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強迫症/強迫性障害:どういう状況で疑うの?原因は?診断や治療は?

更新日:2020/11/11

著者中尾 智博 | 九州大学大学院医学研究院精神病態医学 教授

監修笠井 清登 | 東京大学医学部附属病院精神神経科 教授

  • 強迫症/強迫性障害専門医の中尾智博と申します.
  • このページに来ていただいたかたは,もしかすると「自分が強迫症になってしまった?」と思って不安を感じておられるかもしれません.
  • いま不安を抱えている方や,まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました.
  • 私が日々の診察の中で,「特に気を付けてほしいこと」,「よく質問を受けること」,「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました.

目次

  • 強迫症/強迫性障害は,どんな病気?
  • 強迫症/強迫性障害と思ったら,どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?
  • 受診前によくなるために自分でできることは?
  • 強迫症/強迫性障害になりやすいのはどんな人?原因は?
  • どんな症状がでるの?
  • ●お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?
  • 予防のためにできることは?
  • 治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
まとめ
  • 強迫症または強迫性障害とは,本来は気にしなくてよいことが頭から離れなかったり,ある行為をしないではいられなかったりするために,生活に支障がでる病気です.
  • 意志の弱さや性格の問題ではなく,れっきとした精神科の病気ですので,強迫症だと思ったら,精神科にすぐにご相談ください.
  • 治療は,SSRIというお薬を飲んでいただくことと,認知行動療法(CBT)という気持ちの訓練を行います.粘り強い治療が必要です.


強迫症/強迫性障害は,どんな病気?

  • 強迫症または強迫性障害とは,本来は気にしなくて良いあることが頭から離れなかったり(強迫観念といいます),ある行為をしないではいられなかったり(強迫行為といいます)する,精神の病気です.
  • 強迫症にかかると強迫観念や強迫行為に長い時間を取られるため,勉強や仕事に大きな悪影響がでます.
  • 10代から20代の若い方に発症することが多く,放置すると治りにくく長引くことが多いです.

医療従事者向けコラム:生活の質に影響を与える疾患

  • 世界保健機関(WHO)は,強迫症を生活の質に影響を与える10大疾病の一つとして挙げています.


強迫症/強迫性障害と思ったら,どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?

  • 下記の項目にあてはまることが1つでもあったら,なるべく早く精神科にご相談ください.
  • 医療機関の選び方としては,大学病院の精神科や,精神科・心療内科を専門としているクリニックにかかるのがよいでしょう.

強迫神経症を疑う行動の例

  • 手が痛くなるくらい何度も手洗いを繰り返す
  • 鍵をかけたか,ガスの元栓を閉めたか,何度も同じことを確認する
  • 馬鹿馬鹿しいと思っても,頭の中に繰り返し起こってくる,振り払うことのできない考えに悩まされている
  • 一つ一つのことをやり終えるのに長い時間やたいへんな労力を必要とする
  • 順序正しいことや左右対称であることにとらわれすぎている


受診前によくなるために自分でできることは?

  • インターネットや書籍を通して,強迫症についてご本人やご家族が知識を得ることは大事なことだと思います.ただし,ご自身の力で無理に直そうとすると,かえって悪化することもあります.
  • 治療には専門的な知識が必要ですので,ご自身で受診前にできることはあまりありません.意志の弱さや性格の問題ではありませんので,ぜひ精神科の医師にご相談ください.


強迫症/強迫性障害になりやすいのはどんな人?原因は?

  • 強迫症になりやすい年代は,男性は10代,女性は20〜30代といわれています.
  • 特に男の子で,意思と関係なく繰り返しまばたき・咳払い・首振り・変な声をあげるチック症を持っている方,自閉症スペクトラムの方などは,強迫症になりやすいといわれています.
  • 原因はまだわからない点も多いのですが,脳の情報を伝えるのに必要なセロトニンやドーパミンといった物質の量の調節がうまくいかないことも関係していると言われています.


