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月経不順:どんな症状?原因やリスクは?自分で対処する方法は?どんなときに医療機関を受診すればいいの?

更新日:2020/11/11

著者望月 善子 | 医療法人もちづき女性クリニック 婦人科・女性内科 理事長

監修松原 茂樹 | 自治医科大学 名誉教授、客員教授 

  • 産婦人科専門医の望月 善子と申します。
  • これまで順調にあった月経(生理)が急に来なくなったり、予期しない時に月経になったりすると、何か悪い原因で起こっているのではと不安になりますよね。「病院に行った方が良いのかな?」と、躊躇してしまうこともあるかもしれません。
  • そこでこのページでは、月経不順の原因や、ご自身での適切な対処方法、医療機関を受診する際の目安などについてまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「本当に知ってほしいこと」などについて記載をさせていただいています。

目次

  • どんな症状?
  • 月経不順の原因
  • 月経不順に対して、よくなるために自分でできることは?日常生活で気を付けたいこと
  • こんな症状があったらかかりつけ医を受診しましょう
  • お医者さんでおこなわれること
  • ガイドラインなど追加の情報を手に入れるには?
  • 月経不順へのアプローチ
  • 月経不順の治療
まとめ
  • 生理は個人差がありますが、周期のおおよその目安は25~38日です。生理不順は、生理周期が39日以上と長かったり、逆に24日以内と短かったり、周期にばらつきがあるものをいいます。
  • 3か月以上生理が来ない状態や、16歳以上になっても一度も生理がない方は、婦人科受診をお勧めします。
  • ストレスや環境の変化、過激なダイエットによる栄養不足、肥満、睡眠不足などがあると、生理不順をおこしやすくなります。睡眠薬や精神安定剤などを長い間飲んでいる場合も、生理不順になる可能性があります。
  • 病院では、患者さんのお話を伺い、血液検査でホルモンのチェックをします。超音波検査やMRIなどの画像診断を行う場合もあります。
  • 生理不順の治療は、年齢、原因、今すぐの妊娠のご希望があるかどうかによって異なります。治療として、低用量ピルを含むホルモン療法がおこなわれます。


どんな症状?

  • 生理(医学用語では月経といいます)とは、排卵が起きた後、妊娠しなかった場合に子宮の内側を覆う壁の一部がはがれ、血液と一緒に体の外に出てくることを言います。
  • 月経が始まった日を1日目と数えて、次の月経が開始する前の日までを月経周期といいます。これが28日であれば28日周期といいます。
  • 正常だと生理は25~38日に1回、3~7日間続きます。これ以外の場合は注意が必要です。
  • 生理不順の原因として①排卵があるが周期が長い(月経開始から排卵までの日数にばらつきがある)、②排卵があったりなかったりする、③排卵が無い、④生理ではない出血がある、といった4通りの可能性があります。


月経不順の原因

  • 生理は卵巣から女性ホルモンがでることによっておこりますが、女性ホルモンには卵巣だけでなく頭の中にある視床下部、下垂体といった部分も関わってくるのでこれらのどれか一つにトラブルがあるとホルモンバランスが乱れ、生理不順になります。
  • ホルモンバランスの乱れの原因として、ストレス、ダイエットによるやせ、肥満、激しい運動などがあります。思春期前の段階での激しい運動は胸の発育を邪魔し、18歳を過ぎても生理が来ない状況にもつながります。
  • 40歳を過ぎてからの生理不順は卵巣の機能が落ちている可能性もあります。女性ホルモンが少なくなって生理周期が短くなったり、間隔があいたり、また血の量がどっと増えたりして閉経に向かうことが多いです。生理不順なのか、他の原因からの出血なのかわかりにくい時もあります。子宮がんや卵巣がんを早期に発見できるように婦人科検診を定期的に受けることをお勧めします。
  • 生理不順は主に、稀発(きはつ)月経、頻発(ひんぱつ)月経、続発性無月経、多嚢胞性卵巣症候群の4つに分類されます。

