静脈瘤血管内治療実施管理委員会」に認定されている「血管内治療術実施施設」を、下記で調べることができます。
  • http://www.jevlt.org/ja/application/ (現在、改訂準備中です)
  • 専門医を受診する際には、今までかかったことのある病気や、飲んでいる薬について聞かれますので、おくすり手帳などを持参してください。


受診前に自分でできることは?

  • 下肢静脈瘤は、静脈という血管の形が変化してしまった病気ですので、残念ながらご自身で治すことはできません。
  • ですが、以下のようなことで、自覚症状を改善させたり、進行しにくくすることはできます。

着圧の靴下をはく

  • 血管がふくらむのは、重力の圧によって足の血管に負担がかかっているからです。着圧の靴下をはくことで、その負担を減らすことができます。
  • 医療用の靴下(弾性ストッキング)がベストですが、病院でないと購入できません。もし、医療用の弾性ストッキングが手に入らない場合には、一般のドラッグストアなどで売っている着圧の靴下で代用できます。つま先から膝下までのハイソックスタイプが良いでしょう。

立ちっぱなし、座りっぱなしは避ける

  • 立ち仕事や、デスクワークをしている方は、長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしは避けましょう。
  • 1−2時間に1度は、トイレ休憩などをかねて歩くとよいでしょう。

脱水に注意する

  • 血液が濃縮して固まりやすくなると、まれに下肢静脈瘤のなかに血栓ができることがあります。
  • 適度に水分を摂るようにしましょう。


下肢静脈瘤はどうしてできるの?

  • 下肢静脈瘤は、足の皮膚の下の皮下組織や脂肪の中を走っている静脈(表在静脈といいます)という血管が、ふくらんでコブになった病気です。
  • 表在静脈がコブになってふくらむのは、心臓まで血液を戻すためのしくみがうまく働かなくなり、余分な血液がたまってしまうからです。

コラム:下半身の血液を心臓に戻すしくみ

  • 足は全身の一番下にあるため、足から心臓まで血液を戻すためには、重力に抵抗して血液を持ち上げる必要があります。そのために必要な仕組みが、「ふくらはぎの筋肉ポンプ」と 「静脈の逆流防止弁」です。
  • 逆流防止弁は、静脈の内側に竹の節のように一定間隔で、たくさん付いていて、血液が逆流して足の方にたまることを防いでいます。
  • 下肢静脈瘤は、表在静脈の逆流防止弁に負担がかかり、上手に働かなくなったせいで、血液が上手く心臓に戻れなくなり、結果として静脈がふくらんでしまうことにより生じます。
  • また、座りっぱなしや立ちっぱなしでふくらはぎの筋肉を長時間動かさないでいると、静脈の血液は心臓へ戻りにくくなり、むくみやすくなります。結果、下肢静脈瘤ができやすくなります。


下肢静脈瘤になりやすいのはどんな人?

下肢静脈瘤になりやすい職業はあるの?

  • 下肢静脈瘤になりやすい人は、まず、立ち仕事の方です。立ち仕事のなかでも、あまり歩き回らない、一ヶ所に立ちっぱなしのお仕事(美容師、教師、お寿司屋さんやおそば屋さんなど飲食業)の方がなりやすいとされています。
  • 同様に、デスクワークの職業で、ずっと座りっぱなしでお仕事をされる方、パソコンの前でずっと仕事をしている人などがなりやすいと考えられています。

男性と女性、どっちが静脈瘤になりやすいの?

  • 女性のほうが男性の2.4倍、下肢静脈瘤になりやすい、というデータがあります。妊娠・出産が、下肢静脈瘤のきっかけになるからです。
  • お腹に赤ちゃんがいると、大きくなった子宮で静脈が圧迫されます。それによって足の静脈の血液は心臓に戻りにくくなり、静脈瘤を生じさせる負担になります。

静脈瘤って、遺伝するの?

  • 遺伝だけで静脈瘤になることはありませんが、なりやすい体質というものはあります。血のつながったご家族に静脈瘤の方がいらっしゃれば、「静脈瘤になりやすい体質を持っている」と言えるでしょう。


どんな症状がでるの?

