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  3. 胸膜炎

胸膜炎:原因は?症状は?人にうつるの?肺炎との関係は?検査や治療は?

更新日:2020/11/11

著者青島 正大 | 社会医療法人財団石心会 川崎幸クリニック 院長補佐/呼吸器内科部長

監修星野 友昭 | 久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門 主任教授

  • 呼吸器専門医の青島 正大と申します。
  • このページに来ていただいたかたは、もしかすると「自分が胸膜炎になってしまった?」と思って不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 胸膜炎は、どんな病気?
  • 胸膜炎と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?
  • 受診前によくなるために自分でできることは?
  • 胸膜炎になりやすいのはどんな人?原因は?
  • どんな症状がでるの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?
  • うつるの?自分の予防のためにできることは?
  • 治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
まとめ
  • 胸膜炎は、肺を包む膜に起きた炎症によって、肺の外側に水(胸水)がたまる病気です。感染に伴うもののほかに、膠原病やがんに伴うものなどがあります。
  • 胸膜炎の原因を知るためには、胸水を採取して検査することが必要です。
  • 感染に伴う胸膜炎では、抗生物質による治療が主体です。ただし、胸腔ドレナージや線維素溶解療法などの併用が必要になることもあります。
  • がんに伴う胸膜炎では、胸水を排液した後に再び胸水がたまるのを予防する目的で、胸膜癒着療法を行うこともあります。


胸膜炎は、どんな病気?

  • 胸膜炎とは、肺を包む膜である胸膜が炎症を起こして、肺の外側に水(胸水)がたまった状態です。 
  • 胸膜炎は肺炎や肺結核などの感染症で起きるものが主ですが、リウマチなどの膠原病、あるいは肺がんなど感染症以外の原因で起きることも少なくありません。
  • 胸膜に炎症が起きると、胸膜に分布する神経を刺激して胸の痛みを感じることが多いです。痛みの有無は胸水の原因が胸膜炎に伴うものか、ほかの原因によるものかを推定するヒントにもなります。この胸の痛みは深呼吸で強まるのが特徴的です。
  • 肺炎に伴う胸膜炎は急性に水がたまりますが、結核や膠原病、肺がんなどでは慢性的な水のたまり方をします。


胸膜炎と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?

  • 胸膜炎では発熱や胸の痛みを感じます。胸水の量がある程度増えると、息苦しさを感じるようになります。
  • 発熱と胸の痛み(特に深呼吸で強まる痛み)を感じる場合には、胸膜炎の可能性がありますので、医療機関の受診をお勧めします。レントゲン検査が可能な施設が望ましいです。

救急車を呼ぶ場合

  • なお、次のような場合は、肺血栓塞栓症、心筋梗塞、胸部大動脈解離や、気胸などの可能性があります。生命にかかわる重大な病気の可能性があり、救急車を呼ぶ必要があります。

救急車を呼ぶ場合

  • 何時何分と時刻がわかるくらい、突然に胸の痛みを感じた場合
  • 息苦しさや冷や汗を伴う場合
  • 痰に血が混じった場合


受診前によくなるために自分でできることは?

  • 感染に伴うものも、膠原病などに伴うものも、肺がんなどの悪性疾患に伴うものも、胸膜炎であれば病院での治療が必要です。残念ながら、ご自分で対応できることはありません。
  • 胸の痛みは生命にかかわる重大な病気の場合もありますので、特に突然痛みが起きた場合は、胸膜炎以外の病気の可能性も考慮して、早めに医療機関を受診してください。


胸膜炎になりやすいのはどんな人?原因は?

  • 感染に伴う胸膜炎になりやすい方は、肺炎と同じと考えてよいでしょう。

感染に伴う胸膜炎になりやすい方

  • ご高齢の方
  • 糖尿病や、心臓、肺、腎臓、肝臓、神経などに慢性の病気がある方
  • 免疫を弱くする疾患(がんやHIV感染症など)がある方
  • 免疫を抑える薬(副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬)での治療を受けている方

感染に伴わない胸膜炎になりやすい方

  • リウマチなどの膠原病の方
  • 肺がんなどの方


どんな症状がでるの?