稀発(きはつ)月経

  • 生理周期が39日以上のものを稀発月経と呼びます。卵巣がうまく働かず、女性ホルモンがきちんと出ていないことが考えられます。排卵がないこともありますので、基礎体温を測って排卵しているかどうかを確認し、血液検査でホルモンの状態を調べます。

頻発月経

  • 生理周期が24日以下になることを頻発月経といいます。原因として、ストレスによるホルモンバランスの乱れから卵巣がうまく働かなくなっていることが考えられます。他に女性ホルモンが少なくて、排卵日から生理が始まるまでの期間が短くなってしまう黄体機能不全も考えられます。女性ホルモンが不足すると、子宮の内側を覆う膜が十分に成熟しないので、妊娠しづらかったり、妊娠しても流産しやすかったりすることもあります。妊活中の方は早目に婦人科を受診されることをお勧めします。

続発性無月経

  • 妊娠以外で3か月以上生理が来ない状態を続発性無月経といいます。何らかの原因で、頭の中の視床下部や下垂体、卵巣のどれかに問題があるときに起こります。また、高プロラクチン血症や甲状腺機能障害などの疾患がないかどうか診ることは重要です。

多嚢胞性卵巣症候群

  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は生理が来なかったり、生理不順になりやすい疾患です。女性の20~30人に1人の割合でみられます。この疾患は超音波検査で分かります。生理不順の他ニキビや肥満になったり、毛深くなったりすることもあり、糖尿病、高血圧、子宮体がんなどの危険性も高まります。


月経不順に対して、よくなるために自分でできることは?日常生活で気を付けたいこと

  • 生理不順に対して、よくなるために自分でできることや、日常生活で気を付けたいことは以下の通りです。

ストレスを軽減する、無理をしない

  • 生理をおこす女性ホルモンはストレスの影響を受けやすいため、ストレスを減らすことが大切です。音楽やスポーツを楽しむなど自分なりのストレス解消法をみつけ、充分睡眠をとりたいものです。

規則正しい食生活を心がける

  • 生理がきちんと来るためには適切な体重をキープすることが大事です。特に思春期のやせでは体重だけでなく身長の伸びも止まったりします。また、思春期は骨を作るとても重要な時期ですが、この時期に栄養や女性ホルモンが不足すると骨がもろくなり、若くても骨粗鬆症になってしまいます。これは大人になってからでは取り戻すことが難しく、一生影響する問題です。規則正しい食生活と栄養バランスを心がけましょう。
  • 普段から基礎体温を記録することをお勧めします。基礎体温をつけることで、排卵の有無を知ることができ、生理不順の発見にもつながりますし、排卵日を予測することで妊娠しやすいタイミングがわかります。


こんな症状があったらかかりつけ医を受診しましょう

  • 生理が始まって数年間は女性ホルモンのバランスが整いにくい時期なので、学校生活や日常生活に支障がなければ経過をみていて大丈夫ですが、腹痛がひどい、頭がくらくらするなどの症状があれば婦人科を受診することをお勧めします。
  • 体重が減って生理が来なくなったり、不順になった場合、または3か月以上生理が来ない時は婦人科を受診していただきたいです。生理が来ない期間が長ければ長いほど、治りにくくなりますので、できるだけ早めに婦人科を受診しましょう。
  • 生理が始まる2週間前くらいに出血が少量みられることがありますが、これは排卵にともなう出血のことが多く、あまり心配はいりません。しかし、出血が不規則にみられる場合は、子宮のポリープやがんなど様々な病気が考えられますので婦人科の受診をお勧めします。
  • 日本ではほとんどの女性が15歳までに生理がきます。16歳になっても生理がなければ、婦人科への相談をお勧めします。

コラム:排卵と月経不順

  • 月経不順があっても、排卵があればさほど心配はありません。しかし、排卵が無いようなら要注意です。
  • 将来妊娠しにくくなったり、肩こり、頭痛、肌荒れといった更年期症状のような症状がでてくると、早発閉経(40歳未満の閉経)が心配になります。


お医者さんでおこなわれること

  • 婦人科を受診すると、初めて生理が来た年齢や生理周期、生活習慣、体重の変化、家族の病気、今までかかったことのある病気、内服薬のことなどのお話をききます。
  • 思春期であれば、二次性徴(乳房発育や恥毛の発生状況)の時期を確認します。
  • 血液検査でホルモン(LH、FSH、エストラジオール、プロラクチンなど)をチェックしたり、場合によって甲状腺ホルモン検査、貧血、凝固系検査を行います。原発性無月経の場合は染色体検査をします。
  • 超音波検査による子宮や卵巣の状態の確認をします。CTやMRIなどの画像検査も行うことがあります。


ガイドラインなど追加の情報を手に入れるには?

