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  3. 経皮的胆道(胆嚢)ドレナージ(PTCD、PTGBD)

経皮的胆道(胆嚢)ドレナージ(PTCD、PTGBD):どんな治療?

更新日:2020/11/11

著者斉藤 紘昭1、伊佐山 浩通2 | 1:順天堂大学消化器内学講座 准教授、2:順天堂大学消化器内学講座 教授

監修中島 淳 | 横浜市立大学医学部肝胆膵消化器病学教室 主任教授

  • 胆膵疾患専門医の斉藤 紘昭、伊佐山 浩通と申します。
  • このページに来ていただいた方は、ご家族やご自身が経皮的胆道/胆嚢ドレナージという治療を受けられることになり、どんなことをするのか知りたいとお考えかもしれません。
  • 私が日々の診療の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「本当に知ってほしい」ことについて記載をさせていただいています。

目次

  • どんな治療?
  • この治療の目的や効果は?
  • どういう人がこの治療を受けるべき?
  • 実際には、どんなことをするの?
  • 他にどのような治療があるの?
  • 治療を受けるにあたって
  • 理解しておきたい リスクと合併症
  • 治療後について
  • ガイドラインなど追加の情報を手に入れるには?
まとめ
  • 経皮的胆道/胆嚢ドレナージ(PTCD、PTGBD)は、体の外から肝臓を介して、胆管または胆嚢にチューブを入れ、胆汁を体の外に出する治療です。 
  • 全国のほとんどの病院で行うことができ、比較的安全で信頼できる治療法です。
  • しかし、血液が固まりにくくなるようなお薬を飲んでいる方は出血のリスクがあること、体の外にチューブが出ているため胆汁をためるバックを常に持たなくてはいけないことなど、デメリットもあります。
  • また、チューブが皮膚から出ている部分の消毒、チューブが閉じないように注意する必要があります。
  • これらを理解したうえでご自身にあった治療法を選択してください。


どんな治療?

経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)

  • 経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)とは、体の外から超音波をあてて、胆汁の流れが悪くなっている胆管を探して針を刺し、胆管にチューブを入れて、溜まった胆汁を体の外に出す治療です。
  • 胆汁の流れが悪くなり、体の中に胆汁がたまって白目や肌が黄色くなった(黄疸【おうだん】といいます)とき、特に閉塞性黄疸になった場合に行います。

経皮経肝胆嚢ドレナージ(PTGBD)

  • 経皮経肝胆嚢ドレナージ(PTGBD)とは、体の外から超音波をあてて、胆嚢の中にチューブを入れて、胆嚢の中に溜まった感染している胆汁を体の外に出す治療です。
  • 胆嚢の中に胆汁が溜まって炎症を起こした状態(急性胆嚢炎)になった時に行います。

胆汁と胆嚢とは

  • 胆汁:肝臓で産生される液体で、脂肪を消化する消化液です。総胆管という管を通って胆嚢でいったん溜められます。
  • 胆嚢:胆汁を一時的に貯めておく、袋状の消化器です。肝臓と十二指腸をつなぐ管の途中にあります。胆汁を濃縮し、食事中に胆管へ出します。


この治療の目的や効果は?

PTCDの目的

  • PTCDの目的は胆汁を体の外に出し、黄疸や胆管炎を改善することです。
  • 「黄疸」とは、胆汁が体の中から外に出ていかず、皮膚が黄色くなるという状態です。この状態のまま治療を行わないでいると、溜まった胆汁に感染が起きて熱がでる「胆管炎」を起こすことがあります。
  • また、胆汁が溜まった状態では肝障害が出てきます。

PTGBDの目的

  • PTGBDの目的は、胆嚢の中に溜まった胆汁を体の外に出し、胆嚢炎を改善することです。
  • 胆嚢の中に溜まった胆汁が、胆嚢から出ていかなくなってしまうと、「胆嚢炎」を起こします。
  • ひどく強いお腹の痛みがあり、治療しないでいると腹膜炎や敗血症といった危険な病気になる可能性があります。


どういう人がこの治療を受けるべき?

