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妊娠糖尿病:原因は?症状は?血糖の数値の目安は?どんな食事に気をつければいい?

更新日:2020/11/11

著者倉田 奈央1、安日 一郎2 | 1:国立病院機構長崎医療センター産婦人科、2:国立病院機構長崎医療センター産婦人科 部長

監修小川 佳宏 | 九州大学病態制御内科学 教授

  • 産科医として、多数の妊娠糖尿病妊婦の診療と臨床研究を行っている長崎医療センターの医師です。
  • このページに来ていただいた方は、もしかすると「自分が妊娠糖尿病になってしまった?」と思って不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安や悩みを抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私たちが日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 妊娠糖尿病は、どんな病気?
  • 妊娠糖尿病と思ったら、どんなときに病院を受診したらよいの?
  • 妊娠糖尿病になりやすいのはどんな人?
  • どんな症状がでるの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?食事や生活で気をつけることは?治療の副作用は?
  • 予防のためにできることは?
  • 治るの?分娩後に気を付けることは?
  • 追加の情報を手に入れるには?
まとめ
  • 妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて見つかった、または初めてなった高血糖状態のことです。
  • 高血糖が続くと、お母さん、赤ちゃん両方ともに、よくない影響を起こす可能性が上がります。また、出産後に糖尿病になりやすくなるといわれています。
  • 妊娠する前に太っていた場合や、妊娠中に体重が増えすぎてしまった場合は、妊娠糖尿病になりやすいといわれています。
  • 治療は、食事の改善と、インスリンで血糖を下げることです。


妊娠糖尿病は、どんな病気?

  • 妊娠糖尿病は、妊娠中にはじめて見つかった高血糖状態のことです。「糖尿病」という名前がついているため、誤解されやすいですが、糖尿病ではありません。血糖値も、糖尿病の方ほどは高くありません。
  • 妊娠中は、血糖値が上がりやすい状態になっています。この状態が行きすぎてしまうと、血糖値を下げることができず、高い状態が続いてしまいます。
  • 高血糖によってお母さんと赤ちゃんに悪い影響が出ないようにすることと、将来お母さんが糖尿病にならないようにすることが大切です。

コラム:妊娠糖尿病が発症する原因

  • 妊娠中、特に妊娠中期以降は、母体の体内で血糖値を下げる働きをするインスリンというホルモンが効きにくい状態が起こります。これをインスリン抵抗性といい、胎盤で産生される様々なホルモンがその原因となります。
  • インスリンが効きにくくなることは、胎児の正常な発育と母体のエネルギーを脂肪として蓄えるための大切な働きですが、その働きが過度になることで妊娠糖尿病を発症します。


妊娠糖尿病と思ったら、どんなときに病院を受診したらよいの?

  • 妊娠糖尿病は、糖尿病ほどは高血糖にならないため、妊婦さんに自覚症状はでません。
  • 日本では、すべての妊婦さんを対象に、妊娠中に妊娠糖尿病かどうかのスクリーニング検査として、採血で血糖値を測るのがよいとされています。

コラム:妊娠糖尿病のスクリーニング検査

  • 妊娠中のインスリン抵抗性の働きが強くなり始める妊娠中期(24〜28週頃)に、炭酸糖水を飲んで1時間後の血糖値を測定するスクリーニング検査(50gGCT)や、食事と採血時間の時間を問わずに血糖値を測定する検査(随時血糖検査)を行うことがガイドラインで推奨されています。
  • 妊娠初期にも随時血糖検査が行われますが、これは、妊娠前に診断されずに見逃されていた糖尿病を見つけることが主な目的です。
  • 糖尿病に近い高い血糖値や肥満がある場合は、妊娠初期から治療を行うことがあります。


妊娠糖尿病になりやすいのはどんな人?

  • 日本人は妊娠糖尿病になりやすいといわれています。日本での妊娠糖尿病は、すべての妊婦さんのうち7-9%くらいです(100人中7-9人)。
  • とくに下記の項目にあてはまる場合は、妊娠糖尿病になりやすい方です。

妊娠する前

  • 家族に糖尿病の方がいる
  • 太っている
  • 35歳以上である

前の妊娠の時

  • 4000g以上の赤ちゃんを出産した
  • 何度か流産、早産(予定日よりかなり早く生まれた)をくりかえしている
  • 赤ちゃんがおなかの中で、またはうまれてすぐに亡くなっている
  • 奇形をもった赤ちゃんを出産した

今回の妊娠

  • 体重が増えすぎている(といわれた)
  • 赤ちゃんが大きい
  • 羊水(赤ちゃんがいるおなかの中にある水)が多い
  • 妊娠中に高血圧になった
  • おしっこの検査で、何回もおしっこに糖が出ている場合


どんな症状がでるの?

