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  1. お医者さんオンライン
  2. 心臓と血液の循環にかかわる病気【循環器科】
  3. 心不全

心不全:原因は?むくみがサイン?症状は?検査や治療は?予防はできる?

更新日:2020/11/11

著者筒井 裕之 | 九州大学大学院医学研究院循環器内科学 教授

監修倉林 正彦1、筒井 裕之2 | 1:群馬大学大学院医学系研究科循環器内科学 教授、2:九州大学大学院医学研究院循環器内科学 教授

  • 循環器専門医として特に心不全の診療に携わっています筒井裕之と申します。
  • このページに来ていただいたかたは、もしかすると「心不全の恐れがある」と健康診断などで指摘され、不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • 心不全は、どんな病気?
  • 心不全と思ったら、どんなときに病院への受診したらよいの?医療機関の選び方は?
  • 心不全になりやすいのはどんな人?原因は?
  • どんな症状がでるの?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お薬を使った治療について教えてください
  • お薬以外の治療について教えてください
  • 運動による治療について教えてください
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは? 食事や生活で気をつけることは? 治療の副作用は?
  • 予防のためにできることは?
  • 心不全は治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
まとめ
  • 心不全とは、心臓がうまく働かなくなることで日常生活に支障をきたす病気です。
  • 心不全の多くは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因となって発症します。
  • 心不全は悪くなったりよくなったりを繰り返しながら徐々に進行し、最終的には死にいたることもあります。
  • 心不全の主な症状は、呼吸がしにくい、むくむ、疲れやすいなどです。
  • 心不全の治療は、お薬による治療と手術による治療を組み合わせて行います。
  • 少しでも心臓の力を回復させるためには、お薬などの治療とともに、患者さんご自身の日常生活の管理がとても重要です。
  • 心不全の悪化を予防するためには、患者さんとご家族が協力しながら生活することも大切です。
動画でみる まとめ

心不全は、どんな病気?

  • 心不全とは、心臓がうまく働かなくなって息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。
  • 高血圧、糖尿病、肥満、動脈硬化などは、心臓の病気の大きな原因です。これらの病気が悪化すると、さらに心筋梗塞や心筋症、弁膜症などの病気を引き起こし、心不全を招きます。
  • いったん症状がよくなっても、心不全が完全に治ったわけではありません。再び悪化させないように生活習慣に気をつけて、心不全とうまく付き合っていくことが大切です。

心不全と思ったら、どんなときに病院への受診したらよいの?医療機関の選び方は?

早急に医療機関にかかってほしい症状

  • 下記の症状がある方は、大変危険な状態である可能性があります。すぐに医療機関にかかりましょう。

こんなときはレッドカード!

  • 安静にしていても息苦しい
  • 夜間に咳がでる
  • 横になると苦しいが、座ると楽になる
  • 血圧が低くフラフラする

医療機関の受診を考えてほしい症状

  • レッドカードよりは危険性は低いですが、症状が悪くなる可能性も十分にあるので、早めの受診が必要です。

こんなときはイエローカード!

  • 体重が増える
  • 足がむくむ
  • 動いたときに息切れする
  • 疲れやすい・だるい
  • 食欲がない

心不全になりやすいのはどんな人?原因は?

  • 心不全の原因となるのは心臓病の悪化です。ですから、心臓病になりやすい人は心不全になりやすいと言えます。

心不全のリスクが高い方

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 肥満
  • 動脈硬化(血管が固くなる病気)

どんな症状がでるの?

  • 心臓は、全身に血液を送るポンプの役割をしています。心不全になると、心臓が全身に血液を送り出せず(低心拍出といいます)、送り出せない血液がからだにたまり(うっ血といいます)、いろいろな症状が出てきます。
  • その他にも、お腹の張りなど、典型的ではない症状が出ることもあります。

心臓が全身に血液を送り出せないことによる症状

  • 血圧が下がる
  • 疲れやすい
  • からだがだるい
  • 手足が冷たい

送り出せない血液がからだにたまることによる症状

  • 息苦しい
  • 夜間に咳が出る
  • 横になると苦しい
  • 動いたときに息が切れる
  • 体重が増える
  • 足がむくむ
  • 食欲がない

お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • 心臓がどれくらい悪くなっているかを評価するために、以下の検査を行います。
  • 胸部X線(レントゲン):心臓の形や大きさを調べます。また、肺に水がたまっていないかを確認します。
  • 心電図:心臓から出る電気信号を記録し、信号の異常や心臓の状態を調べます。
  • 血液検査:心臓から分泌されるBNP/NT-proBNPというホルモンをみます。心臓に負担がかかると上昇するので、心不全の診断や治療の効果が出ているかなどを評価します。数値は個人差が大きいので、患者さんごとに目標値を設定します。
  • 心臓超音波検査(心エコー):心臓の形・大きさ・働きを調べ、心不全の原因や重症の程度を調べます。

どんな治療があるの?

