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HIV:どんな病気を引き起こすの? 感染経路は? 検査は? 完治できる?

更新日:2020/11/11

著者塚田 訓久 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター

監修大曲 貴夫 | 国立国際医療研究センター 国際感染症センター長

  • 感染症専門医の塚田 訓久と申します。
  • このページに来ていただいた方は、「自分がHIVに感染しているかもしれない」と不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、検査を受けるか迷っている方に役に立つ情報をまとめました。

目次

  • HIV感染症は、どんな病気?
  • HIV感染症が心配になったら、どんなときに受診したらよいの? 医療機関の選び方は?
  • HIVにはどうやって感染するの?
  • どんな症状がでるの?
  • 受診したらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは? 治療の副作用は?
  • うつるの? 自分の予防のためにできることは?
  • 治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
まとめ
  • 日本におけるHIVの主要な感染経路は、コンドームを使用しない性交渉(肛門性交・膣【ちつ】性交)です。
  • HIV感染症の治療は進歩しており、1日1回1錠の治療薬を規則正しく内服することで、元気に長生きできるようになってきています。
  • 検査を受けるか迷っている方は、一度検査を受けてみることをおすすめします。
  • 検査は「スクリーニング検査」「確認検査」の2段階で行われます。第1段階のスクリーニング検査が陽性であったとしても、偽陽性【ぎようせい】(本当は感染していないのに陽性の結果がでること)の可能性があり、第2段階の確認検査を行うまで本当に感染しているかの判断はできません。


HIV感染症は、どんな病気?

  • HIV感染症は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染により、免疫力(からだの抵抗力)の一部がだんだん低下していく病気です。
  • HIVに感染したまま治療を受けないでいると、多くの方が数年から10年ほどの間に免疫が十分にはたらかない状態になり、抵抗力が保たれている人ならばかかりにくいさまざまな病気にかかりやすくなってしまいます。
  • HIV感染症の治療は進歩しており、早期に診断され適切な治療を継続していれば、HIVに感染していない方と同じように長生きできるようになっています。

コラム:日和見疾患

  • 免疫能が保たれていれば起こりにくいさまざまな病気のことを日和見疾患【ひよりみしっかん】といいます。
  • 帯状疱疹【たいじょうほうしん】、口腔【こうくう】カンジダ症、ニューモシスチス肺炎(カリニ肺炎)、結核などがあります。


HIV感染症が心配になったら、どんなときに受診したらよいの? 医療機関の選び方は?

  • HIV感染症が心配になった場合には、医療機関を受診して検査について相談してください。
  • どの科でも検査を行うことは可能ですが、特に症状がない場合には、内科や泌尿器科、婦人科、性感染症を得意としているクリニックなどで相談するのがよいでしょう。
  • 保健所などでも、病院で行われるのと同様に信頼のおけるHIV検査を無料・匿名で受けることができます。予約制の場合もありますので、「HIV検査相談マップ」(後述)などで確認してください。


HIVにはどうやって感染するの?

  • HIVの主な感染経路として、次の3つが挙げられます。

HIVの感染経路

  • コンドームを使用しない性交渉
  • 血液を介する感染(注射器・針の共用、輸血など)
  • 母子感染
  • 日本では、性交渉(肛門性交・膣【ちつ】性交)が主要な感染経路です。
  • HIVに感染していても、治療によりウイルスがしっかり抑えられている場合には、ほかの人にうつすことはなくなると考えられています。

コラム:性交渉によるHIV感染の確率

  • 未治療のHIV感染者とコンドームなしで性交渉した場合に、HIVに感染する確率に関する報告があります。
  • 膣性交の場合4~8/10,000、肛門性交(アナルセックス)の場合11~138/10,000、オーラルセックスの場合はさらに低いと見積もられています。


どんな症状がでるの?

急性HIV感染症

  • HIVに感染してから1~4週後に、次のようなインフルエンザに似た症状がみられることがあります(急性HIV感染症といいます)。

急性HIV感染症の症状

  • 発熱
  • リンパ腺の腫れ
  • のどの痛み
  • 発疹
  • 筋肉痛・関節痛
  • 症状の強さには個人差があり、急性感染症状に気づかない方もいます。
  • この症状は通常2~4週間のうちに自然に改善し、無症候期に入ります。

無症候期

  • 無症候期には、HIV感染症に関連する症状はありません。
  • からだの中ではウイルスが活発に増え続けており、免疫力がだんだんに低下していきます。

エイズ発症

  • 治療を受けないまま数年から10年が経過し、免疫力がいちじるしく障害されると、帯状疱疹、口腔カンジダ症、ニューモシスチス肺炎(カリニ肺炎)など、さまざまな日和見疾患を発症しやすくなります。これを「エイズを発症する」といいます。
  • ただ、このような症状はいずれも、HIV感染症のときだけに生じるものではなく、症状だけを手がかりにHIV感染症と診断することは不可能です。
  • 診断のためにはHIV検査を行う必要があります。


受診したらどんな検査をするの?

