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せん妄:どんな人で起こりやすいの?認知症とのちがいは?対応や治療は?

更新日:2020/11/11

著者八田 耕太郎 | 順天堂大学医学部附属練馬病院メンタルクリニック 教授

監修笠井 清登 | 東京大学医学部附属病院精神神経科 教授

  • 精神科専門医の八田 耕太郎と申します。
  • このページに来ていただいたかたは、もしかすると「自分がせん妄になってしまった?」と思って不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • せん妄とは?
  • せん妄と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?
  • せん妄になりやすいのはどんな人?原因は?
  • どんな症状がでるの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?
  • 予防のためにできることは?
  • 治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
  • せん妄が起こりやすい体の病気とは?
  • せん妄が起こりやすいお薬とは?
  • 入院中にせん妄にならないようにするには?
  • よく眠れないときの対処法
  • 認知症とのちがいは?
まとめ
  • せん妄は、意識が曇り、幻覚が出現したり、興奮したりする状態なので、自分の言葉や動きを覚えていないことがあります。せん妄と言われたら、専門医に診てもらってください。
  • 治療には抗精神病薬というお薬を使うことが多いです。
  • 予防には、家族の寄り添いによって不安を減らすこと、新しいタイプの睡眠薬の効果が期待できます。
  • せん妄は回復しますが、長期的には認知症になりやすくなるので、予防が重要です。


せん妄とは?

  • せん妄とは、意識が曇って変動する状態です。日時や場所が分からなくなり、間違った認識をする錯覚や、本来見えないものが見える幻覚が出現します。
  • 良くなってから振り返ると、幻覚やそれに左右された異常な行動を覚えていなかったり、覚えていても一部分であったり、事実と違う内容になっていたりします。


せん妄と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?

  • 以下のようなときは、病院へ行ってください。

病院へ行った方が良い場合

  • (入院中)担当の先生や看護師から、「せん妄なので専門医に診てもらいましょう」と勧められたとき
  • 持病の悪化を伴う場合

かかりつけ医にご相談ください。


せん妄になりやすいのはどんな人?原因は?

  • せん妄になりやすいのは以下のような方だと言われています。

せん妄になりやすい方

  • 65才以上の方
  • せん妄になったことがある方
  • 認知症の方
  • 体の状態が悪化する状況にある方
  • アルコールを多く飲む方
  • 体の病気がある方
  • お薬を飲んでいる方
  • せん妄の原因としては、お年寄りの方が手術を受けたり、感染症などの炎症が悪化したり、呼吸状態や心臓の機能が悪くなったりと、急に体に異常をきたすことが考えられます。


どんな症状がでるの?

  • せん妄の症状は以下のようなものがあります。

せん妄の症状

  • 意識がぼんやりする
  • 意識がぼんやりしたりはっきりしたりと変動する
  • 錯覚や幻覚が起こる
  • 日時や場所が分からなくなる
  • 異常な言葉を発したことや異常な動きをしたことを覚えていない、または事実と異なる記憶になる
  • 眠れない、昼と夜が逆転する、眠っているときと起きているときの境がはっきりしなくなる
  • 興奮、苛立ち、怒りっぽい、不安、憂鬱な感じがするなどの感情の変化が急に出現する


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • まずお医者さんに行ったら、本人と周りの人にお話を伺います。本人には、日時や場所がわかるか、興奮や幻覚の記憶があるかなどを確認します。周りの人には、興奮や幻覚などの症状がいつからあるか確認します。また、お酒を飲まれているか、飲んでいるお薬を確認します。
  • 次に、血圧、脈拍、体温、動脈血に酸素がどのくらいあるか、また血液検査で全身の状態を確認します。
  • 必要に応じて、頭部CTやMRIといった画像検査、脳の波がちゃんと出ているかなどの検査を行います。


どんな治療があるの?

  • せん妄状態を良くするには、抗精神病薬というお薬を使います。口から飲む場合はクエチアピン、注射の場合はハロペリドールを使います。
  • また、お薬を飲むだけでなく、直接影響している体の病気の治療や、原因となっているお薬の中止が重要です。しかし、体の状態を急速に良くできないことや、原因のお薬が中止できないこともあります。


お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?

  • 抗精神病薬を飲んだ場合は、以下のようなことがあったら、病院へご相談ください。

お薬を飲んだ後の注意すべき症状

  • 喋り方が不明瞭になった
  • 飲み込みが悪くなった
  • 手が震える
  • 歩き方が小刻みになった
  • これらは、副作用の可能性がありますので、薬を減らしたり中止したりする必要があります。


予防のためにできることは?

  • せん妄の予防のためにできることは以下の通りです。

せん妄の予防

  • 水分や栄養を適切にとる
  • 規則正しい生活や午前中の自然光を感じる生活を送る
  • 良い睡眠をとる
  • 不安を和らげる
  • 適度な運動をする
  • 難聴や視覚の障害への対処を行う


治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?

  • せん妄は一時的なものなので、がんの末期など特殊なものを除いて、多くの場合短期間で回復します。
  • しかし、夜にせん妄が出現した場合、その後数日の間に7割程度が再発します。
  • せん妄は回復しますが、長期的には認知症になりやすくなります。したがって、予防が重要です。


追加の情報を手に入れるには?

学会からのガイドライン

  • 日本総合病院精神医学会 せん妄指針改訂班:せん妄の臨床指針 せん妄の治療指針第2版増補改訂版-日本総合病院精神医学会治療指針1.星和書店,東京, 2015
  • がん患者におけるせん妄ガイドライン2019年版,日本サイコオンコロジー学会,日本がんサポーティブケア学会編.金原出版,東京,2019

もっと知りたい! せん妄

せん妄が起こりやすい体の病気とは?

  • せん妄が起こりやすい体の病気は、以下のようなものがあります。

せん妄が起こりやすい病気

  • 癌
  • 脳卒中や脳腫瘍など脳の病気
  • 脱水、栄養不足や血液の塩分の濃度の異常など
  • 肝臓や腎臓の機能の低下
  • 呼吸状態や心臓の機能の異常
  • 低血糖や甲状腺などのホルモン異常
  • 肺炎や尿路の感染などの感染症

せん妄が起こりやすいお薬とは?

  • せん妄が起こりやすいお薬は、以下のようなものがあります。

せん妄が起こりやすい薬

  • ベンゾジアゼピン受容体作動薬という従来のタイプの睡眠薬や抗不安薬
  • 医療用麻薬の量が多くなった場合
  • 糖質コルチコイドというタイプのステロイドの量が多くなった場合


入院中にせん妄にならないようにするには?

  • 病室に24時間表示の時計とカレンダーを見やすい場所に置いて、「自分がどこにいて、何をするためにここにいるか」といったことを認識できる環境にしておきます。
  • 家族は、患者に付き添って泊まったり、頻回に訪れたりすることで、本人の不安を和らげてください。
  • 痛みへの対応もしてください。

よく眠れないときの対処法

  • 適度な運動をする
  • 夜間のコーヒーなどのカフェインをとらないようにする。
  • 寝る時間が近くなってからのスマートフォン、テレビ、パソコンを見ない。
  • せん妄を起こしにくく予防効果も期待できるラメルテオン(ロゼレム)やスボレキサント(ベルソムラ)といったお薬を飲む。


認知症とのちがいは?

  • 認知症は記憶の障害ですが、せん妄は意識の障害です。
  • また、認知症は症状が徐々に出現して進行していきますが、せん妄は急に出現して短期間で回復します。

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