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抗生物質:どんな時に使えばいいの?副作用はあるの?市販されているの?

更新日:2020/11/11

著者具 芳明 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター AMR臨床リファレンスセンター

監修大曲 貴夫 | 国立国際医療研究センター 国際感染症センター長

  • 感染症専門医の具 芳明と申します。
  • このページに来ていただいた方は、感染症の診断を受けて抗生物質(抗菌薬、抗生剤とも呼ばれます)を処方されたのかもしれません。
  • 抗生物質を飲み始めるにあたり、それがどのような薬であるのかについて役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「本当に知ってほしい」ことについて記載をさせていただいています。

目次

  • どんなくすり?おおよその値段は?
  • どんな目的で使用するの?
  • どのように治療を受けるの?
  • 治療の期間はどれぐらい?
  • 副作用ってよく聞くけど、どんなことが起こるの?治療中の注意点は
  • 抗生物質を内服しているときに、お酒を飲んでもよいですか?
  • 抗生物質の効かない「薬剤耐性菌」って何ですか?
  • どのくらいで効果が出てくるの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
  • どのような種類があるの?それぞれの特徴は?
まとめ
  • 抗生物質とは、細菌による感染症を治療する薬です。
  • 感染症には細菌以外が原因のものも多く、感染症だからといっていつも抗生物質が効くわけではありません。
  • 抗生物質の効かない細菌(薬剤耐性菌【やくざいたいせいきん】といいます)が問題となっています。処方された抗生物質は指示通りにきちんと飲み切るようにしましょう。
  • 抗生物質の副作用として多いのは、下痢などのお腹の症状や皮膚にあらわれるブツブツなどの症状です。


どんなくすり?おおよその値段は?

  • 抗生物質は、細菌による感染症を治療するためのお薬です。
  • 抗生物質はすべて医師が処方して患者さんにお渡しします。一部の外用薬を除いて、薬局などで購入することはできません。
  • 抗生物質には副作用もあります。薬の種類によっても異なりますが、下痢などのお腹の症状や皮膚のブツブツなどの症状が代表的です。
  • 抗生物質の効かない細菌(薬剤耐性菌といいます)が増えてきています。抗生物質を処方された場合は、生き残ってしまう細菌がいないように、医師や薬剤師の指示に従って正しく飲むようにしてください。

抗生物質の値段

  • 抗生物質にはさまざまな種類があり、値段はまちまちです。
  • 代表的な抗生物質のひとつであるサワシリンの場合、1錠11-12円ほどです。保険で1-3割を負担した場合、1日の使用量3~6錠で3円-22円ほどとなります。ジェネリックでは2-3割安くなります。
  • その他の抗生物質ではこれよりも高くなることが多いです。


どんな目的で使用するの?

  • 繰り返しになりますが、抗生物質は、細菌による感染症を治療するためのお薬です。
  • なお、感染症は細菌だけではなく、ウイルスなど他の原因で起こることも多いです。抗生物質は細菌にしか効きませんので、すべての感染症に抗生物質が処方されるわけではありません。また、細菌による感染症でも、軽い症状であれば自然に治っていくことも多いです。
  • 感染症にはさまざまな種類があります。医師は感染症が体のどこに起きたのかを確かめ、必要に応じて検査を行って原因を調べ、抗生物質を使って治療するかどうかを判断しています。
  • 抗生物質を使うことがもっとも多いのは、のど・鼻・気管支など呼吸器系の感染症です。ぼうこう炎など尿路系の感染症や、蜂窩織炎【ほうかしきえん】など手足の感染症も多いです。抗生物質を使って治療する主な病気について、下記にまとめます。

急性咽頭炎【きゅうせいいんとうえん】

  • 急性咽頭炎は、のどの痛みや発熱などをおこします。
  • A群溶連菌という細菌が原因のときは、抗生物質で治療します。急性咽頭炎はさまざまな原因で起こるので、抗生物質を使わないことも多いです。

急性中耳炎【きゅうせいちゅうじえん】

  • 急性中耳炎は子どもに多く、発熱、耳の痛み、耳だれなどの症状があらわれます。ふつうの風邪をひいた後に急性中耳炎になることもあります。
  • 症状が強ければ抗生物質を使って治療します。ただ、ウイルスが原因のことが多く、細菌が原因の場合でも、症状が軽ければ自然に治っていくので、抗生物質を使わずに治療することもあります。