PTCD

  • PTCDは、がんや胆管に結石ができることにより、胆汁が本来流れるべき十二指腸まで流れなくなってしまった場合に使われます。
  • 特に、黄疸が出現し、熱やお腹の痛みなど胆管炎の症状が出た場合は早く行うことが望まれます。

PTGBD

  • PTGBDは、がんや結石により、胆汁が胆嚢から本来流れるべき胆管へ流れなくなってしまった場合に使われます。
  • 特に、熱やお腹の痛みが出ることが多いため、早くに治療することが望まれます。しかし、血液をサラサラにするお薬を飲んでいる場合は医師にご相談ください。


実際には、どんなことをするの?

  • PTCDもPTGBDも基本的なやり方はほぼ同じで、以下の通りです。

PTCD・PTGBDのやり方

  • お腹の皮膚を消毒し、超音波を使って、広がった胆管、胆嚢を見つけます。
  • 皮膚を麻酔し、針を刺し、プラスチックのチューブを入れます。このチューブには色々な種類があり、硬いチューブから柔らかいチューブまであります。状況に応じて使い分けます。
  • チューブを入れたら、胆汁を体の外に出し、出てきた胆汁の量や状態をチェックします。
  • そのままにしておくとチューブが閉じてしまうことがあるので、1日に1-2回はチューブを洗います。
  • 炎症が落ち着いたら、原因によってはそのまま抜くこともありますが、基本的には原因の病気の治療が必要になります。


他にどのような治療があるの?

経乳頭的胆道ドレナージ

  • 内視鏡を使い、十二指腸にある胆汁の出口から、胆管内に金属やプラスチックのチューブを入れます。
  • PTCDと同じ効果の治療です。
  • 現在多く行われますが、膵炎などの合併症が起こることがあります。

超音波内視鏡下経胃的胆道ドレナージ

  • 胃カメラの先に超音波がついた超音波内視鏡を使い、胃の中から胆管を超音波で探し、針で刺してチューブを入れる治療です。
  • この方法では、胆汁は胃の中に出され、体の外にチューブが出ることもありません。
  • しかし、現在この治療ができる病院は限られています。

経乳頭的胆嚢ドレナージ

  • 内視鏡を使い、十二指腸にある胆汁の出口から、胆嚢へプラスチックチューブを入れます。
  • PTGBDと同じ効果の治療です。
  • この治療にも膵炎のリスクがあります。

超音波内視鏡下胆嚢ドレナージ

  • 超音波内視鏡を使い、十二指腸から胆嚢を刺し、プラスチックチューブを入れる治療です。
  • この治療も、現在行える病院は限定されています。


治療を受けるにあたって

  • 治療を受けるにあたって、注意することは以下の通りです。

注意点

  • チューブが入っている部分を消毒する:消毒を行わないと、チューブが入っている部分から膿(うみ)が出てくることがあります。
  • 胆汁を回収するバックを常に持ち歩く:入っているチューブから胆汁が出てくるためです。チューブが周りのものに引っ掛かり、抜けてしまわないように注意する必要があります。
  • 水が入らないようにする:お風呂に入るときには、胆汁を回収するバックを外し、チューブの周りを防水テープなどで固定するなどの工夫が必要です。


理解しておきたい リスクと合併症

  • この検査のリスクと合併症は、以下の通りです。
  • 血胸:皮膚から肝臓を介して針を刺すので、肝臓からの出血や肋間動脈を傷つけ、胸のすき間に血液がたまることがあります。
  • 気胸:肝臓の前に肺が入り込むと、肺を貫いて刺し、肺の空気が胸のすき間に漏れることがあります。


治療後について

  • 治療後は、以下のことに気をつけてください。
  • チューブが詰まったり折れ曲がったりして胆汁が出てこなくなったら、新しいチューブに入れ替えてください。
  • そのままにしておくと、胆管炎や胆嚢炎が再び起こる可能性があります。
  • チューブの周りから胆汁が徐々に漏れ出して、皮膚炎を起こし、あまりに多くなった場合には、チューブを太いものに入れ替えてください。
  • 基本的にはチューブを抜くことを考え、胆管炎や胆嚢炎が落ち着いたら、元の病気を治療するようにしてください。

脂溶性ビタミンの補充

  • 胆汁はコレステロールやビタミンを吸収するのを助ける役割を持っています。
  • 長い間、胆汁を体の外に出続けると、ビタミンA、D、E、Kなどの「脂溶性ビタミン」が不足します。そのときはお薬などで補充する必要があります。


ガイドラインなど追加の情報を手に入れるには?

  • 急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018が参考になります。
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