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男性型脱毛症:原因は? 遺伝との関係は? 対処法は? 治療法はあるの?

更新日:2020/11/11

著者伊藤 泰介 | 浜松医科大学皮膚科学講座 准教授

監修椛島 健治 | 京都大学大学院医学研究科皮膚科学 教授

  • 皮膚科専門医の伊藤 泰介と申します。
  • このページに来ていただいたかたは、もしかするとご自身に男性型脱毛症の徴候【ちょうこう】が現れて不安を感じておられるのかもしれません。
  • いま不安を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 男性型脱毛症って何?
  • 男性型脱毛症になりやすい体質ってあるの?
  • 薄毛になるのはどうして?
  • 女性も男性型脱毛症になるの?
  • 自然に治ることはないの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療法があるの?
  • 副作用が心配ですが大丈夫?
  • 市販の育毛剤はどうですか?
  • 毛染めやパーマ、薄毛隠しのパウダーは大丈夫?
  • 毛穴の皮脂のつまりや汚れはしっかりと洗ったほうがよいの?
  • よくなるために自分でできることはあるの?
まとめ
  • 思春期以降に頭頂部(頭のてっぺん)や前頭部が自然と薄毛になる生理的な変化です。
  • 男性型脱毛症には男性ホルモンや遺伝的な要因がかかわっていますが、原因となる遺伝子は1つではありません。
  • 一度薄毛が始まると徐々に進んでいきますが、その進み方や薄毛の範囲、程度には個人差があります。
  • 有効性が高く評価されている治療法はいくつかありますが、いずれも保険適用外です。

男性型脱毛症って何?

  • 思春期以降に頭頂部(頭のてっぺん)や前頭部が自然と薄毛になる状態で、病気ではなく生理的な変化です。
  • 体質によってなる人とならない人がいます。
  • そのままでは薄毛が戻ることはなく、徐々に進んでいきますが、その進み方にも個人差があります。
  • 女性にも起こりますが、男性の場合とは薄毛の状態や範囲がやや異なります。


男性型脱毛症になりやすい体質ってあるの?

  • 男性型脱毛症には男性ホルモンや遺伝的な要因がかかわっていますが、原因となる遺伝子は1つではありません。
  • 男性ホルモンと結合してその情報を受けとる受容体(男性ホルモン受容体)をコントロールする遺伝子のならび方が家系によってわずかに違うことから、男性型脱毛症のなりやすさが異なるという報告があります。


薄毛になるのはどうして?

  • 男性の男性型脱毛症は、次のようなしくみで起こります。

男性型脱毛症が起こる仕組み

  • テストステロンという男性ホルモンが、毛根【もうこん】にある毛乳頭【もうにゅうとう】という組織で5α【アルファ】還元酵素【かんげんこうそ】によってジヒドロテストステロンというより強い男性ホルモンに変わる
  • その結果、毛が抜けて新しい毛に生え変わる毛周期【もうしゅうき】にブレーキをかける成分が毛根につくられる
  • 髪の毛の成長期間が短縮し、短くて弱々しい髪の毛になっていく
  • このジヒドロテストロンというホルモンは、前立腺肥大【ぜんりつせんひだい】やにきびの原因になるホルモンでもあります。


女性も男性型脱毛症になるの?

  • 女性も男性型脱毛症になります。
  • 最近は、女性型脱毛症とよんでいます。
  • 女性の薄毛は地肌が出てしまうほどにはほとんど進みませんが、男性よりも広範囲にみられ、頭頂部だけではなく側頭部にまで及ぶことが多いです。
  • 女性型脱毛症は、男性ホルモン以外に女性ホルモンの変化などいくつかの影響によって毛周期にブレーキがかかると考えられます。


自然に治ることはないの?

