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  1. お医者さんオンライン
  2. 女性の病気【婦人科】
  3. 妊娠高血圧症候群(HDP)

妊娠高血圧症候群(HDP):どんな病気? 起こりやすい人は? 胎児への影響は? 症状や治療は?

更新日:2020/11/11

著者大口 昭英 | 自治医科大学産科婦人科学講座 教授

監修松原 茂樹 | 自治医科大学 名誉教授、客員教授 

  • 産婦人科専門医の大口 昭英と申します。
  • このページに来ていただいた方は、もしかすると「自分が妊娠高血圧症候群になってしまった?」と思って不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 妊娠高血圧症候群とはどんな病気?
  • 妊娠高血圧症候群(HDP)と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?
  • 受診前によくなるために自分でできることは?
  • 妊娠高血圧症候群(HDP)になりやすいのはどんな人? 原因は?
  • 妊娠高血圧症候群ではどんな症状がでるの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは? 治療の副作用は?
  • 予防のためにできることは?
  • 治るの? 治るとしたらどのくらいで治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
  • 白衣高血圧って何?
まとめ
  • 妊娠高血圧症候群とは、妊娠中、出産時、出産後にお母さんのからだが妊娠前の状態に回復するまでの期間(産褥【さんじょく】期といいます)の高血圧をひとくくりにした呼び方です。妊娠高血圧、妊娠高血圧腎症、加重型妊娠高血圧腎症、高血圧合併妊娠の4つの病気をまとめてこう呼びます。
  • 妊娠高血圧腎症、加重型妊娠高血圧腎症は、入院して治療することが必要です。
  • 血圧をうまく調節できなかったり、お母さんのからだに障害が起こったり、あるいは赤ちゃんの状態が悪い場合には、早く妊娠を終了させる必要があります。 
  • 妊娠高血圧症候群のリスクが大きいお母さんの場合、妊娠16週以前から妊娠35~36週まで、「低用量アスピリン」というお薬を飲むことで、早産期に発症する妊娠高血圧腎症になる確率を減らすことができます。


妊娠高血圧症候群とはどんな病気?

  • 妊娠高血圧症候群とは、妊娠中、出産時、産褥期の高血圧をひとくくりにしていうものです。
  • 妊娠20週以降に高血圧だけが生じた場合は、妊娠高血圧といいます。
  • 妊娠20週以降に、高血圧に加えてタンパク尿、お母さんのからだの臓器の障害(肝臓や腎臓、神経、胎盤がうまくはたらかない、血液検査に異常がある)を示した場合は、妊娠高血圧腎症といいます。
  • 妊娠の前、あるいは妊娠20週より前に高血圧を示した場合は高血圧合併妊娠といいます。
  • 高血圧合併妊娠で、妊娠20週以降に妊娠高血圧腎症となった場合は、加重型妊娠高血圧腎症といいます。


妊娠高血圧症候群(HDP)と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?

  • 次のようなときは、かかりつけの医療機関の受診を検討してください。

妊娠高血圧症候群を疑う血圧の値や症状

  • 家で測った血圧の7日間の平均が≧135/85 mmHgの場合
  • 別の2回に測り続けて≧140/90 mmHgを示す場合
  • 1回測っただけでも≧160/110 mmHgを示す場合
  • 妊娠20週以降に、頭痛、目の前がチカチカする、おなかの上部の痛みが続く、はき気やおう吐、などが起こった場合
  • 全身のむくみ、急な体重の増加(1週間に1kg以上)が起こった場合


受診前によくなるために自分でできることは?

  • もともと高血圧の方は、内科を定期的に受診し、降圧剤が必要と指示された場合は、きちんと飲んでください。
  • もともと体重過多や肥満症の妊婦さんは、妊娠中の体重増加を7kg以内に抑えるように努力してください。
  • 妊娠高血圧症候群のリスクが大きい妊婦さんで、妊娠高血圧腎症を予防する効果のある「低用量アスピリン」というお薬をだされた方は、きちんと飲むようにしてください。


妊娠高血圧症候群(HDP)になりやすいのはどんな人? 原因は?

  • 妊娠高血圧、妊娠高血圧腎症の原因は、現在もまだ解明されていません。
  • 妊娠高血圧腎症にかかりやすいのは、次のような人です。

妊娠高血圧腎症にかかりやすい方

  • 初めて妊娠される方
  • 血圧が120/80 mmHg≧の方
  • 太っている方(肥満症)
  • 内科疾患(高血圧、糖尿病、慢性腎炎、SLE、高リン脂質抗体症候群)に罹患している方
  • 多胎(ふたご、三つ子)の妊娠をされている方
  • 以前に妊娠高血圧腎症、妊娠高血圧にかかったことがある場合
  • 母親あるいは姉妹が妊娠高血圧腎症、妊娠高血圧にかかったことがある場合
  • 年齢が40歳以上の方
  • 生殖補助医療や卵子提供で妊娠した場合


妊娠高血圧症候群ではどんな症状がでるの?

