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  3. 乳幼児のけいれん

乳幼児・小児のけいれん:原因は?対処方法や病院受診のタイミングは?

更新日:2020/11/11

著者阿部 裕一 | 国立成育医療研究センター神経内科 診療部長

監修岡 明 | 埼玉県立小児医療センター 病院長

  • 小児神経専門医、てんかん専門医の阿部 裕一と申します。
  • ある日とつぜんお子様がけいれんをおこしたら心配になりますよね。何か悪い原因で起こっているのではないか?と心配されたり、「病院に行ったほうが良いかな?」と不安になられたりするかもしれません。
  • そこでこのページでは、お子様のけいれんの一般的な原因や、ご自身での適切な対処方法、医療機関を受診する際の目安などについて役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけど本当は説明したいこと」について記載をさせていただいています。

目次

  • どんな症状?
  • 原因はなに?
  • こんな症状があったら救急車を!
  • 子供がけいれんをおこしたとき、どうしたらいいの?
  • 予防のためにできること、やってはいけないことってなに?
  • お医者さんでおこなわれること
  • どんな病気が考えられる?
  • ガイドラインなど追加の情報を手に入れるには?
まとめ
  • けいれんとは、手足や体に力を入れたり、ガクガク震わせる症状のことです。また、目を開けたままボーッとしているだけのこともあります。
  • 乳幼児は脳やからだがまだ発達しきっていないため、けいれんを起こしやすいです。
  • けいれんを起こしたと思ったら、安全な場所で寝かせて休ませてください。様子を観察することが大切です。
  • けいれんが起こる原因はさまざまです。特に、初めてけいれんを起こしたときは、病院に受診されることをおすすめします。


どんな症状?

  • 手足や顔面など体の一部、もしくは全身に力が入ったり、ガクガクと震わせたりする症状があれば、“けいれん”と考えてよいと思います。意識がある場合も、意識がない場合もあります。
  • また、“広い意味のけいれん” (=発作)として、眼を開けているのに呼びかけても反応がなく、一点を見つめたままボーッとしているだけの場合もあります。
  • 本章で使う“けいれん”は、この“広い意味のけいれん”としてご理解ください)。


原因はなに?

  • けいれんの原因はさまざまです。いわゆる“てんかん”だけでなく、特に乳幼児は脳やからだが未熟であるためけいれんを起こしやすいと考えられています。
  • 乳幼児期のけいれんの原因は、主に2つあります。1つめは、てんかんなど脳に何らかの問題が生じて起きる場合です。もう1つは、熱が出たり、吐いたり、下痢をしたりといった、からだ全体の病気が原因で起こる場合です。
  • 以下に、よくある原因について説明いたします。

てんかん

  • てんかんとは、脳が原因で“てんかん発作”を繰り返し起こす病気で、体調が悪くないときでも突然“てんかん発作”を起こします。
  • 本章では、“てんかん発作”=“けいれん”とご理解ください。てんかんにはさまざまな種類のてんかんがあり、発作の症状と脳波検査や脳のCTやMRIといった画像検査結果を併せて“てんかん”と診断します。

熱性けいれん

  • 通常6ヶ月から5才くらいまでの年齢のお子様で、高い熱がでたときにけいれんを起こした場合、熱性けいれんと考えます。
  • 通常は全身に力を入れたりガクガクさせたりするけいれんで、数分以内に自然に治まります。
  • いわゆる “かぜの熱”である場合が多いですが、髄膜炎や急性脳症と呼ばれる脳の病気を起こしかけている場合もあります。はじめてけいれんを起こした場合やけいれん後の目覚めが悪い場合は、病院で診察を受けてください。

泣き入りひきつけ(憤怒けいれん)

  • 特に6ヶ月から1才頃の赤ちゃんが激しく泣いた後に起こります。
  • 息を吐いたまま、もしくは吸ったまま呼吸を止めてしまい、顔色が悪くなって、意識を失って力が抜けた状態になったり、けいれんを起こすことがあります。

軽症胃腸炎にともなうけいれん

  • 下痢や嘔吐といった胃腸炎の症状があるときにけいれんを繰り返す疾患です。
  • この病気と診断された場合には、短期間てんかんの薬を内服することで落ち着くことが多いようです。

けいれん以外のけいれん様症状(チック、身震い発作など)

  • “チック”は、目をギュッとつぶる、目をパチパチさせる、喉を鳴らすなどを繰り返すのが特徴で、意識がなくなることはありません。
  • “身震い発作”は、日中普通に過ごしているときに、急に目を見開いて、口を横一文字に“いーっ”としながら、一瞬体や頭をブルブルッと素早く震わせる症状です。
  • これらはけいれんとは違って、意識を失ったり倒れたりすることはありません。


こんな症状があったら救急車を!

