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不妊:原因は?男性も原因になるの?検査や治療は?費用はどれくらい?

更新日:2020/11/11

著者鈴木 達也 | 自治医科大学産科婦人科学講座 附属病院生殖医学センター 准教授

監修松原 茂樹 | 自治医科大学 名誉教授、客員教授 

  • 産婦人科専門医の鈴木 達也と申します。
  • 妊活をしてもなかなか結果が出ないと、心配になりますよね。「何か妊娠しない原因があるのではないか?」と心配されたり、「病院に行ったほうが良いかな?」と不安になられたりするかもしれません。
  • そこでこのページでは、医療機関を受診する際の目安、不妊の一般的な原因、検査、治療やご自身での適切な対処方法などについて役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「本当に知ってほしいこと」について記載をさせていただいています。

目次

  • 不妊とは
  • 妊娠の成立
  • 不妊の主な原因は?
  • 女性不妊の原因は?
  • 男性不妊の原因は?
  • 原因不明不妊
  • 不妊の検査は?
  • 不妊の治療は?
  • 不妊に対して自分でできることは?
  • 追加の情報を手に入れるには?
まとめ
  • 不妊とは、避妊せずに性交しているにも関わらず1年間妊娠しない場合をいいます。
  • 男女とも年をとるにつれて妊娠しづらくなるため、より早く検査・治療を始めた方が良い場合もあります。
  • ご夫婦二人のライフプランを立てるためにも、遠慮なく産婦人科を受診してください。


不妊とは

  • 妊娠を希望する健康な男女が避妊せず性交した場合、一定期間内に多くの方が妊娠します。しかしながら、一定期間を過ぎても妊娠しない場合、その後自然に妊娠する可能性が下がり、その状態を不妊と言います。
  • 一般的にその一定期間は1年と考えられています。
  • 自然に妊娠する場合、20〜30歳の1周期当たりの妊娠率は25〜30%です。30代後半になると低下し始めます。
  • 妊娠を希望するのであれば、30代前半までは1年間、30代後半からは6ヶ月間自然妊娠にチャレンジし、妊娠できなかった場合には医療機関を受診してみてください。
  • 40歳以上では妊娠を希望した時点で受診しても良いこともあります。


妊娠の成立

  • 不妊を理解するには、妊娠がどのようにして成立するかを理解する必要があります。

卵胞が発育する

  • 脳の下垂体からホルモンが分泌されると、卵胞が発育します。
  • 卵胞は左右の卵巣にいくつか発育しますが、途中から一個だけが選ばれて、大きく発育し、成熟していきます。

腟内への射精

  • 妊娠するために十分な量と質を持った精子を含んだ精液が腟内に射精される必要があります。

精子が子宮頸管を通過する

  • 子宮頸管とは子宮内腔と腟をつなぐ管状の部分です。
  • 排卵が近づくと、頸管から分泌される粘液が変化して、精子が通りやすくなります。

精子が卵管膨大部まで到達する

  • 子宮頸管を通過した精子は、子宮内腔から卵管へ入り、受精の場である卵管膨大部まで到達します。

排卵する

  • 十分に大きくなった卵胞が破裂して卵子が排卵されます。
  • 排卵された卵子は卵管内に取り込まれ、膨大部へと運ばれます。

受精する

  • 卵管膨大部で精子と卵子が出会い、受精します。卵子の周りにある透明帯を貫通し、卵細胞内に入ることができた精子のみが卵子と受精します。

黄体が形成される

  • 排卵後に卵胞は黄体に変化します。黄体は黄体ホルモンを分泌し、卵子の育つベッドとなる子宮内膜を着床しやすい状態に変化させます。

受精卵(胚)が発育する

  • 精子と卵子が受精した受精卵(胚)は細胞を増やしながら、卵管膨大部から子宮へ運ばれます。受精後5日目には胚盤胞となって子宮内へ到着します。

着床する

  • 胚盤胞は子宮内膜に潜り込んで行きます。
  • これを着床といい、妊娠が成立します。


不妊の主な原因は?

  • 不妊の原因はさまざまです。原因がいろいろ重なることもあれば、逆に原因がはっきりしないこともあります。
  • また、不妊の男女別原因は、2/3が女性、1/2が男性によるものであり、予想以上に男性にも原因が多いことがわかります。
  • したがって、妊娠するためには夫婦の協力が不可欠であり、夫婦そろって検査を受ける必要があります。


女性不妊の原因は?

排卵因子

  • 卵胞が育たない、排卵が起こらない場合不妊になります。
  • 月経周期が規則的で基礎体温が二相に分かれている場合、排卵していることが推測されます。
  • これに対して、月経不順や基礎体温が一相性の方は排卵障害の可能性が高いので、産婦人科を受診しましょう。
  • 排卵障害の原因はさまざまですが、ホルモン分泌の異常、ストレス、急激な体重の変化などが挙げられます。また、若くして卵巣機能が低下してしまう早発卵巣不全も稀にみられます。

卵管因子

  • 卵管は受精と受精卵(胚)の発育の場として重要です。卵管が詰まっていたり、くっついていたりして卵管に卵子が取り込まれにくくなると不妊になります。
  • ただし、卵管は左右の2本あるため、片方が正常であれば妊娠する可能性はあります。
  • 卵管が狭くなったり詰まったりする原因として、クラミジア感染症、子宮内膜症、虫垂炎などの骨盤内手術を受けたことがあるなどが挙げられます。

子宮因子

  • 子宮筋腫、子宮内膜ポリープや子宮内腔の癒着(アッシャーマン症候群)などにより着床がうまくできず、不妊になることがあります。

頸管因子

  • 子宮頸管粘液の分泌が少なかったりすると精子は子宮内腔へ入りづらくなり、不妊になります。

免疫因子

  • 何らかの免疫異常により、精子の運動を止めてしまう抗体(抗精子抗体)が産生されることがあります。
  • 抗体を持つ女性の場合、子宮頸管や卵管内に抗体が分泌され、精子が卵管膨大部まで到達できず不妊になります。

子宮内膜症

  • 子宮内膜症が進行すると、卵巣、卵管、子宮や腸管などがくっついてしまい卵管に卵子が取り込まれにくくなります。
  • 骨盤内へ炎症性物質が分泌されることにより、受精や着床を邪魔することもあります。


男性不妊の原因は?