  • より詳しい情報や最新のガイドラインについては、以下の書籍やウェブサイトを参考にしました。
  • 日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会(編監):産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2020、日本産科婦人科学会
  • http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_fujinka_2017.pdf
  • 日本産科婦人科学会(編監):OC/LEPガイドライン2015年度版、日本産科婦人科学会、2015
  • 厚生労働省研究班(監):女性の健康推進室 ヘルスケアラボ
  • http://w-health.jp/

もっと知りたい 月経不順のこと!!

月経不順へのアプローチ

  • 原発性無月経では、子宮・膣奇形(膣閉鎖)、先天性疾患(ターナー症候群など)などを鑑別しなければなりませんので、産婦人科へ紹介が必要です。
  • 思春期の続発性無月経:体重減少性が44%、過食が6%と、半数が摂食に関するものです。BMI(body mass index)が17未満や標準体重の70%以下の場合、体重回復を優先させ、カウンセリングを行います。体に負担をかけないよう、月経誘導はせず、心療内科・精神科に紹介することが肝要です。
  • 強度の運動による月経不順:女性アスリートにおいて、エネルギー不足による低栄養、視床下部性無月経、エストロゲン低下による骨密度低下や疲労骨折が問題視されています(女性アスリートの三主徴)。陸上長距離走やバレエ、新体操といった運動選手は特に発症リスクが高く、問診時には詳細に訊くとよいでしょう。思春期で標準体重の85%未満の場合はエネルギー不足と判断し、栄養士による指導、食事量の増加(2,000kcal/日以上摂取)、運動量の減少、年1回の骨密度測定を提案しましょう。
  • 低用量ピル:経口避妊薬や低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(low dose estrogen-progestin: LEP)は、思春期であっても、初経から3か月経過していれば安全に使用できます。低用量ピルは、月経不順のみならず、月経に伴う下腹部痛・腰痛(月経困難症)、過多月経(月経血量が多い)、月経前の不快な症状(月経前症候群)などの治療薬としても使用されています。低用量ピルの処方に内診は必須ではありません。ただし、低用量ピルが服薬できない禁忌症例がありますので、ガイドラインを参考に注意事項を確認し、血圧、BMIを測定した後に処方します。


月経不順の治療

続発性無月経

  • 挙児希望がなければ、排卵誘発ではなく、第1度無月経(内因性エストロゲン分泌あり)や無排卵周期症に対してはホルムストロム療法(黄体ホルモン製剤を投与する方法)、第2度無月経(内因性エストロゲン分泌なし)に対してはカウフマン療法(エストロゲン製剤+黄体ホルモン製剤を投与する方法)を行います。

PCOS

  • PCOSの治療の基本は月経を正常化することですが、低用量ピル、ホルムストロム療法、肥満に対する食事療法の3つがあります。糖代謝異常を合併することも多く、糖尿病薬が処方されます。PCOSの既往は子宮体がんだけでなく、高血圧や糖尿病発症リスクが高くなることが明らかにされており、これは若年期からの体重管理により予防できる可能性があることが示唆されています。すなわち、若い時のPCOSに積極的に治療介入することで、将来起こりうる生活習慣病を予防することができるということに他なりません。

頻発月経

  • 頻発月経では頻回の月経出血による貧血に注意が必要です。いわゆるナプキンかぶれを併発していることもあり、訴えがなくても問診するといいです。月経の周期性を確保し、QOLを向上させるために低用量ピルを用います。3~6か月間服薬することで、服薬中止後も正常月経周期に戻ることが多いです。

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