  • 原則、お子様が初めてけいれんを起こした場合は、できるだけ早めに病院に行ってください。様子を見てこれはあぶないと判断された場合は、救急車を呼んでいただいてかまいません。
  • もし、余裕があれば、けいれんを起こしている状態を動画に撮影していただけると、診断の役にたちます。

すぐに病院に行く必要があり、必要ならば救急車を呼んでほしいとき

  • 以前にけいれんを起こしたことがあり、主治医から“次にけいれんを起こしたときに救急車を呼んでください”と言われているとき
  • これまでにも長く続いたけいれんを起こしたことがあるとき
  • 1回のけいれんは5分以内だが、けいれんを繰り返すとき
  • けいれんが5分以上つづくとき(不安があればその時点で救急車を呼んでください)
  • けいれんは5分以内だが、けいれんが止まってもいつまでも意識が戻らないとき
  • けいれんが止まった後で、手足の動きがおかしいまたは動かさないとき

救急車を呼ぶほどではなくても、すぐに病院に行ってほしいとき

  • 1才以下(特に4-8ヶ月くらい)の時に、体に一瞬力を入れる動作や首がガクッとお辞儀するのと同時に、腕を持ち上げたりする動作を繰り返す場合
  • 運動中に急に倒れて意識を失い、けいれんを起こした場合
  • 立っている時に急に倒れることがよくある場合
  • けいれんしたところはみていないが、倒れたときに吐いてしまっていて、しばらく意識がなかった場合
  • 視線が合わず動きがなく、ボーッとしていることが多い場合


子供がけいれんをおこしたとき、どうしたらいいの?

安全な場所の確保

  • まずは、平らで広い床やベッドなど、安全な場所に寝かせてあげてください。
  • たとえば入浴中ならお風呂場から近くのお部屋に移動してください。

けいれん中の姿勢

  • けいれんを起こしているときに吐いてしまっても大丈夫なように、顔を横向きにして休ませてあげてください。

けいれん予防座薬の使用

  • すでにてんかんや熱性けいれんの診断を受けていて、けいれんが起きた場合にけいれん予防座薬(主にダイアップ®座薬など)を使うように指導を受けている場合には使用してください。

市販薬

  • けいれんの治療に使える市販薬はありません。
  • 熱が出た時に市販のお薬を使用する際は、鼻水止めやアレルギー止めの成分である抗ヒスタミン薬という成分が含まれていないものを選んでください。
  • 抗ヒスタミン薬は熱によって起こるけいれんの時間が長くする可能性があるため、熱性けいれんを起こしたことのあるお子さんにはおすすめできません。


予防のためにできること、やってはいけないことってなに?

予防のためにできること

  • 熱によるけいれんを起こしたことがあり、病院からジアゼパム座薬(ダイアップ®)が出されている場合は、37.5℃くらいの熱が出たときに座薬を使用してください。
  • 熱が続いている場合は、8時間後に同じ量を追加して使用することで、熱によるけいれんを予防することができます。

行うのはよくないこと

  • けいれん中に口に指や割り箸などのものを入れない!:舌を押し込んでしまって息ができなくなり、とても危ないです。
  • けいれん中に体を押さえつけて発作を止めようとしない!:体を押さえてもけいれんは止まりません。
  • ジアゼパム座薬と熱を下げる座薬を同時に使わない!:一緒に使用すると薬の効き具合が悪くなり、けいれんの予防効果が減ってしまいます。30分以上ずらして使用すれば問題ありません。また、口から飲むものならジアゼパム座薬と同時に使用しても特に問題はありません。ちなみに解熱剤では熱性けいれんは予防できません。

てんかんの治療として飲み薬が出ている場合、行うのはよくないこと

  • 自己判断で飲み薬を中止しない!:保護者の自己判断で薬を飲むことをやめてしまうと、発作を起こしやすくなります。
  • 指示された量よりも多く飲まない!:お医者さんに言われている量より多く飲んでしまうと、副作用をおこすかもしれません。


お医者さんでおこなわれること

けいれんの状況を教えてください

  • お医者さんにかかったとき、けいれんが続いていることは多くありません。お父さんやお母さんのお話だけでは判断が難しい場合もあります。
  • 「けいれんかもしれない」と思う症状を繰り返す場合、可能ならばスマートフォンなどでけいれんの様子を動画で記録し、持ってきていただくと治療にとても役立ちます。
  • てんかんと診断とされた場合、次回病院に行くまでに再び起きた発作の状況をメモして持ってきていただくと、お薬の量や種類を決めるのに役立ちます。
  • 初めての場合も、てんかんと診断された場合も、以下の情報などを紙に書いて持ってきていただくと役に立つかもしれません。

診療の助けになる情報

  • けいれんの起きた状況:起きていた、寝ていた、ごはんをたべていた、暗いところでテレビを観ていた、発熱や下痢などの体調不良があった、前日あまり寝れていなかった、運動中だった、立っていた
  • 発作を起こした時間:朝、昼、夜
  • けいれんの様子:目を向けている方向、手足の動き、左と右のちがい、どれくらいの時間続いたか
  • 母子手帳に書いてあることや、これまでの発達の様子:首がすわった時期、寝返り時期、お座りの時期、つかまり立ちの時期、伝い歩きの時期、一人歩きの時期、言葉の時期
  • 薬を飲んでいる場合:飲んだ時間との関係

もっと知りたい けいれんのこと!