  • ご自身で気づける特徴的な症状はありません。
  • 高血圧緊急症(≧180/120 mmHg)、子癇、可逆性白質脳症などの病気があわせて起こる前ぶれの症状として、頭痛が生じることがあります。
  • 関連してHELLP症候群(溶血性貧血、肝逸脱酵素上昇、血小板低下の3つの症状を示す状態)が起こると、上腹部(胃のあたり)の痛み、はき気やおう吐が生じます。
  • 正常な位置にある胎盤が早くに剥がれてしまうという赤ちゃんにきわめて危険な状態になると、おなかの痛み、性器からの出血が生じます。
  • 胎盤のはたらきに不具合が生じると、胎動が少なくなったり消えてしまうということが起こり、赤ちゃんの具合が悪いことを知らせます。
  • お母さんにけいれんや意識消失などが生じる子癇【しかん】が起こることがあります。
  • 関連して可逆性白質脳症という病気が発生すると、一時的に目が見えなくなるなどの視覚障害が起こることがあります。


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • 血圧測定:何回か続けて測り高血圧かどうかを調べ、高血圧の場合は1日の別の時間に2回以上、血圧を測ります。
  • 尿検査:腎臓などに異常があることを示すタンパクがでていないか調べます。

コラム:尿タンパクが陽性の場合

  • 尿中タンパク・クレアチニン比を調べて、タンパク尿の有無を判断します。
  • 入院した場合は、24時間蓄尿し、1日尿中タンパク量を測定します。
  • 尿タンパク陽性の場合、1週間に1回以上尿中タンパク・クレアチニン比あるいは1日尿中タンパク定量を行います。
  • 血液検査:貧血、血小板低下症、腎機能、肝機能、凝固機能検査を行います(妊娠高血圧腎症の場合は、週に2回以上)。
  • 胎児機能不全の有無:妊娠高血圧腎症の場合は、週に3回以上、胎児機能不全がないかどうかを調べます。
  • 可逆性白質脳症が疑われる場合:頭部MRI検査を実施します。
  • 子癇発作がある場合:頭部MRI検査や頭部CT検査を実施します。


どんな治療があるの?

  • 血圧が≧160/110 mmHgの場合: 血圧が140〜159/90〜109 mmHgに収まるように、お薬(降圧薬)を使用します。
  • 妊娠高血圧腎症の根本的な治療法はまだ開発されていませんので、次のような場合は妊娠高血圧腎症が悪化したと判断され、早産期であってもすぐに妊娠を終了させます。

妊娠高血圧腎症が悪化したと判断される場合

  • お薬(降圧薬)を飲んでも血圧を調整できない場合
  • お母さんに重い臓器症状がある場合(HELLP症候群、腎機能障害、血小板数<10万/μL、子癇発作、可逆性白質脳症)
  • 子宮胎盤機能不全:臍帯血流異常を示す胎児機能不全
  • 妊娠高血圧腎症、妊娠高血圧、高血圧合併妊娠、および、妊娠タンパク尿のお母さんが妊娠37週に達した場合は、人工的に陣痛を起こして妊娠を終了させることがあります。
  • 血圧が非常に高く人工的に陣痛を起こして妊娠を終了させた、けいれんがなくても可逆性白質脳症を起こした場合は、出産前後の24時間を目途に、子癇の発症を予防する目的で、硫酸マグネシウム点滴を行うことがあります。
  • 子癇発作を起こした場合は、通常、子癇発症後24時間を目途に、子癇発作の再発予防のために、硫酸マグネシウム点滴を行います。


お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは? 治療の副作用は?

  • 降圧薬の副作用として、頭痛、発疹、肝機能障害などがあります。
  • 妊娠20週以降の高血圧に対して、過度に血圧を下げると、胎児機能不全を起こす場合があります。
  • 硫酸マグネシウム点滴を受けると、熱感、全身倦怠感、脱力感、複視などが発生する場合があります。
  • 息苦しさを感じた場合は、異常に高いマグネシウム血症となっている場合がありますので、すぐにナースコールしてください。


予防のためにできることは?

  • 妊娠高血圧症候群のリスクが大きいお母さんは、妊娠16週以前から妊娠35~36週まで、「低用量アスピリン」を服用することで、早産期に発症する妊娠高血圧腎症がおこる頻度を減らすことができます。

治るの? 治るとしたらどのくらいで治るの?


追加の情報を手に入れるには?

  • 日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会は合同で「産婦人科診療ガイドライン産科編2017」を作成し、2018年4月以降HPで公開しています。
  • http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2017.pdf
  • 日本妊娠高血圧学会では、HPに妊娠高血圧症候群Q&Aのコーナーを設け、妊婦さんやそのご家族の疑問にお答えしています。
  • http://www.jsshp.jp/general/

もっと知りたい! 妊娠高血圧症候群

白衣高血圧って何?

  • 妊娠中に診察室で血圧を測定し、高血圧を示した場合、真の高血圧ではなく、特別な環境での測定によるいわゆる「白衣高血圧」の場合があります。
  • 真の高血圧か白衣高血圧かは、家庭での血圧測定や24時間自由に行動するなかで血圧を測って判断します。
  • 白衣高血圧であった場合でも、その後に妊娠高血圧や妊娠高血圧腎症を起こす可能性が高いことから、妊娠中はずっとご家庭でも血圧を測ることをお勧めします。

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