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脳膿瘍:どんな病気? 検査や治療は? 手術は必要なの? 後遺症は残らない?

更新日:2020/11/11

著者周郷 延雄 | 東邦大学医療センター 大森病院脳神経外科 教授

監修齊藤 延人 | 東京大学脳神経外科

  • 日本脳神経外科学会専門医の周郷 延雄と申します。
  • このページに来ていただいた方は、もしかするとご自身や家族が「脳膿瘍」と診断されて、不安を感じておられるかもしれません。あるいはまわりにそのような人がいて、自分も「脳膿瘍」になるのではと心配されているかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 脳膿瘍は、どんな病気?
  • 脳膿瘍かもしれないと思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?
  • 脳膿瘍になりやすいのはどんな人?原因は?
  • どんな症状が出るの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?
  • うつるの? 自分の予防のためにできることは?
  • 治るの? 治るとしたらどのくらいで治るの?
まとめ
  • 脳膿瘍【のうのうよう】とは、脳の中に膿【うみ】がたまる病気です。
  • 中耳炎、蓄膿症【ちくのうしょう】、むし歯、心臓や肺の病気から脳の中にばい菌が入り、膿が出てかたまりのようになって、脳を圧迫します。
  • 頭痛、けいれん、発熱、手足を動かしにくいなどの症状が出ます。
  • 治療にはばい菌に対するお薬を使います。膿が多い場合は手術で取り除くこともあります。
  • 命にかかわったり、障害が残ることもある病気です。


脳膿瘍は、どんな病気?

  • 脳膿瘍とは、脳にばい菌が入り、膿がたまっている状態です。
  • 鼻や耳、歯など脳に近いところからばい菌が入る場合と、心臓や肺の病気によって血液に入ったばい菌が脳に達する場合があります。
  • 抗がん剤を使っている場合や、HIVに感染している場合など抵抗力が落ちているときもなりやすくなります。
  • 症状としては、頭痛が最も多く出ます。脳膿瘍が大きくなると、意識が悪くなったり、命にかかわることもあります。


脳膿瘍かもしれないと思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?

  • 中耳炎、蓄膿症(副鼻腔炎)、むし歯、心臓や肺の病気にかかっている方、抗がん剤の治療をしている方で、下記のような症状がある場合は、病院を受診してください。

かかりつけ医への受診がおすすめな場合

  • 頭がずっと痛い
  • 熱が続いている
  • 手足が動かしにくくなった

救急車を呼んだほうがいい場合

  • けいれんが起こった
  • 呼びかけてもあまり反応がなく、すぐに眠ってしまう


脳膿瘍になりやすいのはどんな人?原因は?

  • 脳に近い部分にばい菌が入る、心臓や肺の病気がある、身体の抵抗力が落ちている場合などに、脳膿瘍にかかりやすくなります。

脳に近い部分にばい菌が入った場合

  • 中耳炎
  • 蓄膿症
  • むし歯
  • 頭や顔にけがをした

心臓や肺の病気がある場合

  • 心臓の形や構造に異常がある(ファロー四徴症、単心室症)
  • 肺の血管の形や構造に異常がある
  • 肺や心臓に感染症がある(肺炎、感染性心内膜炎)

体の抵抗力が落ちている場合

  • 抗がん剤を使った治療を受けている
  • HIVに感染している

医療従事者向けコラム:どうして心臓や肺の病気で脳にばい菌が入ってしまうのか

  • 肺に異常があると、入ってきたばい菌を肺でつかまえられず、そのまま体中をめぐり、脳まで行ってしまうことがあります。
  • 感染性心内膜炎では、体の中に入ったばい菌が血液にのって心臓に至り、内側の膜に炎症を起こします。そこで増えたばい菌のかたまりが脳にまで行き、膿瘍をつくることがあります。


どんな症状が出るの?

  • 脳膿瘍にかかった場合、下記のような症状が出ます。

脳膿瘍の症状

  • 頭痛がする
  • 反応が鈍い、すぐに眠ってしまうなど、意識がはっきりしない
  • 手足を動かしにくくなる
  • 熱がでる
  • けいれんする
  • 吐き気がある、吐いてしまう


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • CT検査、MRI検査など頭の画像検査を行います。

頭部CT

  • CTは、簡便にできる検査です。膿膿瘍を疑う異常な影がある場合は、造影剤というお薬を注射して撮影することで、さらに診断しやすくなります。脳膿瘍の初期には、わかりにくいこともあります。

MRI

  • 頭部MRIは、脳膿瘍の診断に適した検査です。脳膿瘍は白く描出されるのが特徴です。また、造影剤を使うと脳膿瘍の端が輪状に白く描出されます。


どんな治療があるの?

  • 抗菌剤による薬物治療と、膿を体の外に出して脳の圧力を下げる手術治療があります。

薬物治療

  • 脳膿瘍が小さく、脳への圧迫が強くない場合には、抗菌剤というお薬で治療します。
  • けいれんを起こすことが多いため、抗けいれん剤も使います。

手術治療

  • 脳膿瘍が大きく、周囲の脳を強く圧迫したり、脳の圧力が高くなっている場合は、手術を追加します。
  • 手術は、脳膿瘍の中にチューブを入れて膿を体の外に出す方法が一般的です。

原因となった病気の治療

  • 脳膿瘍の原因となった耳や心臓、肺などの病気を、専門科の医師と協力して治療します。


お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?

  • 退院後しばらくは、けいれんを予防するお薬を飲んでいただきます。
  • 原因となった病気がよくなり、脳膿瘍が消えた場合でも、はじめは年に数回、その後は年に1回程度は頭の検査をした方がよいと思います。


うつるの? 自分の予防のためにできることは?

  • 脳膿瘍がほかの人にうつることはありません。


治るの? 治るとしたらどのくらいで治るの?

  • 6割の方で完全に治ります。一方、死亡率は2割といわれており、現在でも治りにくい病気の1つとされています。
  • 手術や、長期間ばい菌に対するお薬を使うため、数週~1,2か月間は入院していただく必要があります。
  • 脳膿瘍ができた場所によっては、手足が動かしにくい、言葉が出にくい、意識がはっきりしないなどの症状が残ることがあります。

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