肺の感染に伴って起きる胸膜炎の場合

  • 肺炎の症状(急な発熱、寒気、咳、色のついた咳が出る)に胸の痛みが加わります。胸水が多くなると息苦しさも感じるようになります。
  • 肺結核に伴う胸膜炎の場合は経過がゆっくりで、数か月かかって徐々に進みます。

リウマチや肺がんに伴う胸膜炎の場合

  • 原因となる病気の症状に加えて、胸の痛みや息苦しさなどが感じられます。
  • 肺がんに伴うがん性胸膜炎では、胸の痛みを伴わず、たまっている胸水の量が多くなり、息苦しさを自覚するようになって初めて発見されることもあり、注意が必要です。


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

血液検査

  • 急性の炎症の存在を示す白血球の増加や炎症反応の有無を調べます。
  • そのほかに胸膜炎の原因となる膠原病のマーカーである自己抗体、がんでは腫瘍マーカーも調べます。

画像検査

  • 胸水の存在を知るために、レントゲンやCTなどの画像検査を行います。
  • CT検査では胸水の有無だけでなく、原因までわかることがあります。

胸腔穿刺

  • 直接、胸に細い針を刺して胸水を少量抜いて調べる検査です。胸水の性状(色や濁りの有無、臭い、白血球の数やたんぱくや糖の濃度、腫瘍マーカーなど)や胸水中のがん細胞や細菌の有無を調べることが原因究明に役立ちます。
  • 専門の施設でなければできない検査です。


どんな治療があるの?

  • 胸膜炎の原因がわかったら、原因となっている病気の治療を行います。

感染に対する治療

  • 原因となる微生物を推定して抗生物質の点滴や内服を行います。

息苦しさや酸素不足の症状に対する治療

  • 原因とは関係なく、胸水がたまることによる肺の圧迫、肺の容積減少による息苦しさや酸素不足がある場合、針を皮膚から刺して胸水を抜く処置(胸腔穿刺排液)や、皮膚を小さく切開して胸水がたまっている場所(胸膜腔)へ管を留置し、胸水を持続的に抜く処置(胸腔ドレナージ)などを行う場合があります(胸腔ドレーンの項も参照してください)。
  • 感染による胸膜炎では、胸膜どうしが癒着して排液がうまくゆかなくなる場合があります。そのような場合には、管からウロキナーゼなどの薬を入れて癒着をはがし、排液を助ける治療(線維素溶解療法)を併用したり、それでも十分な排液効果が得られない場合には手術を考える場合もあります。
  • がんに伴う胸膜炎で十分な排液ができ肺が膨らんだ場合には、胸水が再びたまるのを予防する目的で、留置した管から薬(癒着剤)を注入し、胸膜どうしを癒着させ胸水がたまるスペースをなくす治療(胸膜癒着療法)を行うこともあります。


お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?

  • 感染に伴う胸膜炎の多くは、入院して治療が行われます。抗生物質による副作用(頻度が高いものは下痢と薬疹)があらわれた場合は、医師にご相談ください。
  • 胸水の量が増えた場合には息苦しさが出る場合があります。息苦しさの程度には注意してください。 
  • 胸膜癒着療法は通常、入院して行います。癒着剤を注入した後は、胸の痛みや発熱が高い頻度で出現します。


うつるの?自分の予防のためにできることは?

  • 肺炎マイコプラズマによる肺炎に随伴する胸膜炎や、肺結核に随伴する胸膜炎では、ヒトからヒトへうつる可能性があります。ほかの人にうつさないために、咳エチケットを行ってください。
  • 「他の人から病気をもらわないようにするための防御策」として効果が証明された対策は今のところありません。基本は、患者さんに咳エチケットを行ってもらうということにつきます。
  • ただし結核の場合、結核にかかっている人がいる部屋に入る場合には、N95マスクを着けることが必要になります。


治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?

  • 肺炎に伴う胸膜炎は通常、肺炎の治療によって治ります。抗生物質で治療する期間はだいたい1週間です。
  • ただし、同じ肺炎に伴う場合でも胸膜が癒着している場合や明らかに膿のような胸水がたまっている場合(膿胸)では、抗生物質による治療だけで治すのは難しく、胸腔ドレナージが必要となります。抗生物質の治療期間も4週間を超えます。
  • 結核に伴う胸膜炎の場合、治りますが、お薬による標準的な治療期間は6か月ないし9か月と長く、治った後にしばしば胸膜の癒着が残ります。


追加の情報を手に入れるには?

  • 日本呼吸器学会のホームページには一般の方向けの解説が出ています。
  • http://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=32
  • http://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=33

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