どんな症状がでるの?

  • 先にご説明した強迫症を疑う行動の例や,下記のような症状があらわれます.

強迫症でよくみられる症状

  • うんちやおしっこの汚れが気になり,トイレの後に1時間以上も手を洗わないと気がすまない.
  • 家の鍵をかけたかどうか気になり,何度もドアノブを回して確かめるが安心できない.
  • 運転中に誰かをひいたのではないかと気になり,何度も道路を確かめないと気がすまない.
  • 1行ももらさずに本を読めているかが気になり,何度も同じ所を読み,先に読み進められない.


●お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • 病院では,気になる症状やこれまでの経過について詳しく伺います.強迫症用の症状評価尺度を使って,重症度などを評価する場合もあります.
  • 症状から強迫症と診断することが多いですが,脳の病気や生まれつきの発達の病気ではないかを確認するために,脳のCTやMRIを撮ったり,脳の機能がおかしくないか質問に答えていただくこともあります.


どんな治療があるの?

  • 強迫症の治療では,SSRIというお薬を飲んでいただくこと,物事のとらえ方を変える訓練(認知行動療法:CBTといいます)という気持ちの訓練を行います.
  • SSRIは,うつ病の患者さんが飲む抗うつ薬で,強迫症の約半分の患者さんに効くといわれています.うつや不安が強い患者さんは,まずSSRIを飲んでいただきます.
  • SSRIの種類としては,強迫症に保険適応があるルボックス(またはデプロメール)かパキシルのいずれかをまず飲んでいただき,効いているかを確認します.
  • 認知行動療法は,物の見方に働きかけて,行動や感情をコントロールする治療法です.患者さんに,強迫症の症状が出るものにあえて何度も触れていただき,恐れていることにはならないことを理解していただきます.その後に,手を洗うことや確認をする強迫行為をできるだけ我慢してもらい,強迫行為をしなくても大丈夫であることを学んでいただく,という方法です.
  • この方法は避けていた状況にあえて立ち向かっていただく治療のため十分な理解と準備が必要ですが,よく効き,長く効果が続くと言われています.
  • 未成年の方ではお薬の副作用が問題になるので,まずは認知行動療法から行います.


お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?治療の副作用は?

  • SSRIのお薬を飲んだ後に「不安」「混乱する」「いらいらする」あるいは,「興奮する」「震える」「体が固くなる」「汗をかく」「熱が出る」といった症状が出た場合は,すぐに主治医の先生に連絡してください.
  • これはセロトニン症候群という副作用で,急にお薬を飲むのをやめた場合も同じような症状がでることがあります.
  • 認知行動療法では,上手くいかない,不安が高まりすぎるといったことが起こることもあります.主治医の先生とよくご相談ください.


予防のためにできることは?

  • 受験,就職,昇進,結婚,妊娠,出産を経験した後は,強迫症が起こりやすいと言われているので,ストレスをためないよう意識してください.
  • 強迫症の症状に気づいたら,ひとりで悩まずに家族にも相談し,なるべく早めに精神科のお医者さんにご相談ください.


治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?

  • 治療を受けていただければよくなります.ただし,治療の期間が長くなりがちで,再発することもあるので,粘り強い治療が必要です.
  • SSRIの場合,数年間はお薬を飲み続けていただく必要があることが多いです.
  • 認知行動療法はSSRIよりも効果があると言われていますが,ストレスなどの影響で再び強迫症になることもあります.


追加の情報を手に入れるには?

  • 強迫症について,詳しい説明を行っているホームページがありますので,参照されるのは良いと思います.
  • CBTについて,2016年に厚生労働科学研究班によるマニュアルが作成され,不安障害学会のウェブサイトからダウンロードが可能となっています.患者さん用の資料も付属しています.治療は同学会等が主催する研修会を受けた医師のもとで行うことをお勧めします.
  • 不安障害学会ホームページ(http://jpsad. jp/manual.php)

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