  • 自然に治ることはありません。
  • 病気というよりも生理的な現象です。
  • 一度薄毛が始まると徐々に進んでいきますが、その進み方や薄毛の範囲、程度には個人差があります。


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • 男性型脱毛症の診断に欠かせないことは頭髪の観察です。
  • 以下のような頭髪の変化を観察するために、特殊な機器を当てて拡大してみるダーモスコピー検査が行われます。

診断に重要な頭髪の変化

  • とくに頭頂部や前頭部、角額部(M字といわれるところ)の毛髪と後頭部の毛髪の比較です。
  • 男性型脱毛症では毛の太さにばらつきがあり、弱々しい毛髪が増えています。
  • だれにでも弱々しい毛髪はありますが、この比率が20%を超えるほど増えていたら要注意です。
  • 毛周期をより正確に判断するためには、数十本の毛髪を強制的に引き抜いて、それぞれの毛髪の毛周期を調べる抜毛試験【ばつもうしけん】が必要です。
  • 一般に頭頂部の薄毛の皮膚は日焼けの変化がみられますが、それとは別に毛穴の周囲が少し茶色く変化するなど、わずかな色調変化も調べます。


どんな治療法があるの?

  • 男性の男性型脱毛症に対して日本皮膚科学会の診療ガイドラインによって有効性が高く評価されている治療法には、次のようなものがあります。

有効性が高く評価されている治療法

  • ミノキシジル(発毛剤)の外用
  • 5α還元酵素阻害薬(デュタステリドやフィナステリド、毛周期にブレーキをかけるしくみの一端をになう5α還元酵素のはたらきを抑えるお薬)の内服
  • 自家植毛
  • LEDおよび低出力レーザー照射
  • ミノキシジルと類似した作用を持つアデノシンの外用
  • 5α還元酵素阻害薬は医師の処方箋が必要です。
  • いずれも保険診療外です。


副作用が心配ですが大丈夫?

  • いずれも適切に使用すればそれほど副作用は多くはありません。

ミノキシジル

  • 最も多い副作用は頭皮のかゆみやかぶれです。
  • もともと血圧を下げる飲み薬として使用されていた成分ですので、血圧が不安定な方、心臓や腎臓に障害がある方、むくみのある方、65歳以上の方、甲状腺機能障害のある方は主治医に相談してください。

デュタステリド、フィナステリド

  • 性機能に対する影響が5〜6%程度に報告されています。
  • わずかに肝機能障害などの報告がありますが、一般に安全性は高いお薬です。


市販の育毛剤はどうですか?

  • 多数の育毛剤が売り出されており、情報もあふれています。
  • 一部、科学的根拠に欠けたデータを示すような不適切な情報もみられます。
  • ガイドラインでは、ある程度科学的な評価を受けているアデノシンなどいくつかの育毛剤を推奨しています。
  • アデノシンはミノキシジルの薬としてのはたらきに似ているものの血圧を下げるはたらきはみられないため、循環器系に不安をもつ方にはよいと思われます。


毛染めやパーマ、薄毛隠しのパウダーは大丈夫?

  • 毛染め・ヘアダイ(酸化染毛剤)の毛髪へのダメージは、主にアルカリ剤と過酸化水素によるものです。
  • パーマもアルカリ度が高いと毛髪にダメージが加わりますが、男性型脱毛症そのものへの影響はほぼないと思われます。
  • 過剰な毛染めやパーマは毛髪が切れやすくなるおそれがあります。
  • 薄毛隠しのパウダーは皮膚表面に付着しているだけですので問題ありません。


毛穴の皮脂のつまりや汚れはしっかりと洗ったほうがよいの?

  • 毛穴は皮脂腺【ひしせん】の出口あたりまでのことで、それほど深いものではありません。
  • 男性ホルモンの影響を受けているところは皮脂腺と毛乳頭ですが、毛乳頭の男性ホルモンの制御で男性型脱毛症が改善しますので、毛穴の汚れはそれほど神経質になる必要はありません。
  • 脂性肌【しせいはだ】(オイリー肌)の方は、脂漏性皮膚炎【しろうせいひふえん】という病気の予防のためにシャンプーを1日1回、頭皮をやさしく洗うことで十分です。


よくなるために自分でできることはあるの?

  • セルフケアとしてマッサージや食事、サプリメント、保湿ケアなどをすすめる情報がいろいろとあふれていますが、男性型脱毛症を改善させるという科学的な根拠があきらかになっているものはほとんどないと思われます。
  • 髪のケアをすることで心のゆとりが得られるのであればマイナスな効果ではありません。
  • 髪の毛のために生活リズムを整え、よりよい食生活をすることで、全身的なからだのバランス、心のバランスが得られることを通して髪の毛にプラスにはたらくことがあってもよいと思います。

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