記憶に頼らない医療を
すべての医療従事者に。

  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
Menu
  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
Menu
  • 製品情報
    • 今日の問診票
    • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 新着情報
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
  • 最新情報
  • サービス紹介
  • 事例紹介
  • 採用情報
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  1. お医者さんオンライン
  2. 乳腺の病気【乳腺科】
  3. 乳房の痛み

乳房の痛み:どうして起こるの? どんなときに医療機関を受診すればいいの? 原因やリスクは? 自分で対処する方法はあるの? どんな治療があるの?

更新日:2020/11/11

著者喜島 祐子 | 藤田医科大学 乳腺外科 教授

監修穂積 康夫 | 筑波大学茨城県地域臨床教育センター 教授、茨城県立中央病院 参事兼局長

  • 日本乳癌乳腺専門医・指導医、本外科学会専門医・指導医の喜島 祐子と申します。
  • このページにきていただいた方は、とつぜん胸が痛くなったり、ひどい乳房の痛みが何日も続いたりして、「何か悪い原因で起こっているのではないか?」と心配されたり、「病院に行ったほうが良いかな?」と不安になられているかもしれません。
  • 多くの患者さんが乳房痛を訴えて外来を受診されますが、その7割は月経周期に関連した乳房痛です。「先週乳房が痛くなって診察の予約の電話を入れましたが、2日前から痛くなくなって、実は今日は症状はありません」という患者さんも少なくありません。
  • 残りの2割は月経周期と関連がない乳房痛、そして1割が乳房外の痛みです。
  • 原因別に説明し、乳癌との関連についてもお話しいたします。

目次

  • 月経周期に関係した乳房の痛みはどうして起こるの?
  • どんなタイミングで医療機関を受診すればいいの?
  • 乳房の痛みがどのような種類かを自分で見分ける方法はあるの?
  • 月経周期と関連しない乳房の痛みには、どんな原因が考えられる?
  • どのように治療するの?
  • 自分で対処できる方法はあるの?
  • 乳がんと関係があるの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
まとめ
  • 乳房の痛みがある方の7割は、月経周期に関連した乳房痛です。
  • 2割は月経周期と関連がない乳房の痛み、1割は乳房以外から起こる痛みです。
  • 乳房の痛みが月経周期に関連しているかどうか確認するために、痛みについて記録してみるとよいでしょう。
  • 乳房の痛みのある女性が乳がんになりやすい、ということはありません。

月経周期に関係した乳房の痛みはどうして起こるの?

  • 月経のある女性の体内では、女性ホルモンの濃度は、月経が開始する周期の前半では低く、排卵時から周期の後半に急上昇するというように、周期的に変動しています。
  • 排卵後には、乳房の中の乳汁をつくって分泌する乳腺と呼ばれる器官の血流が増加し、乳腺の構成成分や分泌物が増加します。
  • 乳腺組織の周りをうめる間質はむくんだ状態(「浮腫【ふしゅ】」といいます)になり、乳房の容積は排卵前と比較して30〜40%程度も大きくなることがあります。
  • 血管が拡張してうっ血、浮腫状になり、乳腺全体が張って硬くなることで「乳房痛」が起こります。
  • この乳房の痛みは、お産や赤ちゃんに母乳をあげる経験をしたことのない女性で強くなることが多いようです。
  • カフェインや脂肪のとりすぎ、喫煙は乳房の痛みを悪化させるといわれています。


どんなタイミングで医療機関を受診すればいいの?

  • 増加した乳房の容積は、月経開始後5〜7日に最も減少します。
  • ですから、乳房の触診は通常、月経開始後1週間が最も適しているといわれています。
  • 月経が終わるころを予測していただき、その時期に予約をいれていただくとよいでしょう。


乳房の痛みがどのような種類かを自分で見分ける方法はあるの?

月経周期と関係した乳房の痛み

  • 月経周期との関連があるかどうか確認するには、気づいた痛みを記録してみるのが一番です。次のことを記録してみてください。

乳房の痛みが月経周期と関係するかを確認するために記録しておきたいこと

  • どの時期に痛みが始まったか
  • 両側の乳房が痛むのか
  • 全体が痛むのか、一部が痛むのか
  • 痛みは何日くらい続いたか
  • からだの動きや向きと痛みは一致するか
  • 月経が始まって痛みは収まったか

月経周期と関連しない乳房の痛み

  • 月経と関連のない乳房の痛みは、次のような症状から診断できることがあります。

月経と関連がなさそうな乳房の痛みであることを示す症状

  • 限定された1か所が痛む
  • 特定の角度にからだの胴体部分をひねると痛む
  • 胸の壁に向かって指を垂直に差し込むと痛む場所がある

月経周期と関連しない乳房の痛みには、どんな原因が考えられる?