  • 心不全の治療には、お薬を使った治療と、原因の心臓病の手術などお薬以外の治療があります。また、生活習慣を見直し、運動にとりくんでいただくことも必要です。

お薬を使った治療について教えてください

  • 心不全の治療に使うお薬には、主に心臓の負担を減らす薬、心臓の動きをコントロールする薬、体のむくみを取る薬の3種類があります。
  • ほかにも、血の塊(血栓)を作らないようにする薬や心臓を強くする薬を、症状に応じて使います。

心臓の負担を減らす薬

  • レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系抑制薬が使われます。
  • 血圧は心臓から送り出される血液の量や血管の太さによって決まります。それらをコントロールしているホルモンを抑えることで、心臓を保護します。
  • 副作用として血圧が下がりすぎたり、空咳がみられることがあります。
コラム:心不全の治療に使われる治療薬
  • レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系抑制薬には、ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬、ARB (アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬があります。
  • 空咳の副作用があるのはACE阻害薬です。

心臓の動きをコントロールする薬

  • β遮断薬というお薬です。
  • 交感神経の緊張を和らげ、疲れた心臓を休ませて元気にするお薬です。少ない量から始め、血圧・脈拍・症状をみながら徐々に増やしていきます。
  • 副作用として血圧が下がりすぎたり、脈が遅くなりすぎたりすることがあります。

体のむくみを取る薬

  • 利尿薬というお薬です。
  • からだにたまった余計な水分や塩分を、おしっことしてからだの外に出す働きがあります。むくみを取り、心臓の負担を減らします。
  • おしっこが近くなることがありますが、自己判断で中止しないでください。困ったことがあれば医師に相談してください。
血の塊を作らないようにする薬
  • 抗凝固薬・抗血小板薬というお薬です。
  • 心不全になると血液がうまく送り出せないために、血管の中に血の塊ができてしまうことがあります。血の塊は血管に詰まると心筋梗塞や脳梗塞という病気を引き起こしてしまうことがあります。血液をサラサラにして血の塊を作らないようにします。
  • 副作用として血が止まりにくくなるので、ケガなどの出血に注意が必要です。また、手術などでお薬の中止が必要なときは、必ず医師に相談してください。このお薬を中止することで、脳梗塞・心筋梗塞を発症するリスクが高くなることがあります。

心臓を強くする薬

  • 強心薬というお薬です。
  • 弱った心臓の働きを強化する効果のあるお薬です。

お薬以外の治療について教えてください

  • 心不全の原因になっている病気に応じて、手術などで治療していきます。主な病気の治療法を簡単にご説明します。

冠動脈疾患の治療

  • 狭くなった心臓の血管(冠動脈)をひろげて血液の流れをよくします。風船やステントという金具を血管の中にカテーテルで入れる治療です。
  • カテーテルでの治療が難しい場合は、他の血管をつなげるバイパス手術をおこないます。

弁膜症の治療

  • 心臓の弁の働きが悪くなった患者さんでは、弁の形を整える手術や、人工の弁に取り換える手術をおこないます。
  • 通常は胸を開いて行う手術ですが、体力が低下している患者さんの場合は、からだへの負担が少ないカテーテルで治療をおこないます。

不整脈の治療

  • ペースメーカ:脈が遅くなる不整脈に対して機械で電気刺激を送り、心臓の調律を整えます。
  • 植込み型除細動器(ICD):命にかかわる不整脈が起こったときに電気刺激で不整脈を止めて、突然死を予防します。
  • 心臓再同期療法(CRT):心臓にタイミングよく電気刺激を与えて収縮のズレを調節し、心臓の働きを改善します。
  • カテーテルアブレーション:不整脈の原因となる異常な電気興奮が出ている場所を焼却し、不整脈の発生を止めます。カテーテルで行います。

呼吸補助の治療

  • 睡眠時無呼吸など、呼吸に問題を抱える患者さんに対して、呼吸を補助するための機械を使います。持続陽圧呼吸療法(CPAP・ASV)といわれる治療です。
  • 呼吸を補助することで、心臓の負担をとります。

植込み型補助人工心臓・心臓移植

  • 心臓移植は、提供いただいた健康な心臓を移植する治療です。
  • 一般的に、臓器が提供されるまでには、年単位で時間がかかるため、待機期間中は、弱った心臓の働きを助ける補助人工心臓をとりつけることがあります。

