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  1. お医者さんオンライン
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  3. 腸重積症

腸重積症:どんな病気?子供で気を付ける症状は?検査や治療は?

更新日:2020/11/11

著者田中 秀明 | 福島県立医科大学附属病院小児外科 教授

監修岡 明 | 埼玉県立小児医療センター 病院長

  • 小児外科専門医の田中 秀明と申します。
  • このページに来ていただいたかたは、もしかするとお子さんが「腸重積症」と診断されるなどして、不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにお子さんがつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 腸重積症は、どんな病気?
  • 腸重積症と思ったら、どんなときに病院・クリニックを診したらよいの?
  • 腸重積症になりやすいのはどんな人?原因は?
  • どんな症状がでるの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後はどうなるの?
  • 予防のためにできることは?
  • 治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
  • さいごに
まとめ
  • 腸重積症とは、腸の一部がその隣の腸の中に入り込んで、はまってしまう病気です。
  • 6か月から1歳くらいの子どもに起こることが多いです。
  • 主な症状は腹痛、嘔吐、血便です。
  • 腸が通らなくなり、腸の血流も悪くなるため、早急な治療が必要です。


腸重積症は、どんな病気?

  • 腸重積症とは、お腹の右下あたりにある小腸の終わりの部分が、大腸の中に入り込んで、はまったままになる病気です。 
  • 腸が通らなくなり、お腹が張って吐くなどの症状が出ます。また、腸自体の血の巡りも悪くなり、痛みや出血が起こります。さらにひどくなると腸の壁が死んでしまい、穴が開くことも起こりえます。


腸重積症と思ったら、どんなときに病院・クリニックを診したらよいの?

  • 腸重積症はなるべく早く診断をつけ、治療を始めなければならない病気です。
  • この後にご説明する腹痛、嘔吐、血便などの症状があれば、大急ぎで小児科を受診しましょう。


腸重積症になりやすいのはどんな人?原因は?

腸重積症になりやすい人

  • 離乳期から1歳に起きやすく、1歳未満の発生頻度は10万人の出生に対し50人前後です。3か月未満や6歳以上に起きることは少ないです。
  • 男の子は女の子よりも、2倍ほど多く発生します。

腸重積症が起こる原因

  • 風邪などでウイルスに感染したあと、小腸の終わりに多く存在するリンパ組織が一時的に腫れると、そこが先頭になって大腸側に入り込むことが多いです。
  • 生まれつき小腸の壁の一部が袋状になっている病気(憩室といいます)やポリープなどがあると、そこが先頭になることもあります。
  • ロタウイルスという、子どもにひどい胃腸炎を起こすウイルスがありますが、この感染を防ぐためのワクチン接種の副反応として、ごくわずかに腸重積症となるリスクが高まるというデータがあります。ロタウイルスのワクチンを接種した後は、以下に述べる症状が出ないか注意しましょう。


どんな症状がでるの?

  • 腹痛、嘔吐、そして血便が主な症状です。ただし、最初からこれらの症状が同時にあらわれるわけではなく、時間経過とともにこの順序で出てくることが多いです。
  • 何となく元気がない、理由なく泣いてばかりいる、といった症状から始まることもあります。

お腹の痛みについて

  • 腹痛を言葉で訴えられなくとも、泣き方がいつもと違う、膝を「く」の字に抱え込んで不機嫌に泣いている、という症状によって腹痛を訴えているかもしれません。
  • 初期には腹痛の症状が数分続いた後に15~20分くらいの痛みのない時間があり、これを繰り返します。

血便について

  • 血便は粘液が混じっていてイチゴゼリー状とも呼ばれます。自然に出ず、浣腸して初めてわかることもあります。


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • まず超音波検査が行われます。腸がはまっていることを示す特徴的な像が見えれば、ほぼ確実に診断することができます。
  • 注腸造影を行うと、診断がさらに確実になります。症状や超音波検査の結果から腸重積症かどうか白黒つけられない場合でも、注腸造影を行います。この検査で診断がついたら、同時に治療としての注腸も行います。
  • はまりこんだ先頭の腸に何らかの病気があることが疑われる場合などは、追加でCT検査を行う場合もあります。


どんな治療があるの?

注腸による治療

  • レントゲンに白く映る造影剤という液を肛門から注入していくと、はまった腸の先頭の部分がわかります。腸重積症と診断がついたら、そのまま注入の圧を加え続けることで、重なった腸が押し戻され、元の状態に戻ります。
  • 必要に応じて、少しずつ休みを入れながら、これを繰り返し行います。

緊急手術

  • 注腸による治療で治せなかった場合は、緊急手術が必要となります。
  • 腸重積症になってからの時間が長く、腸へのダメージが大きい場合、腸に穴が開いていることが疑われる場合、ぐったりとしていて体の状態が悪い場合などは、注腸検査を行わずに手術を急がなければなりません。
  • 手術では、はまった腸を直接押し戻すことで、元の状態にします。お腹に数cmの傷をつける「開腹手術」、もしくは何本かの細い筒からカメラや細い器具を入れて手術する「腹腔鏡手術」が行われます。
  • はまっていた腸にダメージが大きいとき、また先頭の腸の部分に原因となる病気が見つかったときは、そこを含めた腸の切除をしなければなりません。


お医者さんで治療を受けた後はどうなるの?

注腸による治療の場合

  • この治療がうまくいっても、数時間は腸の動きが回復しないことがあります。そのため、注腸のあとは入院していただき、点滴を続けながら経過観察をすることが多いです。
  • お腹の症状がなくなり、飲んだり食べたりしても大丈夫であることが確認できたら退院です。多くの場合、1日以内に退院できるようになります。

手術による治療の場合

  • 腸の動きが順調に回復しているか、手術の傷が膿んだりしていないかを日々診察します。
  • 担当医が、食べたり飲んだりしてよいか、食べる量を増やしてよいか、いつごろ退院できるかを判断します。


予防のためにできることは?

  • 腸重積症を予防する方法は、残念ながらありません。
  • 異変に気づいたらすぐに病院を受診し、早めの診断、治療を受けていただくことが大切です。


治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?

  • 症状が出てから1日以内など、早めに診断、治療ができた場合は、8割くらいのお子さんは注腸による治療で治すことができます。それ以外のお子さんは、手術による治療が必要です。

再発について

  • 腸重積症は、再発が10%くらいの方でみられます。
  • 同じような症状がまた起こらないか注意が必要です。なお、再発したとしても、治療方針は同じです。
  • ただし、再発を繰り返す場合や年長のお子さんの場合、先頭の腸に憩室などの病変がある可能性が高くなります。その疑いをもって、慎重に検査を行います。


追加の情報を手に入れるには?

  • 日本小児救急医学会から 「エビデンスに基づいた小児腸重積症の診療ガイドライン」が出ています。
  • http://www.convention-axcess.com/jsep/doc/annai/20121017_Guideline.pdf


さいごに

  • 腸重積症以外でも、腹痛、嘔吐から急に具合が悪くなり緊急手術が必要となる腸の病気がまれながら存在します。
  • いつもと違ってお腹が苦しそうな様子があれば、すぐに病院を受診しましょう。

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