  • お母さんの体には症状はでません。ただ、高血糖が続くことによって、妊娠中や出産時、出産後に次のような影響がでることがあります。

おなかの赤ちゃん

  • お母さんの血液の中に栄養となる糖分がたくさんあると、赤ちゃんが大きくなりすぎてしまいます。そうすると、生まれるときに産道を通れず、ケガしてしまうことがあります。
  • 心臓の病気になったり、おなかの中で死亡してしまうこともあります。

生まれたばかりの赤ちゃん

  • お母さんが高血糖だった場合、赤ちゃんの体は血糖を下げる働きが強くなっています。生まれた途端にお母さんから栄養がもらえなくなると、逆に血糖が下がりすぎてしまいます。また、上手に息が吸えなくなったり、仮死状態で生まれることもあります。
  • 黄疸や血液が多くなりすぎる病気になることもあります。

お母さんの体

  • 妊娠中に高血圧になったり、予定日よりかなり早く生まれてしまったりすることがあります。
  • お産がスムーズに進まず、帝王切開になることも増えます。


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • 妊婦健診では、妊娠糖尿病の方をみつけるためのスクリーニング検査をしています。
  • このスクリーニング検査で妊娠糖尿病が疑われた場合は、もう少しくわしく血糖値の変化を調べる検査を行います。

コラム:75g経口ブドウ糖負荷試験[75gOGTT]

  • この試験は、前夜10時以降は絶食とし、糖やアミノ酸などの栄養素の入った飲水も禁止し(純粋な水の飲水のみ許可)、早朝から検査します。
  • 妊娠糖尿病の診断基準のうち、一つでも異常を認めた場合に妊娠糖尿病と診断されます。 
  • 妊娠糖尿病の診断基準は次の通りです:空腹時血糖値:92 mg/dl以上、1時間値:180 mg/dl以上、2時間値:153 mg/dl以上


どんな治療があるの?

  • 妊娠糖尿病だった場合、正常の妊婦さんと同じ血糖値にすることが目標です。
  • まずは食事を改善し、自分で血糖値を測り記録します。1-2週間ほど続け、目標の血糖値まで下がらなかった場合は、血糖値を下げるインスリンという薬を使います。

食事療法

  • 食事の改善が妊娠糖尿病の治療の基本です。カロリーをおさえた食事を心がけてください。ただし、やりすぎてしまうと赤ちゃんが十分に大きくなれません。妊娠糖尿病でない妊婦さんと比べて7割におさえることが推奨されています。
  • 栄養素をバランスよくとってください。
  • 血糖値の急激に上げないために、1回の食事量を減らし、一日5-6回に分けて食べるのもおすすめです。

コラム:カロリーの制限の注意点

  • 妊娠中のカロリー制限は、正常妊婦の摂取量の七分程度のカロリー[30%カロリー制限食]とすることが推奨されています。
  • ただし、過度のカロリー制限を行うと母体の血中のケトン体という成分が増え、そのことが出生後の児の発達障害の原因となることが報告されています。
  • また、妊娠していない時と比べて、妊娠中は、空腹を続けることでケトン体の増加が起こりやすいことがわかっています。特に朝食を抜いたり、いま流行りの「低炭水化物ダイエット」はケトン体の増加を引き起こしやすく危険です。

血糖値の測定

  • 朝起きてすぐと、朝・昼・夕食のあと(それぞれ食事を始めてから2時間後)の、1日4回、指先に極細の針をさして血糖値を測ります。
  • 自分で血糖値を測ることで、どんな食事の時に血糖値が上がるのかわかりやすくなります。

コラム:目標血糖値

  • 目標血糖値は、早朝空腹時:95 mg/dl未満、朝、昼、夕の各食後血糖値:120 mg/dl未満です。
  • 施設によっては就寝時の血糖値:105 mg/dl未満を追加することもあります。
  • 自己血糖測定法では、空腹時はほぼ正確ですが、食後血糖値は静脈採血による実際の血糖値よりも少し高めに出ることに留意してください。
  • 私達の施設では、空腹時血糖値の正常化[<95 mg/dl]を達成し、食後血糖値はおおむね80%以上の達成率を目標としています。