  • 下肢静脈瘤で自覚される症状は、足に余分な血液がたまること(うっ血といいます)が原因で生じます。また、悪化することにより、皮膚の症状があらわれる場合もあります。具体的には以下のようなものがあります。

うっ血による症状

  • 足がだるい(もっとも多い症状です)
  • 足がむくむ
  • 足の鈍痛(歩けなくなるほどの痛みや安静にしているときの痛みはありません)
  • 足の血管が浮いている
  • 足がつる(ふくらはぎの筋肉のけいれんです)
  • くるぶしやふくらはぎの熱感・冷感

皮膚にあらわれる症状

  • かゆみ・湿疹:下肢静脈瘤が進行すると、むくんでいる足がかゆくなったり湿疹ができたりすることがあります。
  • 色素沈着:かゆいところを掻きすぎると、皮膚が黒ずんできます。下肢静脈瘤患者さんの5人にひとりで色素沈着の症状があります。
  • 皮膚潰瘍:掻きすぎたあとをそのままにしておくと、皮膚が硬くなり、キズの治りが悪くなり、深く傷つきえぐれてしまったような状態になることもあります。下肢静脈瘤患者さんの6%に認められます。


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

超音波検査

  • 超音波検査は、妊婦さんのお腹の赤ちゃんをチェックするときにする検査です。同じ方法で、足の皮膚に医療用ゼリーを塗って、外から、足の静脈を観察します。痛くありませんし、被爆の心配もありません。
  • 医師または、超音波検査技師が検査を行います。保険診療です。
  • 超音波検査で、下肢静脈瘤があるかどうか、ある場合はその程度を調べます。また、どのような治療法があり、治療に適しているかもわかります。

その他の検査

  • 下肢静脈瘤を診断・治療する目的で行う検査は、超音波検査だけで十分です。
  • 手術による治療を選択された場合には、手術を安全に行うために、隠れた大きな病気がないかを確認する必要があります。そのため、血液検査、心電図検査、胸部レントゲン検査などを施行することもあります。
  • また、ほかの病気との区別がむずかしい場合や、症状や静脈瘤の形によっては、正確な診断のために、CT検査などを行うこともあります。静脈瘤専門医の説明をよく聞いて、検査を受けてください。


どんな治療があるの?

  • 下肢静脈瘤の治療には、主に、弾性ストッキングの着用、硬化療法、手術があります。
  • ご自分の下肢静脈瘤に対してどの治療が適しているのかを知るためには、静脈瘤専門医による正確な診断が必要です。下肢静脈瘤専門医を受診して、相談しながら治療を決めていきましょう。

まずは、自分にあった弾性ストッキングを着用しましょう

  • 静脈瘤専門の医師や、ストッキングコンダクター(弾性ストッキング指導の認定資格です)の指導のもと、医療用の弾性ストッキングを着用してください。
  • 弾性ストッキングは、まず、弱圧〜中圧・ハイソックスタイプから始めます。また、日中活動している時に着用し、寝る時は脱ぐようにしましょう。
  • 弾性ストッキングで下肢静脈瘤を治すことはできませんが、日常生活の不快な症状を和らげることができます。また、下肢静脈瘤がどんどん進行することを予防できます。

軽症の静脈瘤は、硬化療法で治ります

  • 皮膚表面の毛細血管が拡張したようなタイプの軽症の静脈瘤は、硬化剤というお薬を、下肢静脈瘤に直接、少量注射することで治療できます。
  • 硬化剤は、静脈の血管壁の内側同士をくっつけてしまう接着剤のような役目をするお薬です。
  • 手術ではなく注射なので、入院したり麻酔をかけたりする必要がありません。保険診療で行えます。
  • 治療後、弾性包帯または弾性ストッキングで、数日から1週間、圧迫します。仕事や日常生活の制限はありません。激しい運動やご旅行などは、2週間程度避けてください。