運動による治療について教えてください

  • 適切な運動は、体力の向上や筋力の維持だけでなく、心臓の負担を減らすことにもつながります。ぜひ積極的におこなってください。
  • ただし、医師からの注意点を守り、とくに最初の1ヵ月は軽い運動から始めてください。

運動の種類

  • 有酸素運動:歩行、自転車エルゴメーター、軽いエアロビクスなど
  • 低強度レジスタンス運動:自身の体重や軽い重り、またはゴムバンドを使用するなど

運動の強さ

  • 息切れせず、会話をしながらできる程度でおこなってください。
  • 「ややきつい」と思う強度を超えないようにしましょう。
  • また、翌日に疲れが残らないようにしましょう。

運動の時間や回数

  • 1回5~10分から始め、20~30分を目標にします。
  • 1日1~2回おこないます。週に3日以上を目標にしましょう。

注意していただきたいこと

  • 運動療法は正しく行わないと心不全を悪化させてしまうこともあります。特に注意していただきたいことをまとめました。

運動をしてはいけないとき

  • 息切れが悪化しているとき。とくに安静にしていても息が切れるときは要注意です。
  • 体重やむくみが増えているとき。
  • 動悸がするとき。
  • 強い疲労感やめまいがするとき。

注意してほしいこと

  • 満腹時や空腹時を避け、食後1~2時間はあけましょう。
  • どのくらい水分をとってよいかは、医師と相談してください。
  • 極端に暑いときや寒いときは控えましょう。
  • 気分や体調のすぐれないときは休みましょう。
  • やりすぎには注意してください。

お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは? 食事や生活で気をつけることは? 治療の副作用は?

  • 食事の塩分に気を配ることや、定期的に通院し、処方されたお薬をきちんと飲むことなど、生活習慣の見直しと日頃の体調管理が心不全の悪化を予防する基本となります。

薬は指示された用法・用量を守り必ず飲みましょう

  • 心不全はかぜなどと違い、薬がなくても大丈夫という状態に戻る病気ではありません。調子がよくなっても、お薬をやめると悪くなります。
  • ですから、薬は指示された服用回数、服用量を守って忘れずに飲みましょう。自己判断での中止や変更はしないでください。
  • 副作用の症状に気づいたら、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

内服管理のコツ

  • 飲み忘れを防ぐには、薬の一包化や、お薬カレンダーの使用が効果的です。
  • 詳細は薬剤師に相談してみてください。また、ご家族も一緒に服薬の確認をしていただくことをおすすめします。

お薬手帳と心不全手帳を一緒に持参しましょう

  • かかりつけ以外の医療機関を受診する際は、お薬手帳があると処方内容を把握するのに役立ちます。心不全手帳と一緒に持参することであなたの病状を医師に伝えるのに役立ちます。

予防のためにできることは?

  • 心不全を予防するために気を付けていただきたいことを下記にまとめました。

心臓に負担をかけない生活のススメ

  • バランスのよい食事を心がける
  • 塩分の摂りすぎには注意する
  • 自分の体に合った運動をする
  • 安静のしすぎには注意する
  • 便通を整える
  • 心臓に優しい入浴をする
  • ストレスとうまく付き合う

心不全は治るの?

  • 残念ながら、心不全はかぜなどと違い、完全に治る病気ではありません。ですので、心不全との付き合い方を学び、悪化してしまった場合に備えていただくことが大切です。

心不全との付き合い方

  • 心不全を悪くしないためのコツを知り、上手に付き合いながら生活していってください。
  • 調子が悪くなったと気づいたときは、早めに病院を受診してください。心臓へのダメージを最小限にとどめることができます。

心不全が悪くなってしまったときに備える

  • 医療が進んで治療方法は増えました。しかし、身体的経済的に負担がかかる治療や、その後の生活が大きく変わる治療もあります。
  • 日頃から医師に、病気のこと、治療方法、それぞれの治療の効果や負担について、聞いておきましょう。
  • また、あなたが生きる上で大切だと思っていること(価値観)や、どのように生活したいかという気持ちはとても大切です。そういったイメージを医療者に伝えて、一緒に治療の目標を考えていきましょう。
  • また、あなたの考えを一番理解し、いざというときに代弁できるご家族や親しい人がいると心強いです。日頃から考えを伝えておくようにしましょう。

追加の情報を手に入れるには?

  • 日本心不全学会から、患者さん向けの心不全手帳が出ています。
  • http://www.asas.or.jp/jhfs/topics/shinhuzentecho.html
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