急性膀胱炎【きゅうせいぼうこうえん】

  • 急性膀胱炎は女性に多い病気です。症状は、おしっこの残る感じ(残尿感といいます)、血尿(おしっこが赤い)、おしっこをするときの痛みなどです。
  • 急性膀胱炎の多くは大腸菌が原因です。治療は、十分に水分をとって大量のおしっこで大腸菌を洗い流すことと、抗生物質を使って大腸菌をやっつけることです。

肺炎【はいえん】

  • 肺炎には熱、咳、痰、息苦しさなどの症状があります。症状が強ければ入院していただいて治療しますが、症状が軽ければ通院で治療することができます。
  • 肺炎の原因は細菌である場合が多いため、抗生物質で治療することが多いです。


どのように治療を受けるの?

  • 抗生物質の種類によって飲む回数やタイミングが異なります。必ず医師や薬剤師の指示に従って飲んでください。
  • 抗生物質を飲み始めてから症状が改善するまでの期間は感染症の種類によって違います。一般的には2,3日のうちに症状が軽くなり、お薬の効果を実感されることが多いです。
  • 抗生物質を飲み忘れたときは、その時点で飲んでください。ただし、次の薬を飲むタイミングが迫っている場合は、1回休んで次のタイミングで飲みます。抗生物質の種類によって対応が変わりますので薬剤師と相談してください。

「よくなったので飲むのをやめる」のはしないでください

  • 症状がよくなってきても、処方された抗生物質は指示通り飲み切ってください。ちゃんと飲み切ることで、感染症がぶり返すのを防ぐことができます。
  • また、飲む回数を減らすと、体の中に抗生物質の効かない薬剤耐性菌が生まれてしまうきっかけとなってしまいます。


治療の期間はどれぐらい?

  • 抗生物質を飲む期間は、感染症の種類によって違います。
  • 短い場合は1回のみの内服のこともありますし、数日以上飲まなければならないこともあります。医師や薬剤師の指示にしたがい、処方された抗生物質はきちんと飲み切るようにしてください。


副作用ってよく聞くけど、どんなことが起こるの?治療中の注意点は

  • 抗生物質の種類によって副作用は異なりますが、一番多いのは、下痢などのお腹の症状です。皮膚が赤くなったりブツブツができたりすることもあります。
  • 他にもさまざまな副作用がありますので、医師や薬剤師から説明を受けてください。
  • よくある副作用の症状についてご説明します。

お腹の症状

  • 下痢はもっとも多い副作用で、とくにお子さんに多いです。
  • 腸の中にいるさまざまな菌のバランスが抗生物質によって乱れた結果、下痢をおこしやすくなります。抗生物質の効きにくい細菌が増えて下痢になることもあります。また、抗生物質そのものが下痢の原因となることもあります。
  • 多くの場合、抗生物質をやめるとしだいに元に戻っていきますので、ひどい下痢でなければそのまま様子をみて大丈夫です。症状がひどいようであれば医師や薬剤師に相談してください。

皮膚の症状

  • 抗生物質の副作用で、皮膚に赤みがでたり、ブツブツがでたりすることがあります。
  • 症状が軽ければ、様子をみながら抗生物質を飲み切ることを優先します。症状が重い場合は他の種類の抗生物質に変えるか、医師の判断のもと、内服をいったんやめて経過をみることもあります。
  • 皮膚の症状がとても強い場合や目や口の粘膜が荒れる場合は、重い副作用のことがあります。このようなときは、処方された抗生物質を飲み続けてよいか、医師に相談してください。

注意していただきたいこと

  • 以前、抗生物質を飲んで何らかの副作用があった場合は、必ず医師に伝えてください。副作用の内容によっては、別の抗生物質に変えるなどの対応が必要なことがあります。
  • 「副作用かな?」と思うことがあっても、自己判断で抗生物質を飲むのをやめないでください。抗生物質を途中でやめると感染症が治らなくなったり、抗生物質の効きにくい薬剤耐性菌が増えてしまったりすることがあります。
  • お薬に関して不安なことがある場合は、医師や薬剤師にご相談ください。

よくあるご質問

抗生物質を内服しているときに、お酒を飲んでもよいですか?

  • 抗生物質にはアルコールの分解を遅らせるはたらきをもっているものがあります。そのような抗生物質を飲んでいる期間にお酒を飲むと、悪酔いのような症状をおこします。
  • このような作用があるかは抗生物質の種類によって異なりますので、ご自身が処方されたお薬について医師や薬剤師に聞いてみてください。


抗生物質の効かない「薬剤耐性菌」って何ですか?