インスリン療法

  • 食事の改善だけでは高血糖が治らない場合には、血糖値を下げるインスリンというホルモンを注射します。
  • インスリンは胎盤を通ることができないので、赤ちゃんの体に入る心配もありません。お母さんの高血糖状態を放置することの方がはるかに有害です。
  • インスリンは出産直後にやめられます。

コラム:インスリン治療のタイミング

  • 巨大児発症予防には、妊娠32週ころまでに目標血糖値を達成する必要があることが知られています。
  • 妊娠糖尿病の場合、分娩直後にすべてのインスリンの中止が可能です。それは妊娠中の高血糖の原因となるホルモンを分泌している胎盤が母体から離れるからです。


お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?食事や生活で気をつけることは?治療の副作用は?

低血糖発作

  • インスリン療法をしている方は、注射後にきちんと食事が取れなかった場合に、血糖値が必要以上に下がってしまうことがあり、低血糖の発作がおきることがあります。
  • 冷や汗や手足のふるえ、ドキドキするなどの症状が出たときは、すぐに糖分をとってください。普段からアメやブドウ糖などを持っておくとよいと思います。
  • ただし、妊娠糖尿病の患者さんは、妊娠していない人と比べてインスリン注射で低血糖を起こすことはきわめて稀です。安心して、指導された通りにインスリン注射を行ってください。

超即効型インスリンを使っている場合

  • 注射をしてすぐ効果のあるインスリンを超速効型インスリンといいます。このタイプのインスリンは、食事をすぐに取れるように準備をしてから注射してください。


予防のためにできることは?

体重管理

  • 体重を増やしすぎないことが何よりも大事な予防です。
  • 妊娠前から太っていた方は、妊娠中の体重の増えをできるだけ抑えることが予防になります。
  • 正常な体重の方も、つわりの時期をすぎて食欲がでてくるあたりからの体重の増えすぎは危ないです。食べすぎないように注意してください。
  • なお、もともとやせ型の方は、体重が増えすぎないように気をつけすぎてしまうと、赤ちゃんが十分に大きくなれず、早く生まれてしまう原因にもなります。

BMI

  • 妊娠前の体重が体格に見合っているかどうかは、BMIという指数で表します。計算方法は、下の式で求められます。BMIが18.5~24.9は正常、25以上を肥満、18.5未満をやせとします。
  • 自分のBMIを知って、妊娠中の体重の増えを意識してください。妊娠中にどれだけ体重が増えても大丈夫かについては、かかりつけの医師や助産師に確認してください。

BMIの計算方法

  • BMI=(妊娠前の体重[㎏])÷(身長[m])2

適度な運動

  • 妊娠前や妊娠中の運動習慣も、妊娠糖尿病になる可能性を下げるといわれています。ウォーキングなど毎日続けられそうなことをはじめてみてください。
  • なお、切迫早産などで運動が制限される場合は除きます。


治るの?分娩後に気を付けることは?

  • 妊娠糖尿病は妊娠が終わるとともに治り、妊娠前の状態に戻ります。妊娠前は正常であった場合が多いですが、もとから高血糖気味であった可能性のある方もいるでしょう。
  • 妊娠糖尿病になった方は、出産した6-9週後に血糖値の検査をし、妊娠前の状態が正常であったか確認します。

将来の糖尿病を予防するために

  • 出産後の血糖値が正常に戻っていても、妊娠糖尿病になった方は、近い将来、糖尿病になりやすいことがわかっています。妊娠中、妊娠糖尿病にならなかった場合に比べ、7倍以上もなりやすくなってしまいます。また、妊娠糖尿病と診断された女性の40%が産後5年間で糖尿病を発症したという報告もあります。
  • 出産後は定期的に血糖の検査を受けてください。特に、次の妊娠を考えている場合は、「知らないうちに糖尿病になっていて、赤ちゃんの奇形が心配」ということにならないように、安心して妊娠できるようにしましょう。
  • また、母乳哺育は糖尿病の発症予防にとても効果があることが最近わかってきました。
  • 妊娠中だけでなく、その後も食事に気を配り、運動する習慣をつけることが大切です。出産後も太らないように気をつけてください。


追加の情報を手に入れるには?

  • 妊娠糖尿病に関しては下記のページを参考にしてください。
  • 日本糖尿病・妊娠学会のサイト(http://www.dm-net.co.jp/jsdp/qa/)
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