どんな病気が考えられる?

熱性けいれん

  • ふつう6ヶ月から5才くらいまでの年齢のお子様が熱を出すことによってけいれんを起こした場合、熱性けいれんと考えます。
  • 通常は左右同じようにけいれんし、数分以内に自然に治まります。
  • いわゆるウイルスによる“風邪”である場合が多いです。

泣き入りひきつけ(憤怒【ふんど】けいれん)

  • 特に6ヶ月から1才頃の赤ちゃんが激しく泣いた後、息を吐いたままもしくは吸ったまま呼吸を止めてしまい、顔色が悪くなって、意識を失ってしまったり、けいれんを起こすことがあります。

てんかん

  • てんかんは脳が原因でてんかん発作を繰り返し起こす脳の病気です。熱や体調不良がない場合でも突然てんかん発作を起こすのが特徴です。
  • 手足や全身が硬くなる、ガクガクするといった運動症状を主な症状とするいわゆる“けいれん”以外にも、ボーッとして視線が合わない、呼びかけに応じることができないなど(意識減損【いしきげんそん】といいます)のみのてんかん発作もあります。
  • てんかんにはさまざまな種類のてんかんがあり、発作の症状と脳からの電気信号を測る検査(脳波検査)や画像検査を参考に診断します。

髄膜炎【ずいまくえん】や脳炎・脳症によるけいれん

  • 乳幼児の発熱に伴うけいれんでは、常に髄膜炎や脳炎・脳症といった頭の中の炎症や感染症が原因である可能性を考えなければなりません。
  • けいれんが長く続いた場合やずっとぼーっとしている場合などは熱性けいれんと区別がつきにくく、入院して血液の検査、脳の周りをみたす水(髄液【ずいえき】といいます)の検査、脳からの電気信号を測る検査(脳波検査)、CTやMRIといった頭の画像検査などを行います。
  • 意識状態などの経過をみることが必要となります。

まれな脳の病気によるけいれん

  • 乳幼児のけいれんでも、めずらしい脳の病気が原因のこともあります。熱のないけいれんや手足の動きが鈍いなどの症状があれば、頭の画像検査を行う必要があります。
  • 具体的には脳の血管の奇形、もやもや病とよばれる病気による脳出血、脳腫瘍【のうしゅよう】といったものがあります。

脱水症・電解質異常・低血糖・先天代謝異常によるけいれん

  • ウイルス性胃腸炎などでたくさん吐いてしまったり下痢が激しい場合には、脱水症・電解質異常・低血糖などが原因のけいれんを起こすことがあります。
  • またそれ以外にも先天代謝異常を持っているお子さんで、高アンモニア血症やアシドーシスといった代謝の異常を起こした場合にもけいれんを認めます。特に体調が悪い場合にはなるべくはやく病院に行く必要があります。
  • 診断には血液検査や尿検査などが行われます。

軽症胃腸炎にともなうけいれん

  • 軽症胃腸炎にともなうけいれんは、胃腸炎の症状が比較的軽く、脱水や低血糖などがないのにもかかわらず、けいれんを繰り返す病気です。
  • 受診してこの診断となった場合には、1回もしくは短期間てんかんの薬を飲むことで落ち着くことが多いようです。

薬剤性または中毒性のけいれん

  • 一部の抗アレルギー薬や喘息の薬、抗菌薬、吐き気止めの薬などが原因で、けいれんもしくはけいれんのような症状を起こす場合があります。
  • また、ぎんなんの食べ過ぎで中毒を起こし、けいれんすることもあります。
  • これらは直前まで使用していた薬、食事などから診断されます。

心臓が原因の失神・けいれん

  • 心臓の病気が原因で運動中や運動直後に突然意識を失って倒れ、さらにけいれんを認める場合もあります。
  • 乳幼児期には、心筋症【しんきんしょう】や先天性心疾患を持っているお子さんにみられることがあります。

けいれん以外のけいれん様症状

  • チック:急に起こる、体の一部の速い動きが特徴です。意識がなくなることはありません。
  • 身震い発作:起きている時間帯に急に目を見開いて、口を “いーっ”としながら、一瞬体や頭をブルブルッと素早く震わせる症状のことをいいます。意識を失ったり倒れたりすることはありません。


ガイドラインなど追加の情報を手に入れるには?

  • 乳幼児のけいれんやてんかんに関する詳しい情報は、以下のウエブサイトをごらんください。
  • 日本てんかん協会のウェブサイト(https://www.jea-net.jp/)
  • 日本小児神経学会による熱性けいれん診療ガイドライン、小児けいれん重積治療ガイドライン(https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=7)
  • 日本てんかん学会による種々のてんかんに関するガイドライン(http://square.umin.ac.jp/jes/epilepsy-detail/guideline.html)
  • てんかん治療ガイドライン2010(https://www.neurology-jp.org/guidelinem/tenkan.html)

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