  • 抗生物質の効きにくい薬剤耐性菌が増えており、世界的な問題となっています。
  • 処方された抗生物質を飲むのを途中でやめてしまうこと、また、飲む回数を減らしてしまうことにより、薬剤耐性菌が増える可能性が高くなってしまいます。処方された抗生物質は決められた量をきちんと飲み切るようにしましょう。
  • 薬剤耐性菌を防ぐためには、必要なときにだけ抗生物質を使うことも大切です。「抗生物質は必要ない」と医師が判断することもあります。わからないことや不安に感じることがあれば、医師にご質問ください。

医療従事者向けコラム:薬剤耐性菌に対して医療者が求められること

  • 薬剤耐性菌の増加が世界的な問題となっており、その対策のひとつとして抗生物質の適正使用が強調されています。
  • 細菌感染症かどうかをできるだけ見極め、抗生物質が必要な状況かどうかを判断すること、使用するのであればその種類・投与量・投与期間などを最適なものにすることが求められています。


どのくらいで効果が出てくるの?

  • 感染症の種類によって、抗生物質の効果の出方は異なります。一般的には、飲み始めから2,3日で効果が実感できることが多いです。
  • 2,3日たっても症状がよくならない、むしろ悪くなるようであれば、再度受診していただいた方がよいかもしれません。最初に受診されるときに、再受診する場合の目安を医師に聞いておいていただくとよいと思います。


追加の情報を手に入れるには?

  • かしこく治して、明日につなぐ(国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター) ( http://amr.ncgm.go.jp/)
  • 『新訂第3版 感染症診療の手引き―正しい感染症診療と抗菌薬適正使用を目指して』感染症診療の手引き編集委員会
  • 『感染症プラチナマニュアル 2019』岡秀昭
  • 『トップランナーの感染症外来診療術』羽田野義郎、北和也(編集)
  • 『かぜ診療マニュアル第2版』山本舜悟
  • 『誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた 重篤な疾患を見極める!』岸田直樹
  • 『抗菌薬の考え方,使い方 ver.4 魔弾よ、ふたたび…』岩田健太郎

医療従事者の方へ もっと知りたい! 抗生物質

どのような種類があるの?それぞれの特徴は?

  • おもな抗菌薬について、下記にまとめました。

ペニシリン系

  • 急性咽頭炎(A群溶連菌)、急性副鼻腔炎、急性中耳炎など、多くの呼吸器系感染症などで第一選択薬となります。肺炎球菌による急性肺炎も、ペニシリンによる治療が第一選択です。
  • 重篤な副作用として、ペニシリンアレルギーがあります。ただし、その頻度は極めて稀であることや、他の抗生物質でもアレルギー反応はおこることから、それを理由に一律にペニシリン系を使用しないのは妥当とはいえません。
  • ペニシリンアレルギーを自己申告する患者さんの中で、実際にアレルギー(とくにアナフィラキシー)を呈した方の割合はかなり低く、多くは軽微な副作用をアレルギーと報告されていることが知られています。自己申告を鵜呑みにせず、内容をよく確認してアレルギーの有無を判定することが勧められます。

セフェム系

  • 経口の第1世代セフェム系薬は、蜂窩織炎など軟部組織感染症に対する第一選択薬となります。
  • 経口第3世代セフェム薬が頻用されてきましたが、スペクトラムが広く薬剤耐性菌を誘導するリスクが高いこと、吸収率が低く血中濃度が十分に上がらないことなどをふまえ、治療に用いられる場面は少なくなっています。

マクロライド系

  • 呼吸器系感染症に広く用いられてきました。しかし、肺炎球菌はマクロライド系にほぼ耐性となってしまいました。非定型肺炎では第一選択の地位を保っていますが、呼吸器症状に対して原因を検討せずに処方することは勧められません。
  • 心室性頻脈の副作用が知られており、突然死の原因となりえます。その意味でも、必要性をよく検討した上で処方すべき薬剤と考えます。

フルオロキノロン系

  • 呼吸器系感染症や尿路感染症に広く使われています。
  • 尿路感染症に対して広く使われてきた結果、キノロン耐性大腸菌が増えています。尿路感染症に対して無条件に処方することは勧められません。
  • 呼吸器感染症に対して処方する際には、結核の可能性を否定する必要があります。結核の2次治療薬のひとつであり、結核患者に不用意に処方してしまうと、一時的に呼吸器症状が改善し、かえって感染が広がってしまうきっかけになりえます。

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