中等症から重症の下肢静脈瘤の治療には、手術が必要です

  • 手術の主流は、下肢静脈瘤血管内治療です。血管をとらない手術です。歯医者さんの治療と同じ、局所麻酔で手術をします。
  • 日帰り手術で治療可能です。手術の翌日から、仕事は可能です。入浴も翌日から可能です。激しい運動や旅行は、手術後1週間はしないようにしましょう。
  • 下肢静脈瘤血管内治療には、2種類あります。ひとつは、血管のなかを焼く手術で、下肢静脈瘤血管内焼灼術といいます。もうひとつは、血管のなかに医療用接着材を注入して閉塞させる手術で、下肢静脈瘤血管内塞栓術といいます。
  • 下肢静脈瘤血管内治療を行う医師の資格認定制度があります。次のウエブサイトを参考にしてください。下肢血管内治療実施管理委員会(http://www.jevlt.org/ja/)
  • 下肢静脈瘤は、命に危険がおよぶ病気ではありません。

コラム:下肢静脈瘤血管内焼灼術の種類

  • 下肢静脈瘤血管内焼灼術には、レーザー焼灼術と高周波焼灼術があります。
  • 手術に使用する機器とカテーテルの違いだけで、治療成績等に大きな違いはありません。どちらも保険診療で行えます。
  • なかには、保険診療になっていない機器もありますが、保険診療の機器で、十分良好な治療効果が得られます。

コラム:下肢静脈瘤血管内塞栓術

  • 下肢静脈瘤に対する、新しい手術方法です。2019年12月に保険適応になりました。
  • 血管のなかに静脈瘤専用に開発された医療用接着材を注入して閉塞させる治療です。
  • 血管内焼灼術よりも、患者さんの身体の負担が少ない手術方法です。
  • 医療用接着材を使用するため、アレルギー体質をお持ちの場合など、この手術が適していない患者さんもいらっしゃいます。


お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?

治療後に一番注意しなければいけない合併症は、血栓症です

  • 血栓症とは、血の塊が血管にできて、血管がつまってしまう病気です。
  • 血栓症の予防のために必要なことは、主治医の指示にしたがって、弾性ストッキングを着用することと、じっとせず、早期に歩き、動くことです。
  • 治療目的以外の健康な静脈に血栓ができないようにするためには、「足全体の血液がよどまないようにすること」が大切です。弾性ストッキングはそのために着用します。どのような弾性ストッキングを着用すればよいかについては、主治医である静脈瘤専門医とよくご相談ください。
  • 同じように、ふくらはぎの筋ポンプ作用を上手に使って、足の血液を心臓へ戻してあげることが必要です。そのため、硬化療法直後は、外来で、10分ほど歩いてもらうこともあります。また、下肢静脈瘤手術後、すぐに歩けるように、手術の麻酔は局所麻酔が用いられることが多いです。
  • 「今日は静脈瘤の治療を受けたから、安静にしていよう」というのは、正しくありません。治療後は、いつもと同じように日常生活を送ってください。

治療後の合併症について、主治医からよく説明を聞きましょう

  • 硬化療法後の合併症として知られているものは、硬化剤によるアレルギー反応、治療した静脈瘤部の色素沈着、治療した静脈瘤部の血栓性静脈炎、皮膚壊死、静脈血栓塞栓症などです。
  • 血管内焼灼術後の合併症と知られているものは、局所麻酔薬によるアレルギー反応(0.005~0.3%)、静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症は0.076%、肺血栓塞栓症は0.007%)、知覚神経障害(0.1~10%)、そのほか、手術部位のつっぱり感、手術部位の皮下紫斑(青あざ)、皮膚熱傷などがあります。


予防のためにできることは?

  • 下肢静脈瘤は、余分な血液がたまること(うっ血)が静脈の負担となって生じます。食生活とは関係がありません。マッサージで、下肢静脈瘤が治ったり予防ができたりすることもありません。
  • 下肢静脈瘤の予防には、以下のことを心掛けるとよいでしょう。

予防のために

  • 医療用の弾性ストッキングを着ける
  • 立ちっぱなし、座りっぱなしでいることは避ける
  • 適度な運動をする


治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?