モンドール病(Mondor氏病)

  • 月経周期と関連がなく、片方の乳房の限定した箇所に痛みが現れる病気です。
  • 痛みに一致した部分に、硬いひものようなもの(索状【さくじょう】物といいます)を触わることができます。
  • 皮膚の表面からコード状のものを確認できることもあります。
  • 乳房表層や胸の壁の静脈に血栓(血液のかたまり)ができ、その結果静脈が詰まって血栓性静脈炎という病気を引き起こすことがあります。
  • ほとんどの場合、治療を必要とせずに軽快します。
  • 血栓をつくる原因の1つに乳がんの存在があげられますので、40歳以上では、モンドール病と診断され痛みが軽減したあとに、マンモグラフィなどで乳がんではないことを確認する検査を受けることをおすすめします。

胸以外に原因がある場合

  • 胸の壁やおなかに由来する痛みが乳房に波及する場合や、肋軟骨炎、大胸筋の炎症や肋骨骨折(ひび)の痛みを乳房痛として感じてしまうことがあります。
  • シップ剤(消炎鎮痛剤)の外用などでよくなることもあるとされている疼痛です。
  • 明らかに乳房の痛みなのか、限定した胸壁の痛みなのかわからない場合には、かかりつけ医を受診するようにしてください。


どのように治療するの?

  • 月経周期に関連した乳房の痛みの場合、ほとんどの方で生理がくると張り感や痛みは軽減し、いずれ治ります。
  • カフェインや脂肪の摂取を制限することで痛みが軽減することもあります。

コラム:月経周期に関連した乳房の痛みの軽減に効果がありそうな薬剤など

  • 長鎖不飽和脂肪、γリノレン酸、月見草油、サクラソウなどの摂取が乳房の痛みに効果的だったとの報告がありますが、医学的には効果に疑問が残ります。月見草油は、月経周期関連乳房痛に効果がなかったとする研究報告もあります。
  • 内分泌薬剤の効果をみた研究では、ゴセレリン、ダナゾール、ブロモクリプチン、タモキシフェン、ゲストリノン、リスリド、イソフラボンなどは乳房痛に有効で、ヒスロン、ライネステレノールは無効だったと報告されています。
  • 脂肪抑制、ヨウ素、セイヨウニンジンボクは乳房痛に有効、月見草油は有効とする報告と無効とする報告の両方が、メフェナミン酸(鎮痛薬)、カフェイン制限、ビタミンEは無効とする報告があります。

自分で対処できる方法はあるの?

  • スポーツブラのように伸縮性とフィット感で押さえる力の強いブラジャーを着用すると効果的といわれています。臨床的にも、おすすめできる試みだと思います。
  • 日常生活が制限されるほど痛んで困る場合は、バファリンやボルタレンゲルなどの鎮痛剤が有効な場合がありますのでお試しください。
  • 音環境や、着衣、アロマなど、リラックスできる空間と時間をもつことも、おすすめできる方法だと思います。

コラム:リラックスを心がけて

  • 海外の報告に、乳房痛のある患者さんに12週間痛み日記をつけてもらい、そのうち5〜8週の間、リラクゼーションのテープを聴いてもらって、乳房痛が軽減するかを調べた研究があります。
  • その結果、リラクゼーション・テープを聴いてもらったリラックス群では、聞かなかった群に比較して乳房痛が減少していました。


乳がんと関係があるの?

  • 乳房の痛みのある女性が乳がんになりやすい、ということはありません。
  • 40歳以上であればマンモグラフィや超音波を用いた乳がん検診受診が推奨されますので、乳房の痛みのないタイミングでの受診をお勧めします。


追加の情報を手に入れるには?

  • 専門家向けですが、日本乳癌学会が編集した『乳腺腫瘍学,第2版』(金原出版,2016年)という本が出版されています。
  • また、Disease of the Breast, 4th Edition, Harris JR, ed. 2010, Lippincott Williams & Wilkins, USという書籍も参考になります。

お医者さんオンライン_お役立ちエピソードを募集

カテゴリー

  • よくある症状・病気
  • 中毒や外傷、咬傷など
  • 検査・処置
  • お薬・ワクチン
  • 心臓と血液の循環にかかわる病気【循環器科】
  • 消化にかかわる病気【消化器科】
  • 呼吸にかかわる病気【呼吸器科】
  • 神経の病気【脳神経内科】
  • あたま・脳の病気【脳外科】
  • 尿と泌尿器にかかわる病気【腎臓・泌尿器科】
  • 内分泌・ホルモンの病気【内分泌代謝・糖尿病内科】
  • 血液の病気【血液内科】
  • リウマチ・アレルギーにかかわる病気【アレルギー・膠原病科】
  • 細菌やウイルスでうつる病気【感染症科】
  • 子どもの病気【小児科】
  • 男性の病気【泌尿器科】
  • 女性の病気【婦人科】
  • 乳腺の病気【乳腺科】
  • 目・まぶたの病気【眼科】
  • 耳・鼻・のどの病気【耳鼻咽喉科】
  • 骨・筋肉の病気【整形外科】
  • ひふの病気【皮膚科】
  • こころ・精神の病気【精神科】
  • 口の中と歯の病気【歯科・口腔外科】

  • ホーム
  • ビジョン
  • 採用情報
  • 会社概要
  • サービス紹介
  • 今日の問診票
  • Current Decision Support
  • お医者さんオンライン
    • 利用規約
  • 最新情報
  • 情報セキュリティ基本方針
  • プライバシーポリシー
  • 倫理委員会
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