  • HIV検査は、「スクリーニング検査」「確認検査」の2段階で行います。

スクリーニング検査

  • 第1段階の「スクリーニング検査」は、俗に「抗体検査【こうたいけんさ】」とよばれているものです。
  • 血液を採取し、その中にHIVに反応する「抗体」が存在するかを調べます。
  • 検査方法により異なりますが、結果が出るまでの期間は数十分~数日です。
  • 「スクリーニング検査」は、見逃しをできるだけ減らすために非常に感度が良くつくられていますので、本当は感染していないのに結果が陽性となってしまうことがあり、このことを偽陽性といいます。

郵送検査キットについて

  • HIVの郵送検査キットが簡単に手に入れられるようになっていますが、これも「スクリーニング検査」の一種です。
  • 結果が陽性であった場合でも、本当は感染していない偽陽性の可能性がありますので、必ず医療機関や保健所で追加検査を受けてください。

確認検査

  • スクリーニング検査の偽陽性をふるい落とすために行われるのが、第2段階の「確認検査」です。スクリーニング検査が陽性であったとしても、確認検査を行うまでは、本当の感染か偽陽性かを判断することはできません。
  • HIV検査が陽性となったら、日本ではHIV感染症を専門に診療している医療機関(拠点病院といいます)に紹介されることが多いです。
  • 医療機関では、不安を解消するために役立つ情報を得られると思いますので、紹介されたら早めに受診することをおすすめします。


どんな治療があるの?

抗HIV薬

  • HIVの治療薬は、たくさん承認されています。複数のお薬の組み合わせ(多剤併用療法【たざいへいようりょうほう】といいます)が、非常に有効です。
  • さらに、お薬は年を追うごとに改良されており、現在では治療に必要な成分が1錠中にすべて含まれた「1日1回1錠」のお薬が主に使われています。

通院の頻度

  • 治療を開始した当初は、副作用をチェックするため月1回以上の受診が必要になることがありますが、状態が落ち着いてからは、多くの方が3か月ごとの受診となっています。
  • いまのところ、一般的な治療法でHIV感染症を治癒させることはできません。お薬は生涯飲み続けていただく必要があります。
  • 現在も世界中で研究が続けられていますので、将来は毎日飲むことが必要ない治療ができるようになるかもしれません。


お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは? 治療の副作用は?

  • 規則正しくお薬を飲み続けていただければ、HIV感染症そのものや副作用によって体調をくずすことはあまりありません。
  • 担当医の指示に従って規則正しい服薬を続けること、体調が悪くなったときにも自己判断で服薬をやめたりせず、担当医と相談することが重要です。
  • なお、HIV感染症が安定していても、梅毒【ばいどく】や肝炎など、ほかの性感染症にかかることをきっかけに体調をくずす場合があります。ご自分を守るために、適切なコンドームの使用などセーファーセックスを心がけることは重要です。
  • 合併症予防のために、禁煙は重要です。


うつるの? 自分の予防のためにできることは?

  • HIVは決して感染力の強いウイルスではありません。ですから、日常生活や風呂・トイレ・食器の共用などでHIVに感染することはありません。

HIVに感染しないようにするために

  • HIVに感染していない方においては、性交渉の際のコンドーム使用の徹底が最も重要です。
  • また、カミソリや歯ブラシなど、新鮮な血液が付着している器材の共用は避けることが大切です。

HIVをうつさないようにするために

  • HIVに感染している場合でも、治療により血液中のウイルスの量が十分に抑制されていれば、ほかの人への感染力は実質的にゼロになると考えられています。
  • HIVに感染していると診断された方は、規則正しい服薬を継続することが最も重要です。

曝露前予防について

  • HIV感染リスクの高い集団に属する方(男性同士で性交渉を行う方など)では、抗HIV薬を予防的に内服することで、HIV感染リスクを低下させることができます。これを曝露前予防(【ばくろぜんよぼう】、 PrEP【プレップ】)といいます。
  • PrEPは日本ではまだ承認されていませんが、関心のある方は、当事者団体などの情報源にあたってみてください。
  • PrEPを行っている間は、医療機関と相談のうえ、HIV検査を含む定期的な検査を受ける必要があります。定期的な検査なしにPrEPを行うことは、HIVの耐性化や副作用などのリスクを伴うため、おすすめできません。


治るの?

  • 現在の抗HIV療法は非常に強力ですが、いまのところ、一般的な治療によりHIV感染症を治癒させることはできません。
  • しかし、早期に診断されたHIV感染者の多くが、1日1回1錠の治療薬を用いた治療を受け、長期間生存しています。
  • 糖尿病や高血圧のように、治療薬の助けを借りながら元気に寿命をまっとうするイメージです。


追加の情報を手に入れるには?

HIV感染症の一般的な情報・HIV検査を受けられる場所

  • HIV検査相談マップ(https://www.hivkensa.com/)

当事者の立場から

  • 当事者の立場でまとめられた以下のウェブサイトは、不安を抱えている方、陽性と言われた方には、とても有用です。
  • HIVマップ(http://hiv-map.net/)
  • Futures Japan HIV陽性者のための総合情報サイト(https://futures-japan.jp/)
  • 特定非営利活動法人ぷれいす東京(https://ptokyo.org/)

PrEPに関する情報

  • PrEP@TOKYO(https://hiv-prep.tokyo/)

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