  • 下肢静脈瘤は硬化療法や血管内焼灼術などの手術により、治すことができます。
  • 硬化療法:外来で行う注射の治療です。10分ほどで終わります。硬化療法後の仕事などの制限はありません。治療後は2~4週目に状態をチェックします。
  • 手術:血管を閉塞させる、日帰り手術です。手術時間は30~60分間です。手術後は数時間休んでから、歩いて帰宅していただきます。手術の翌日、または数日以内に、術後の状態を調べます。術後は硬化療法と同じく仕事などの制限はありません。治療後は、1年後くらいまで定期的に状態をチェックします。

再発はしないの?

  • 適切な治療を受けていただければ、1~2年以内の再発はほとんどありません。ただし、別の場所に新しい静脈瘤ができることが、1割の確率であります。
  • 心配な症状が出たら、治療を受けた主治医を受診してください。


追加の情報を手に入れるには?

  • 次のようなウェブサイトが参考になります。ぜひご確認ください。

特定非営利活動法人日本血管外科学会のホームページ  「血管の病気を知ろう」

  • 学会のホームページに、下肢静脈瘤も含めて、血管の病気についての紹介コーナーがあります。下肢静脈瘤について、簡単に解説されています。
  • http://www.jsvs.org/common/index.html

「知ってください 下肢静脈瘤のこと」

  • 下肢静脈瘤血管内焼灼術のための焼灼機器の会社のホームページです。とても良く出来ています。病院検索もできます。
  • http://www.think-vein.jp/index.html

下肢静脈瘤焼灼術について

  • 日本静脈学会ホームページ「下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術のガイドライン2019」
  • 70~78ページに、一般の方向けのまとめがございます。ご覧ください。
  • http://j-ca.org/wp/wp-content/uploads/2019/08/30_19-supplement.pdf

もっと知りたい! 下肢静脈瘤のこと

下肢静脈瘤って破裂するの?あぶない病気なの?

  • 下肢静脈瘤が破裂することはありません。下肢静脈瘤の症状は足にとどまり、全身に影響が出ることはまれです。したがって、下肢静脈瘤は命に危険がおよぶ病気ではないと考えてください。
  • いっぽう、動脈瘤は、静脈瘤と以下のように違う病気です。

動脈瘤と静脈瘤の違い

  • 動脈瘤:動脈という血管の一部がふくらんだ病気で、大きさによっては破裂します。
  • 下肢静脈瘤:破裂することはまれです。静脈瘤からの出血は下肢静脈瘤患者さん全体の0.8%にみられます。静脈は圧が低い血管からの出血なので、圧迫すれば止血できます。

下肢静脈瘤って足が切断になるの?

  • 下部静脈瘤で足を切断することは、通常ありません。
  • 足が切断になるのは、動脈という別の種類の血管の血液の流れが悪くなったときです。

下肢静脈瘤って、頭に血栓がとぶの?

  • 絶対にないとは言いませんが、とてもまれです。ですから、下肢静脈瘤があるからといって、血栓が頭にとんで脳梗塞になるかもしれないと心配する必要はありません。
  • 下肢静脈瘤に血栓ができる確率は、患者さんのうち6.6%と言われています。その患者さんの中で、心臓の卵円孔という穴が開いている生まれつきの状態があって初めて、脳梗塞になり得る可能性がでてきます。

下肢静脈瘤って、エコノミークラス症候群になるの?

  • エコノミークラス症候群というのは、足にできた血栓が肺に飛んでひっかかる病気(肺血栓塞栓症)のことですが、ここでいう血栓とは、足の筋肉のなかの深部静脈というところにできた血栓のことです。したがって、エコノミークラス症候群は、下肢静脈瘤とは直接関連のない病気です。
  • 下肢静脈瘤とエコノミークラス症候群を関連づけて心配する必要は、基本的にはありません。エコノミークラス症候群になる危険があるから、下肢静脈瘤を手術したほうがいいというのは、言い過ぎだと思います。
  • では、下肢静脈瘤の患者さんは、まったくエコノミークラス症候群にならないのでしょうか? 日本のデータでは、下肢静脈瘤の患者さん全体でエコノミークラス症候群を合併した確率は0.5%でした。ちなみに、とある国土交通省のデータによると1年間で交通事故にあう確率は0.9%だそうです。交通事故にあう方が、少し高いくらいの確率ですね。

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