造精機能障害

  • 精子の数が少ない、精子の動きが悪い、正しい形の精子が少ない場合、受精する能力が低下し不妊になります。
  • 精索静脈瘤が関与する場合もありますが、多くは原因不明です。

精路通過障害

  • 精子を作る機能に異常がない場合でも、この通り道が詰まっていると射精はできても、精子は出せず不妊になります。
  • 精路通過障害の原因として、先天的なもの、過去の炎症や鼠径ヘルニア手術を受けたことがあるなどが挙げられます。

性機能障害

  • 勃起障害(ED)、腟内射精障害などをいいます。
  • ストレスが主な原因と考えられていますが、動脈硬化や糖尿病などが原因のこともあります。

原因不明不妊

  • 不妊の検査をしても原因が見つからない場合、原因不明不妊と呼んでいます。


不妊の検査は?

  • 女性側の検査には月経周期に合わせて行う検査と月経周期に合わせる必要のない検査があります。

卵胞期初期/月経期

  • ホルモン検査:卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン、プロラクチンなどを調べます。

月経終了直後

  • 子宮卵管造影検査:子宮口から造影剤を注入し、子宮内の形状や卵管の通りやすさを確認します。

排卵期

  • 子宮頸管粘液検査:子宮頸管粘液は排卵期に増加し、性質が変わって精子が子宮内へ入りやすくなります。
  • 性交後試験:性交を行った後に子宮頸管の粘液を採取し、運動している精子の数を顕微鏡で調べます。
  • 経腟超音波検査:卵胞の大きさ、子宮内膜の厚さを確認します。卵胞が約20mmまで発育すると排卵することから、排卵日を予測します。

黄体期

  • ホルモン検査:エストラジオール、プロゲステロンを調べます。

月経周期に合わせる必要のない検査

  • クラミジア検査:血液検査でクラミジア抗体を調べたり、子宮頸管を擦りクラミジア抗原を調べます。
  • 抗精子抗体:精子の運動を止めてしまう抗体を血液検査で調べます。
  • 抗ミュラー管ホルモン検査:このホルモンは卵巣内に残っている卵胞の数を反映します。低い場合には治療のステップアップを早めにします。

男性側の検査

  • 精液検査:用手的に採取した精液を検査し、精液の量、濃度、運動している精子の割合、精子の形などを調べます。


不妊の治療は?

基本的な不妊治療法

  • タイミング法:最も妊娠しやすいと言われている排卵に近い時期に性交を持つ方法です。卵胞の大きさ、頸管粘液やホルモンを測定し、排卵日を推定します。
  • 排卵誘発法:排卵誘発剤で排卵を促す治療法です。通常は排卵障害がある場合に使用しますが、自然排卵がある場合でも、妊娠率を上げる目的で使用することもあります。
  • 人工授精:用手的に採取した精液から回収したよく運動している精子を、妊娠しやすい時期に子宮内に注入する治療法です。
  • 生殖補助医療:生殖補助医療の項を参照してください。

不妊原因に応じた治療

  • 排卵因子:排卵誘発剤で卵胞発育を促します。
  • 卵管因子:生殖補助医療を行う、または卵管を開通させる手術を行います。
  • 子宮因子:子宮筋腫や子宮内膜ポリープを手術で取り除いたり、子宮内腔の癒着を剥離する手術を行います。
  • 頸管因子:人工授精を行います。
  • 免疫因子:生殖補助医療を行います。
  • 子宮内膜症:子宮内膜症に対する手術を行うともに骨盤内の状態を確認します。手術後にタイミング法、人工授精ないしは生殖補助医療を行います。年齢や卵巣機能によっては、初めから生殖補助医療を行うこともあります。
  • 男性因子:男性側の治療を行ったり、人工授精や生殖補助医療を行います。
  • 原因不明の場合は、一般的には、タイミング法→排卵誘発法→人工授精→生殖補助医療の順に治療法をステップアップしていきます。


不妊に対して自分でできることは?

  • 日常生活を見直して妊娠しやすい体づくりをすることが大切です。
  • 睡眠時に分泌されるホルモンが不足すると卵子や精子の質が低下します。睡眠時間が長ければ良いわけではありません。自分のリズムで質の良い睡眠をとることが重要です。
  • 卵子や精子の質を高めるためにはたんぱく質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルが必要です。これらの栄養素をバランス良く食事から摂取することが大切です。とくに炭水化物の摂取が過剰でたんぱく質は不足している人が多いと言われます。炭水化物を控えめにしてたんぱく質を毎食欠かさないよう意識しましょう。
  • 適度な運動により基礎代謝が向上し、ストレス発散にもなります。また、出産に必要な体力をつけるという意味もあります。
  • 肥満ややせは排卵障害の原因になることがあります。また、適正な体重維持は妊娠・出産合併症のリスク低減にも繋がります。
  • 喫煙により卵子や精子の質が低下するので禁煙をおすすめします。


追加の情報を手に入れるには?

  • より詳しい情報などについては以下のウェブサイトを参照してください。
  • 日本産科婦人科学会
  • http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=15
  • 日本生殖医学会
  • http://www.jsrm.or.jp/public/index.html

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