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  1. お医者さんオンライン
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クローン病:どんな病気?検査や治療は?完治できる?日常生活の制限は?

更新日:2020/11/11

著者仲瀬 裕志 | 札幌医科大学医学部消化器内科学講座

監修中島 淳 | 横浜市立大学医学部肝胆膵消化器病学教室 主任教授

  • 消化器内科(炎症性腸疾患)専門医の仲瀬 裕志と申します。
  • このページに来ていただいたかたは、もしかすると「自分がクローン病になってしまった?」と思って不安を感じておられるかもしれません。
  • いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。
  • 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。

目次

  • クローン病は、どんな病気?
  • クローン病になりやすいのはどんな人?原因は?
  • どんな症状がでるの?
  • クローン病と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?
  • お医者さんに行ったらどんな検査をするの?
  • どんな治療があるの?
  • お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?食事や生活で気をつけることは?治療の副作用は?
  • 治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?
  • 追加の情報を手に入れるには?
まとめ
  • クローン病とは、口から肛門までの消化管の粘膜に炎症がおきる疾患です。 
  • 原因はまだ明らかとなってはいません。
  • 栄養療法と薬物療法を基本としたさまざまな治療が開発されており、一人一人の患者さんにあった治療を行うことができます。
  • 症状が出なくなれば、食事に注意を払っていただくことで、健康な人と変わりない日常生活を過ごすことができます。
  • クローン病は指定難病であり、自己負担分の治療費の一部または全部が国または自治体により賄われることがあります。


クローン病は、どんな病気?

  • クローン病とは、口から肛門までの消化に関わる器管の粘膜に炎症が起きる疾患で、若い方に多くみられます。
  • 炎症が起きるのは特に小腸と大腸に多く、お腹の痛み・下痢・血便に血が混じる・熱が出る・体重が減るといった症状があらわれます。
  • また、関節の痛みや皮膚炎などの症状が伴うこともあります。
  • クローン病は指定難病であり、自己負担分の治療費の一部または全部が国または自治体により賄われることがあります。


クローン病になりやすいのはどんな人?原因は?

  • 日本では患者さんの数が増加している傾向にあります。2014年度では約4万人の患者さんがおられ、30歳代が最も多いとされています。
  • クローン病の原因は、残念ながらいまだに明らかとはなっていません。
  • 病気になりやすい遺伝子をもっている方が、食事や生活環境の影響を受け、腸内細菌に対する異常な免疫反応が起こった結果、クローン病が発症すると考えられています。
  • 喫煙はクローン病を発症させる危険因子とされています。


どんな症状がでるの?

  • クローン病になると、下記のような症状があらわれます。

クローン病の主な症状

  • 夜間に目が覚めるほどのお腹の痛み(特に右下あたり)
  • 下痢
  • 口内炎
  • 肛門の痛み
  • 発熱
  • 血便(※頻度は少ないです)
  • 関節の痛み
  • 皮膚炎や皮膚の潰瘍【かいよう】


クローン病と思ったら、どんなときに病院・クリニックを受診したらよいの?医療機関の選び方は?

  • 下記のような場合は、医療機関の受診を検討してください。
  • 2週間以上、お腹の痛みと下痢が続く場合。
  • 体重が減り、熱が続いている場合。
  • お腹の痛みが原因で、就寝中に目が覚めることが多い場合。
  • おしりの痛みが続く場合。


お医者さんに行ったらどんな検査をするの?

  • クローン病を疑った場合、病院では下記のような検査を行います。
  • 血液検査:体の中の炎症反応を調べます。
  • 内視鏡検査(上部・下部・小腸):消化管(食道、胃、小腸および大腸)の中に炎症が起こっていないかどうかを確認します。
  • 消化管造影検査:消化管がきれいな状態か、特に狭くなっているところがないかを調べます。
  • CT検査・MRI検査:消化管以外のお腹の中の炎症の状態を見ます。肛門を詳しく調べる時にも使用します。


どんな治療があるの?

  • クローン病では、症状と消化管の炎症の程度に応じて、栄養療法と薬物療法が行われます。
  • 主治医の先生とよく相談して、ご自分にあった治療を選んでください。

栄養療法

  • 栄養療法は、通常なら口から食物を取り込んで消化管で栄養を吸収するところ、点滴や、鼻・腸などに直接チューブを入れて栄養剤を流し込む方法です(中心静脈栄養・経腸栄養療法といいます)。
  • 炎症が続いている間は中心静脈栄養や経腸栄養療法を行い、少しずつ口からの食事を再開します。症状の悪化がないことを確認しながら、徐々に食事量を増やしていきます。
  • とても安全性が高い治療で、とくに小児の患者さんには、よく行われています。
  • 栄養剤の味が口に合わない場合には、鼻からチューブを入れて、栄養剤を投与することもあります。ただし、お腹の痛みや下痢がひどい時はあまり好ましくありません。

薬物療法

  • 消化管粘膜の炎症を抑えるお薬や、つらい症状に対するお薬を組み合わせて使います。

コラム:クローン病の治療に使うお薬

  • 5-アミノサリチル酸製剤:症状が軽い場合に使う飲み薬です。
  • 抗生物質:痔瘻から膿が出たり、肛門の痛みを伴う場合に使います。
  • ステロイド剤:高い熱が出たり、腹痛などの症状が強い場合、5-アミノサリチル酸製剤だけでは症状がおさまらない場合に使います。飲み薬と点滴の両方があります。
  • 免疫調節剤:ステロイドの使用を抑えるために使う飲み薬です。また、ステロイドが使いにくい患者さんにも使うことがあります。
  • 生物学的製剤:ステロイド治療や免疫調節剤による治療を行っても改善しない場合や、痔瘻がなかなか良くならない場合に使用します。点滴や皮下注製剤があります。抗TNFα抗体製剤や抗IL-12/23p40抗体製剤が日本では使われています。


お医者さんで治療を受けた後に注意をすることは?食事や生活で気をつけることは?治療の副作用は?

  • クローン病の患者さんは、口からの食事を再開したときに病状が悪化することがあります。そのため、食事療法を続けていただくことが大切です。
  • 症状がないときにお勧めする食事の基本を下記にまとめました。

クローン病患者さんの食事療法

  • 食事の基本は、低脂肪・低残渣・高カロリーです。
  • 脂肪の取りすぎは控えてください。下痢やお腹の痛みの原因になります。
  • 脂肪はn-3系脂肪酸(魚介類・しそ油・菜種油等)で摂取することをお薦めします。飽和脂肪酸(肉類の脂・バター等)やn-6系脂肪酸(ごま油・マーガリン・コーン油等)は避けてください。
  • 果物や海藻類に多く含まれる水溶性食物繊維を積極的に摂取してください。水溶性食物繊維は腸管の粘膜を修復する作用や、腸内細菌を整える作用もあります。
  • 炭水化物は消化しやすく、腸管に負担をかけないのでエネルギー源として望ましいと考えられています。
  • タンパク質を摂取するときは、白身の魚、鳥肉などが望ましいと考えられています。


治るの?治るとしたらどのくらいで治るの?

  • 現時点では、クローン病が完治するかどうかは明らかではありません。
  • しかしながら、薬物療法の著しい進歩により、多くの患者さんは健康な人と変わらない日常生活を送ることができています。
  • 今後も、新しい薬剤が開発されるはずです。ですので、患者さんには、希望を持ってほしいと思います。


追加の情報を手に入れるには?

  • 「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」班
  • http://www.ibdjapan.org

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